トルコっていえばこのトプカピ宮殿しか知らないのですが(他に知っているとすれば007のロシアより愛をこめてのみ)、この映画は面白かった。
確か1964年の暮れに見に行った。以前にも書いたけれど、たまたま某都市銀行の支店長の息子と同級生だったもので、なんというか親の名刺を見せたら入れてくれるという実に古き良き悪しき慣習が残っていた時代で彼のおかげで随分とただでいい映画を見ることができた。
このトプカピという映画は、あとでギリシアの大臣にもなるメリナ・メルクーリが主演の女泥棒の話で要はトプカピ宮殿の中の宝物をいただこうというお話。アップしたのは当時のパンフレットの表紙で上から宙吊りのシーンが載ってますが、上から宙吊りで降りてきます。なんかこういうのって後のミッションインポッシブルにもあったなあと思うのですが、パロディなのかな。
メリナ・メルクーリが主演なのですが、助演のちょっと間抜けな仲間(仲間に入れられてしまった)のピーター・ユスチノフが実にいい感じの演技である意味彼が主役ともいえる。彼はこの作品でアカデミー賞の助演男優賞をもらっている。
偶然かも知れないけれど、1964年に007の「ロシアより愛をこめて」とこの「トプカピ」という映画がトルコのイスタンブールをロケ地にして撮られたのは不思議な因縁を感じてしまう。
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