2011/03/30

survival

どうしても元の路線になかなか戻れない。死ぬも地獄、生きるも地獄の様相が続いている。放射線物質が海に流れ込んだら当分の間魚は売れない事態に陥る。外国から損害賠償の話が来るのだろうか?国家としてのリスク管理義務が制定されるかもしれない。ある意味で日本のような地震が多い国には原発は無理だという展開になるかもしれない。安心な国で電気を作って供給してもらうというスキームが生まれるかもしれない。救世主が現れてほしいものである。

2011/03/28

復興費

もっと明るい話題をと思うがなかなか気分が晴れない。さらに仕事の面でも、すでに3月で今年は我慢の年という雰囲気がすでに充満している。じたばたしても仕方がない。極力節約して乗り切るしか・・・と思ってきた。 さてこの震災の復興にいくらかかるのだろうと思い始めた。新聞によっていろいろ書かれているが20~30兆円くらい?国家予算が250兆円くらいだたら10%位か? どこから捻出するか?義援金が○○億円で「すごいなあ」と思うが全体を考えたらぜんぜん足りない。今、国が国民一人あたり600万円借りているといわれている(生まれたての赤ちゃんにも借りていることになる)。それを630万にしてよということになるのだろう。結局はそれしか政治家というのは思いつかない人種みたいである。なにせパイを大きくする方法をまったく知らない人種だもんねえ。「政治主導」っていうのは間違いだと思う。まず経済ありきですよ。 「笑い飯」も言っている. 「世の中銭や」「銭が一番や」

2011/03/27

原発とひきこもりのトップ

津波から原発の放射能に焦点は移ってきて、別の意味で世界中から注目されている。それなのにわが国のトップは「引きこもり」中である。はっきりいいましてトップの資格はないと思います。当面枝野さんやってよ (聞くところによると最近は子供達は枝野さんが日本で一番えらいと思っているらしい)。顔が見えないトップは信用できない。よくても悪くても堂々と受け答えをしないとあかんと思う。非常事態だから当面このままという感じだけど、トップは首を替えたほうがいいと思いますが民主党さんどうですか?

2011/03/24

elizabeth taylor

エリザベス・テーラーが亡くなった。日本でも有名であるが、それほど人気が高かったとは思えない。アカデミー賞の主演女優賞を2回もらっているのにオードリー・ヘップバーンの人気に遠く及ばない。どうもこの手の顔は日本人好みでないらしい。返せばグラマー美人であるから欧米人の男達に人気があった。

昔、中学生のときに「クレオパトラ」という映画が封切りされた。当時の新聞に大々的に広告を打ってエリザベス・テーラー扮するクレオパトラの写真とエジプトのピラミッドのシーンが載っていた記憶が残っている。見に行きたいなあと思ったものである。ただ18歳未満お断りの映画でもないのに何故か中学生には早すぎるような気がした。大人になったら何時か見たいと思っていた。ただ膨大なDVDを見てきたのに未だ見ていない。

2011/03/23

cyndi lauper

以前「BONES」というテレビドラマのことを書いたことがあった。そのときボーンズことブレナン博士がシンディ・ローパーの歌を歌うシーンがあって結構上手だったというような事を書いた記憶がある。先日、そのBONESのシーズン5の1作目を見ていたら、なんと本人がゲストで占い師役で出ていた。驚いたと思ったら、なんとこの間、偶然来日していた。被災者に励ましをという気持ちをこめて熱唱だったようである。このシンディ・ローパーという人は結構僕の回りに突然出てくる御仁で赤の他人と思えないことがある。先日来のリック・デリンジャーもいつの間にかシンディのコンサートのバックミュージシャンを努めていたり不思議な人である。今度のCDもよさそう。

2011/03/21

お葬式

先日かみさんの父上が亡くなって葬式をしました。個人的には「死」というイメージはどうもこのジャケットが僕の脳裏に焼きついていて、「joy division」の「closer」をアップしました。故人の形見に使っていたパソコンをもらってきました。僕が購入手続きをして、設定もして、無線ランをはって、「you tube」の見方を教えて(特に巨人ファンだったので王・長島の時代、天覧試合さらにプロレスの力道山、デストロイヤー・・)あげたので、一時期、非常に喜んで見ていた時代があったようです。
持ってきて帰ってきたPCを我が家で見れるように設定して今日1日が終わる。ただ触っている度に故人を思い出すので難儀である。時間が経つのを待つしか他に手がなさそうですね。

2011/03/18

格調高い

「 格調高い」でググったらこの絵が出てきた。う~む格調高い絵か?ある意味そうかもなあ。なぜ「格調高い」という言葉を思いついたのかと自問自答すれば、被災の特集番組が段々少なくなってきて変わりに「格調の低い」「くだらない」タレントの下らなくかつ下品な番組がのさばりだして来たからである。折角の機会だからこの機会に少なくとも「格調の高さ」は維持する番組に変えたらよかったのにと思っているのは僕だけだろうか??もうNHKしかやっていない感がある。

2011/03/17

atom bomb

福島の原子力発電所の放射能漏れで被曝の程度が話題になっている。被曝と被爆は違うのだと解説者は力説するがもっとはっきり読み方の違う名称を考えないとみんな被爆だと思う。それほど原子爆弾のイメージが強すぎる。もうちょっと被曝しただけで死んでしまうと思っている人もいると思う。原発の対処法は水で冷やすだけだと解説者は言っている。そんな簡単なことをなぜやらないのかを説明してほしい。多分、まともな理由があるはずなんだけど上(東電幹部、保安院、政府)がそれを説明できない。現場の苦労がわからない。
でもつくづく思うことは今の総理大臣は頼りないなあ。史上最低の総理大臣のときに最悪の事態が起きてしまった。昔サラリーマン時代の出来の悪いアホな上司を思い出してしまった。出来の悪い上司と組まされたら運が悪いと思って諦め次の異動まで辛抱だというのが人生経験豊かな先輩のアドバイスだったけど、今の時期辛抱しておいていいのかなあ(日本なくなったりして)。今の総理の顔をテレビで見るたびに憂鬱になりますです。
世界中が注目しているこの時に「総理と東電は仲が悪い・・」とかいう三流新聞の見出しを見るとほんまにこの国ってあかんかもしれんと思い、災害地で頑張っている人を見ながら「ほんまに(今の体制で)大丈夫かな」っと益々憂鬱になってしまう今日この頃である。

2011/03/15

tsunami (2)

津波の被害の甚大さに驚いていたら、原子力発電所の被害というか放射能の漏れの危険性が次の課題となっている。NHKや民放を見ていたら、出演者にある一種の役割というものがあることに気づく。たいていアナウンサーが原発に批判的で大学の研究者が推進派みたいである。批判的な第3者をあてがうのでなく、なんかアナウンサーや東電に取材している記者などのマスコミがけんか腰である。これはどうも原発の必要性云々の科学的なアプローチでなく、広島・長崎の経緯から原子力発電が原子力爆弾と同じように考えられる傾向が多分に日本ではあるために、批判的なスタンスが読者の支持を得やすいという目論見があるようである。またそのような国民の先入観が形成されているために電力会社の発言もどこか逃げ腰である。なるべく人目につかない形で収まりたいようである。
どう考えても、風力発電や太陽光発電ではこれからの電力需要にほとんど寄与しないし、水力発電はコスト高、石油は限りある。いろいろ考えたら地震が来ようと津波が来ようと大丈夫な原発を作るしかないように思うけれど、建物や炉をはじめとするハード面もさることながらいざというときに何とか切り抜けるソフトのほうがお座なりになっているような気がしてならない。モーターが止まる、電源がない、ポンプの燃料が切れた・・・東電の株価が下がっても仕方がない。

2011/03/14

tsunami


東北地方太平洋沖地震が11日の午後2時46分に発生して3日以上経過した。ちょっといつもの路線のブログを考える気にもならない。マグニチュードという数値はなかなか難しく、8.8から9,0に変更された、この0.2の差はどれくらいのものかと思えばテレビの専門家は2倍の差だという。その専門家は神戸の地震の300倍くらいだと言った。まさかと思うが、僕は正しいか間違っているかの知識がないのでなんともいえない。ただ神戸の時より被害者は多いかもなと思った。それは津波が来るからだと思った。津波という言葉は小学生の時にチリの地震で津波が東北地方に来た話で知っていた。確か数ヶ月前にテレビの東北地方を旅する番組でおじいさんが「昔、チリの津波でここまで波が来たんだ」という話をしていた記憶がある。その時、そのおじいさんは、今度津浪が来たらここまで登れば大丈夫だと言っていたように思う。多分今回ははるかに超えたんだろう。

2011/03/08

johnny winter and

これは「johnny winter and」というバンド名のライブアルバムのジャケット。ライブアルバム数々あれど何が1番か?と聞かれたら必ず候補に上がってくる1枚です。johnny winter がリードギターなんで、johnny winter とそのサポートメンバーという風に捕らえられがちでありますが、このandまでで一つのバンド名らしい。このバンドにrick derringerがおります。1曲目からぶっ飛びます。高速ツインリード爆発。是非お聞きください。もうアマゾンで安いです。送料無料ですし。ほんまにアマゾンって儲かるんかなって思ってしまいますが儲かってるんでしょうね。ほんまに価格のからくりって複雑ですわ。かなり話が逸れてしまいました。

2011/03/07

rick derringer (2)

これがマッコイズの時代の写真、一番左がリック・デリンジャーです。「ハング・オン・スルーピー」と「フィーバー」と連続でヒットさせて期待のアメリカの星になるかな?と思わせた時代もありました。当時はもうイギリス勢の攻勢でアメリカ勢はタジタジの時代で堂々と迎え撃つサウンドで気に入ってました。(バーズなんかのフォークロックなんかよりこっちが好きでしたね)その後、あんまり真面目にはフォローしていなかったのですが、ジョニーウィンターのライブアルバム「ジョニーウィンターアンド」のバックミュージシャンで突然出てきて(僕にとっては突然出てきたのです)びっくりしました。「お~元気でしたか」という感じでした。その後は結構真面目にフォローしとります。やっぱり一芸に秀でていることは飯の種だと思うことが多いですね。この人なんでもこなしますから多才な人です。2002年に「FREE RIDE」というCDを出しているのですがこれなんかウェス・モンゴメリーかと思うようなギターサウンドで最近はこれを良く聞いてます。アコースティックっぽくてジャジーな「ロックン・ロール・フー・チー・クー」なんて最高でっせ。

2011/03/06

rick derringer

ちょっといつもと違う路線が続いたので、メインの60年代ロックに戻りましょう。これはrick derringerのソロアルバム「all american boy」です。手袋してギター弾けるんか?という素朴な疑問は置いときまして、その昔マッコイズというバンドで「ハング・オン・スルーピー」という全米NO.1ヒットを放っております。解散してからソロアルバム出して、その後エドガー・ウィンターやジョニー・ウィンター達と一緒に活動したり。また「DERRINGER」というバンドを作ったり、さらにシンディ・ローパーの公演のバックバンドを努めたり、実によく働くロッカーさんです。よく働くのは今も続いてましてレコード(CD)も出すし、ライブ活動もやっているみたいです。HPも常に新しくなってます。CDも実に多彩な音で迫ってきます。ほんでギターが上手いですね。ブルースからジャズまで、何でもそこそここなします。ボーカルもそこそこです。そんなわけで今も新しいCDを出すから買うので意外とrick derringerのCDが増えてしまっている。

2011/03/05

京都大学

京都大学の不正入試事件で大騒ぎである。色々と手口を予想していたのと大きく違っていて世の中なかなか思い込みと違うなあと改めて思っている。それほどハイテク器材を使っていなかったようである。
もう一つ僕の思いと違っていたのは、年配の方々から京大に電話が相次いだということである。要は「監督がちゃんと出来ていない」「何故すぐに警察に被害届を出したのか」「前途ある青年にもうすこし・・・」というようなものである。さらに著名な脳科学者も同様な非難をされている(個人的にはこの方にはまずちゃんと納税しなさいと言いたいけどね)。
大学は昔から自治というような概念があって、これが僕にはようわからんのですが、昔の学生運動華やかりし頃にも機動隊を呼んだら大学側が非難されるという訳のわからんことが起こっていた。(内ゲバで人が負傷しているのにかかわらずである)
中には、カンニングというのは、見つけることが出来ない方が悪いような論調もあってなんか世の中の常識がわからなくなってしまう。でもこういう通信機を使った犯罪は警察でないとこんなに早く犯人(と呼んでいいのかな)を特定できなかったとも思う。
正直なところカンニング自体はそれほど悪いとも思っていない(やりなさいとは言わない)けれど「世の中のシャレ」の範囲を超えてしまっていたように思う。誰しもカンニングペーパーを作っているうちにそこんとこは覚えてしまって要らなかったというような経験を持っている人は多いと思う。
それと予備校に下宿して1年間200万円もかかる仕組みもどうかなあとおもう。みんな大学だけは行くもんね。もう昔みたいに人口の25%くらいの規模にしたらどうだろうか?みんなが行くから親も無理してしまう。お父さんお母さんが疲弊している。

2011/03/04

SHARAKU (3)

写楽は誰だ?という話題は沢山の諸説を生み出しそれなりに面白かった。もともと斎藤十郎兵衛だと書かれてある「増補浮世絵類考」をあんまり信用せず次々と新説が登場してきた。ところがどうもこの斎藤十郎兵衛という人物が写楽であるようである。「え~そんなん面白ないやん」という声を尻目にドンドンこの斎藤十郎兵衛説は着々とその信頼性を確保してきている。正直アンチ斎藤十郎兵衛派の論陣は旗色が悪い。
ややこしいから、もう斎藤十郎兵衛が東洲斎写楽だったとしましょう。
それで、なんであんなに画風が変化していったのか?どうしてあっという間に辞めてしまったのか?・・という諸問題の謎を解いていってもらいたいなあと思っている。そう思っていると、先日、宇江佐真理という作家の「寂しい写楽」という本を読んだ。この本は斎藤十郎兵衛が写楽であることが前提で「写楽は誰だ?」の路線でなく、上記の謎に挑戦して面白い作品に出来上がっている。

2011/03/02

SHARAKU (2)

写楽の名前を知ったのは趣味週間の切手である。ビードロを吹く娘(だったかな)が出た頃と同じ頃に出たような(といっても1年に1枚だからいい加減な話です)気がする。昔、切手の相場のわかる小冊子が流行って子供の頃これを見て値上がりしたとかと言って喜んだり、友達と交換する時もこの相場をベースに決めていた。100円の相場の切手なら50円の相場の切手を2枚とかね。その中でこの「写楽」の切手は高かった。「月に雁」や「見返り美人」なんぞは小学生だった僕らの収集アイテムには入らなくって、持っているなかで高価のものは「写楽」と文通週間の「蒲原」くらいだった。
なぜ写楽だけが高いのか不思議であった。当時趣味週間の切手には浮世絵がよく使われていてそれで歌麿の名前も覚えた。同じ浮世絵なんだけどこの「写楽」は他と違って(今から言っている話なんであてにならないけど)。子供受けするというかちょっと漫画チックであったように思う。妙に印象に残ってしまうというか。その時は謎の絵師なんてことは全く知らなかった。「写楽の鰕蔵は高い」これは大事においておく・・・といって今もおいてある。といってもたった1枚の切手である。それでも宝物です。