この雑誌が出てしばらくして1971年の4月号で「ロック・アルバム100選」というものを特集して出した。当時本当にすばらしいレコードがわんさかと出てきて、いったいどれを買って聞けばいいのかわからないという状況だったのでこの特集は時代が要求したものだった。そこに選ばれた100枚はどれを買ってもまあ「この推薦はちょっとおかしいのでは?」と首をかしげるものは少なく、まあ外れはなかったと思う。この100選というのはその後も2次の特集がなされたが、一番初めに比べたら、もう時代が拡散し始めていて、何を買っても感激するというものではなかった。もう自分に合う音楽は自分で探さないといけない時代になっていた。初めに選ばれた100枚についてはアルバイトしては1枚ずつ集めていった。さすがに全部は集められなかったと思う。また絶対に趣味が合わないというのもあったから全部集めるつもりはなかった。ただそれは趣味の問題で選ばれたものにはそれなりの尊敬の念を抱いたものである。
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