僕がアメリカの大統領の記憶があるのはアイゼンハワーからだ。その後ケネディ、その後はある程度記憶がある。ただそれが共和党か民主党かはあんまり覚えていないし、その区別もそれ程気にしていなかった。
それが今回揉めに揉めているから、主義主張を調べてみた。調べだしたらかなり複雑で奥が深いし、主義主張も時代と共に変わってきている。
で、今は金持ちから税金を沢山とって社会保障とかに有効に活用しようという大きな政府的な発想が民主党、小さな政府で個人の自由を重視、どちらかと言えば肉食系で稼ぐ奴が稼ぐ、貧乏人は病院にも行けない・・という路線が共和党かな?(こう分類すると僕はどちらかと言えば共和党的発想なんですけど・・・)
それにあちらは宗教(特に福音派が難儀)が絡むからもっとやっかい。
そういう意味では日本は民主党に近い政策が多い。健康保険制度なんか世界に誇れる超優良制度。でも日本の首相が仲良くなっているのはどういうわけか共和党の大統領が多い。
2つの政党の政策を調べていくとそう簡単でない。僕個人として支持する政策を考えてみても、片方の党ばかりの政策を支持できないような気がする。例えば不法移民を締め出すトランプの政策は僕は賛成だと思っていたけれど、そう単純な問題でないことが分かる。不法移民が前提でアメリカの経済は成り立っている。日本はやはり特殊な国(よく考えたらアメリカもかなり特殊ですけど)で日本の物差しで測るとおかしなことになるような気がする。
色々問題はありそうですが、そういう政策面での違いとは別に、トランプ氏自身の資質に問題がある。もう今の混迷は、トランプ自身の滅茶苦茶さが大きな要因で、共和党でなんとかしないと後世に禍根を残すと思う。
トランプ一家の中にの自浄機能を期待しても無理そうでまともな人はいない感じ。
選挙制度を根底から遵守しようとしていない。もうめちゃくちゃ。
もう子供が駄々をこねるのと同じで、だれも諫めることをしない。
今や世界中の笑いものだと思う。
自分が大統領の時に認めている投票制度(不正が可能な制度なのか?)を信用しなかったら国が成り立たない。この人の言うことをきく国民(トランプ支持派)もかなりおかしい。
アメリカ大統領の選出制度も複雑で、今の段階でまだトランプの目も残っているというのが本当に複雑怪奇。今までの歴史から色々と工夫されてきた結果だろうと思いますが・・。
ここにきて、デモクラシーというのは、このような事態に陥るということを既に書かれている書籍が読まれているみたい。僕なんか考えたこともなかった。
色々と勉強になります。
そうこうしているうちにバイデンさんの勝利が決まった(今からどうなるかはわかりませんが)。
何よりもいいことは、まともな会話が出来る人だということが一番。
政策云々(トランプさんは、全体的には経済をよくしたとは思えないし、データからもそうなっている。一部の人に仕事があったかな。これも難しい話ですけど。アメリカでこれから製造業が成り立つのだろうか?関税の掛け合いも効果はないと思う。)よりも、まずまともな会話が成立する人物であることで世界中が一安心していると思う。
トランプを選んだ共和党の責任は重いと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿