2016/08/28

未詳

既に亡くなったのであろうという情報しかない歌手がいらっしゃって「安田南」という。
WIKIでは「未詳」となっている。
僕はこの手の音楽には疎く、じゃあどうして知っているのかと問われれば、大学を出て入った会社の寮生活における馬鹿との交流から知った。
寮生活って面倒だなと思っていたが、やってみると楽しかった。いろんな人物がいて、僕みたいなロック馬鹿に匹敵するジャズ馬鹿も多かった。さらにオーディオ馬鹿には色々とお世話になった。
他には業種がら「車馬鹿」が一番多かったですけども。
さて、そのジャズ馬鹿の一人が「これはすごいのだ」と力説して、その部屋に行く都度聞かされていたのがこのレコード(当時はレコード)。
正直、当時ハードロックどっぷりの僕には軟弱な音に聞こえましたが、褒めないと帰してくれそうもないから「ええやん」と答えてましたけど。
その後いろんなロックやフォークやジャズに詳しい人種との交流から、「プカプカ」のモデルはこの安田南であるらしいとか、突然レギュラー番組を降りて行方不明になったとか、まあ当時の時代ならさもありなんという話を聞いた。その話を思い出して随分と年月が経ってからCDを買って聞いている。年とともにジャズも聞き、さらにブライアン・イーノの環境音楽まで聞くようになった。もう枯山水の境地である。
もう既に亡くなっているのでしょうか?実はまだ健在でしたら、あれから40年経ち、何を思うか聞いてみたいものである。
そういえば「プカプカ」の西岡恭蔵も死んじゃったですね。
個人的には、この手の歌は名作には違いないけれど、なんか終末の概念が想起されて、僕には苦手の歌の範疇です。だからあんまりすすんで聞かなかった。僕にはしんどい。

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