ふとしたことから昔知っていた人が関係者の一人の親族だということが分かって、驚きと同時に週刊誌的な知識しかないのでこの本を読んでみる。本自体はまともな本だと思ったけれど、本の帯に「誰が、何を、いつ、なぜ、どのように捏造したのか?」と書かれている割には、帯の疑問には全く答えていなかったのでややというよりかなり不満が残った書籍である。
なんか知り合いの出版関係の関係者の話では、この帯というのは、著者と全く関係のない人が「売らんがため」に考えるのだそうで、そういう意味ではうまい具合に考えているなあ・・と感心するがこれって詐欺??羊頭狗肉的手法で許される範囲なのかな?
直感的には理研の勇み足・・・と思う。
僕の今までの経験から言っても、補助金、助成金で生きている人たちって普通の経済原理とは全く理解できない行動をとるから。亡くなってしまったから真実はわからんでしょうね。誰が仕掛け人なのかな??
話は飛びますが007のカジノロワイヤルの前半は航空会社の新型飛行機を爆破して株価を暴落させてぼろ儲け(株価を下げて儲ける手法だったと思う)する企てをジェームズボンドが阻止する話だったと思うけれど、それによく似た話が絡んでいるような気がしてならない。
あの問題の植草一秀さん(人格はややこしいですが本はまともなものが多いと思ってます)も、早くから、セルシードの株、UBSの第三者割当引き受け、東京女子医大とのつながり、STAP細胞の発表前の仕掛け・・・等々の話に言及していています。他にも書き込みがいっぱい。
僕なんかはこの方の話の方が納得しやすい。(根が人は金銭で動くと信じているもんで)
まあ人間というのは欲の連鎖で動いているという方が「ああそうだったのか」と思ってしまう。
これが正しければ、仕掛けた人からすれば、劇場の幕が閉じてからの茶番劇が思わぬところで始まってしまったという感じなのかもしれない。
「えっそんなことになるんでっか?もう終わったんですけど・・」という感じですね。
夢の細胞があるという幻想(本当にあるのかもしれませんが)を利用して、一儲けを企んだベンチャー企業とその証券回りの策士、これで大きな予算をひっぱてこれると踏んだ理研の幹部、再生医療の先端国家にと思う政治家、これでノーベル賞と思った学者・・いろいろな思惑が絡んだ騒動だったのかなと
でも初めに企てたのは誰なんだろう??本当はここまで暴いた本が読みたいですね。
でも冷静に考えたらこんな企て周りにいっぱいあって、うまくいく事例は本当に少ないのが実態なんだと思います。
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