次に読んだのがこの本、この本は実によくできた本で、僕の頭ではこんがらがって分からなくなっている事象を丁寧に解析して、整理してくれている。
どういう頭しているんだろう。
いずれにしてもこの本のおかげでかなりの部分が整理されてきた。
この本のいいところは、偏っていない。早く言えば「小保方擁護派かそうでない派」、「STAP細胞があると信じる派か信じない派」、この二つの分類が重なるかどうかは分からない。細胞なんてどうでもいいけど小保方派という人もいるでしょうから。こうなると大分世の中おかしいけどね。
まあ上記のような、「先入観のイデオロギーがない人」だということ。
ただこの本は、金融系の怪しい話は織り込まれていない。
一番皆さんがハッピーであろうストーリーを考えてみた。
1.小保方さんが早稲田の大学院を出て大和教授のもとで研究
2.ハーバードのあの耳のマウスの先生のもとで研究
3.その研究を発展させるために日本に戻って若山先生に協力を仰ぐ
4.若山先生と小保方さんとでキメラマウス誕生
5.この話に理研が乗る
6.笹井さんをヘッドにして論文を完成させてネイチャーに発表
7.世界中でSTAP細胞が作れてハッピー、医学の驚異的な発展に資す。
8.笹井、若山、小保方さんがノーベル賞受賞
上記のようなことを夢見ていたはず。
金融系の話は上記の1~3までは大和教授が絡んでいる。この大和さんという人もなかなか賢いというか賢すぎるというか、もうちょっと舞台に出てきても良さそうなんですが、病気みたい。
それでですね。上記の流れで、どこかから嘘(虚構)になっていくのか。
①嘘と分かって進めた人
②嘘と知らないで信じて進めた人
これがどの時期からで、①は誰で、②は誰やねん?ということになる。
どうも、色々と本を読んでいると、もっと複雑で
6番までは、皆さんSTAP細胞があると思っているみたい。
僕みたいな素人なら5の段階で理研が精査してこれならいけるという確証を得て、笹井さんをヘッドにたてたと思うのが常識・・・でもなさそう。
意外と杜撰、小保方さんを杜撰と非難しているけど、理研もたいがいです。杜撰さはどっこいどっこい。巨額のお金を実在の確認もしないでスタートさせているのですから。まあ自分で稼いだお金ではないからね。この辺が公的機関は嫌いです(ブツブツ)。
次、STAP細胞を見た人っているのか?僕の素朴な疑問です。
小保方さんの「ありま~す」は小保方さんの考えているものあってどうもSTAP細胞を作る過程の一現象みたい。彼女はある意味オペレーターです。その後工程が若山さんで、彼は見ているというかキメラマウス(これが証拠になるのかも僕にはわかりませんが)を作ることが出来て「やった!万歳!!」ということになっている。
こう見ていくと、若山さんが「これや!」と言って、証拠を提示したら完璧だったはず。
皆さんが書いているようにこの騒動のキーパーソンは若山さんですね。
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後、個人的な感想というか疑問
a.セルシードは理研のネイチャーへの論文で株価が暴騰して売り抜けたけど、ここまでの計画をしていたのかな?それとも偶然?(僕は偶然のように思える)
b.小保方さん・・この人は単純に上から言われたことを信じてやってきただけのように思う。だから今でもどこがおかしいのかわかっていないのでは。杜撰さいい加減さは別の話。
c.笹井さん・・・この人は他に色々と悩みがあって、この一件で起死回生の目論見だったのでは。この案件で信用失墜。どん底に。
d.若山さん・・この人が「ある」というからみんなが信じたはず。小保方さんの「ある」には信じなかったはず。この人が豹変したから大混乱。ここは永遠の謎??国家権力で尋問できないの??
e.理研はものは見せてもらってないけど、あの若山さんがあると言ってるし、あの笹井さんもなければ起こりえない現象が見られると言ってるし・・・まあこんな感じで神輿を担いで、あの頃の国の研究機関になるお墨付きをもらう案件をクリア。
世界中からのクレームであたふたして若山さんは逃げちゃってるし、結局小保方さんを悪者にしてクローズ。
f.みんなが「ある」「ある」と言い続ければ「あるんとちゃう」と思い出す現象みたいなものかな。科学者の集まりでこんなこと起こる(僕は起こりそうな気がする。ある意味言い方悪いけど学者馬鹿)。
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昔、起業家支援の仕事をしていたことがある。
色んな人が相談に来る
「がんが治る水」
「血液がサラサラになる茣蓙」
・・・・・ 信じている人、見るからに怪しい人
1つ分かったことは、欲しい人がいれば、供給しようとする人がいる。
この間で「詐欺」も出てくるし、まともな「供給者」も出てくる。
これの賢い人(おりこうさん)バージョンかな。
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