2024/07/21

アンバーアラート


 偶然ですが、カナダのドラマを見た。
「アンバーアラート」というけれど、原画は逆さまですね。
失踪者が出てそれを見つけるという単純なストーリーかと思って、エピソードが10まであったから、10人が失踪するのだと思っていたら違いました。
エピソード10で一つの物語が完結。意外と良かった。
カナダのドラマってフランス語なんですね。昔、モントリオールオリンピックがあった時にアナウンスがフランス語と英語の併用?だったのを思い出した。

ストーリーは、文章にするには混み入っているから難しいのですが、
まず離婚した夫婦の間に2人の子供がいて、男の子の2人、弟が自閉症という設定。兄の方は子供の時にキャンプ?に行った時に、弟を木の上から突き落としたということで親から叱られた(本当に突き落としたかどうかは不明)ことがトラウマになっている。そのことが原因かどうかは分からなかったけれど、自傷行為から自殺願望へとエスカレートして人生にけりをつけたいと考えている。
離婚した女性の方は新しい男性が出来て妊娠している。
離婚した男性の方は、父親が軍隊のえらいさんでその幼少の時から高圧的な父親に嫌悪感を抱いている・・・とまあ結構複雑な状況設定になっている。
2人の子供といってももう車が運転できる年まで成長している設定で、兄の方が弟を連れて昔突き落としたキャンプ地?まで「再発見?再確認?そして決着をつける」の旅に出る。誘拐されたのでなく自発的に家出したということになっているけれど、親は誘拐されたということで警察に。そこで「アンバーアラート」が発令。「この2人が行方不明」というニュースが流れる。
さらにそこに麻薬を取り扱う悪ガキ?(もうちょっと年上かな)、麻薬関連のギャング一味等々が絡んでサスペンスムードも盛り上がってくる。
最終的には、「おおむね」ハッピーエンド的にその家族の持っていた長年にわたるわだかまりが解消して新たな人生を迎えることが出来そうかなという感じで終わった。
最後のシーン、どういう意味があるのか全く分からなかった。続編の為??

僕が見るドラマは大半がアメリカ産で、次はイギリスのBBCが多いけれど、最近は北欧(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)のサスペンスも放送されるようになって、カナダは初めてだった。
それと、北欧のドラマと同じことを考えたのは、やはりアメリカと違って「緑が豊か」だということ。なにせ自然が広い。
北欧系は自然いっぱいだけど光が足りない。今回のカナダはケベックを中心に繰り広げられたけれど「光」はあった。画像の明るさが全然違う。
イギリスのドラマもスコットランドが撮影地になると暗いですもんね。

フランス語って響きがいいですね。
考えてみればアランドロン、ジャンギャバンとかいた頃はフランス映画もよく見たことを思い出した。
北欧系は、喋っている長さに比べて日本語の訳が長いと思うことが多い。「えっ」あれだけの言葉でこれだけの意味があるの?と思うことが多い。言葉って不思議ですね。