この映画も久しぶりに見た。1985年の映画だった。この頃には見ていないな。この頃は仕事ばかりしていた気がする。
平成になった頃、ちょっと時間が出来たので話題になって見ていなかった映画をレンタル屋(今もあるのだろうか)で借りて片っ端から見ていた頃の「名作」。ぼくはこの映画でハリソン・フォードにアカデミー賞(主演男優賞)をやりたかったなといつも思っている。
僕の好きな映画はまずアカデミー賞候補にならないし、逆にアカデミー賞撮った映画を見てもそれ程感動するのに出会わない(もちろん感動するのもあるけどね)。
この映画で、一番新鮮だったのは「アーミッシュ」と呼ばれるキリスト教の一派?が昔のままの生活様式を貫いて生きている姿。どうもこの映画がすべて真実を伝えているかは分からないけれど、ものすごく禁欲的ななんというか聖人みたいな人生を送らねばならない大変な宗教のように思えた。(絶対僕には無理だ)
まあ映画なので、そのアーミッシュの女性とハリソン・フォードが仲良くなってしまうのですが、映画を見たアーミッシュさんは「絶対にあり得ない」とおっしゃっているそうです。
あり得なかったら映画としては面白くないからそこは大目にというところでしょうか。
ストーリーも面白かったけれど、画像と音楽が実に良かった。監督はピーター・ウィアーで音楽はモーリス・ジャールという大御所ばかり。ピーター・ウィアーはアカデミー賞にノミネートばかりで結局もらえなかった(後に名誉的な特別賞をもらった?)。モーリス・ジャールはもらっているよね。多分何回も。
と、まあ、監督と音楽が超大物の作品だったからいいはずということでもないけれど。
あと、ヴィゴ・モーテンセンが出ていたので驚いた。当時は全く気がつかなかった。気にしてみてたら割といい立ち位置で画面に映っている。アーミッシュの役やから髭なしなんで、ロード・オブ・ザ・リングのイメージとはかなり違っている。
こう考えたら役者さんも一つ一つ階段を上がっていくのだと思った。ハリソン・フォードもアメグラのカーレースの対抗馬の役からですからね。その次が「ハン・ソロ」でブレイクなんで早い。
今から考えたら、ハリソン・フォードの映画はあんまり「つまらなかった」というのは少ない(というかないような気がする)。巷ではそれほど評判のよくない「ランダムハート」も僕は個人的には気にって何回も見ている。駄作ってすぐには思いつかないな。
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