表題の映画を見てきた。本は以前から面白いよと周囲から聞いていたが、なにせ老眼が日増しに進んでから、紙媒体のものは億劫になって見る意欲が減退してしまっている。そういう意味では僕にとって映画を見るという行為は本のダイジェスト版を見に行くようなところがある。映画は面白かった。ただもともと原題に「女性を蔑視する男」というサブタイトルがついているだけあって、エグイ男ばかり出てくる。保護観察を受けてる女性を食い物にする保護司(弁護士)と一番は連続的猟奇的な殺人事件(ほとんどレイプ後殺害)。この一連の事件が一番のポイントなんですが、これが単なる変態家系なのか個人の病癖なのか、さらに企業が進出する地域で忌まわしい事件が起きるのはどういうことなのかがいまいちよく分からなかった。この辺りは本を読めば書かれているのでしょうか? それとこの映画はスウェーデンの話でアメリカ次いでイギリス、フランス、イタリアの映画にはまだ免疫があるかなと思うが、スウェーデンの社会事情というものにはあんまり詳しくない。ある意味理想的な福祉国家、きれいな自然、日光浴に群がる人々的なイメージがあるが、意外とこういう女性を蔑視する獣社会なのかなと思ったりして、まあこれも単なるひとつの小説(+映画)からその国全体のイメージを作り上げるのは危険ですが、北欧に対して日本人が一般的に持っているイメージというのはほぼ「いい」イメージだと思うので、実体はそうでもなさそうだということは間違いなさそう。
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