2020/07/01

混迷する世界雑感(徒然なるままに)

コロナで大変な時に、色々と追い打ちをかけるように大変な事件が起きる。今度は香港の自治が一夜にして失われた。多分ゆくゆくはこうなるんだろうと思っていたけれど早かった。もう逮捕されている。
一度だけ仕事で行ったことがあるけれど、その時はその時で違和感(この人たちほんまに大丈夫?)を感じる国?だった。当時はまだイギリスの支配下で「本当に時期が来たら中国に返還するのかな?」と思っていたくらいです。
今回の事件は、基本的には中国の国力が強くなって、もうアメリカも西側連合も怖くないというのが背景にある気がして、どんどんこれからもっと中国の我が物顔の傲慢さが出てくるような気がする。
話は代りますが、国の統治の方法って色々あるということが最近、この年になって感じることが多い。昔は、世界って長い目で見れば多分資本主義ベースの民主国家になっていくのだろうと思っていた。あのドイツが統一され、ソ連が解体され、共産主義だと思っていた諸国家が自由経済を取り入れ、私有財産を持ち・・・経済と思想は一致しないのかもと思い出してマルクスはもうどっかに行ってしまった。今の中国って資本主義的?独裁的?国家というものが現れたというべきなんでしょうね。
ところが世界の情勢がリアルタイムで見えるようになると、国というものはそう簡単でないと思うようになってきた。北朝鮮のようにもう国とは言えない個人の持ち物みたいな集団もあり、昔の宗教のまま生きましょうというイスラム国家群もあり、アメリカもよく見てみたら不法移民者で国がもっているようにみえてきた。偉そうなことを言っていても安い労働者を入れることで国家を維持してきているように見える。
こうやってぽつんと1人で世界を眺めていると(コロナでNHKのニュースを見るのと本ばかり読んでいる)、言論の自由がある国家ってつくづくいい国だと思う。ある宗教の教えで生きるのを選んだ個人は好きにすればいいですけど、国家で生き方と考え方をお仕着せするのは誤りだと思うけれど、多分無理なんでしょう。また、宗教でなく中国みたいになると経典がないからもっと厄介かも。どう変わるか読めない。
またまた話は代りますが(かわるって正しい漢字がわからない。変わる、代る、替わる・・・)、今アメリカで起こっている過去の英雄の銅像を倒す動き、基本的に奴隷制度を推進してきた過去のえらいさん達が標的になってます。映画の「風と共に去りぬ」まで標的に。ここまで来たらなんぼでも出てきそう。背景にはトランプさんの力が弱くなってきていることがあるのかな?
いい国家って??? いろいろ考えたら日本はまだましだと思うことがおおい。

個人的にはインバウンドの観光客さんがいなくなって(全くいなくならなくてもよかったのですけど)ちょっとほっとしてます。京都にはよく行きますが、自分の町と思えなくなってきてたから。
EUからイギリスが独立したいとか、日本は外国人労働者をもっと入れるべきかとか・・これからますます僕の頭を悩ますことが多そう。べつに何にも出来ないのですけどね。



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