この写真は、中里介山の「大菩薩峠」の新聞で連載が始まった時の挿絵です。この小説の主人公は机龍之介といい、必殺技(プロレスみたいですが)は「音無しの構え」・・・どんな構えなんでしょうか??この小説は本当に不思議な小説で文庫本で20冊を超える大作、最後の方はもうほんまに不思議な世界です。気になる方は挑戦してみてください。今は「ちくま文庫」から出ております。絶版になっていないのがすごいと思います。
この写真は「ボンバルディア」というまあ短距離少人数用の飛行機です。今までに2回(正確には往復で4回か)乗ったことがある。もともと新幹線には週に多かったら3回くらいは乗る仕事をやってますが、飛行機はまずない。たまたま四国の仕事が入ったから、伊丹から松山まで乗りました。
自分の小遣いで初めて買ったレコードというものはたいていの方なら覚えていると思う。正確には初めて買ったLPレコードである。多分記憶では1964年7月18日に買ったはずである。ジャケットを見ていただければお分かりのとおりビートルズの2枚目のLPである。1枚目は「ミート・ザ・ビートルズ」というLPでその年の春に出ている。1枚目は友達が買った。当時はレコードは高価なものだったので共同戦線で順繰りに買っていこうということになった。
上の写真は「セイリング」でおなじみのロッド・スチュアートのソロアルバムの1枚目です。CD化されて今も購入可能ですけどこのジャケットではありません。実はレコードの時代でもこの写真のジャケットは早々に消えてしまって、黄色に名前とタイトルが印刷されている実に無味乾燥なジャケットになってしまいました。
この方は表記のとおり「lena philipsson」というスエーデンの歌手さんです。結構大物でいらっしゃるらしい。「らしい」というのはそれほど多くの情報が日本にはやってこないからである。インターネットの楽しいところは、日本に紹介されていない各国の歌手や映画俳優さんを自分で発掘し見ること(聞くこと)が可能になったことである。国と国の間の紹介作業というのは様々な分野において行われてきたわけであるが、その時に生じる恣意性が避けることが出来なかった。その恣意性を取っ払うことが可能になったことは素晴らしいことだと思う。ただ情報の洪水に溺れてしまって自分の進む方向を見失う恐れが多分にある。
昔、「俺たちには明日はない」という映画を見て、大変感激した記憶が残っている。実物のボニー&クライドの写真がこれ。フェイ・ダナウエィと比べたらちょっと可哀想かな。この映画を見た時は妙に感激した。しかし、この間見たらなんでこんな映画に感動したのか不思議な気がした。これが年というもなんでしょう。ただ、当時はひょっと間違ったら警察から追いかけられる人生になるかもしれないと思うような予感みたいなものをかなりの若者は感じたものである。今は平々凡々の人生ですが。それが単純に懐かしいだけでいいのか分かりませんけど。最後のシーンの警官に気がついた時の2人の目の表情はその後のマシンガン乱射のシーンより僕には記憶に残る名シーンだと思っている。

昨日は「マカロニの安」の思い出を書いたので、今日はマカロニ・ウエスタンの記念すべき第1作「荒野の用心棒」の話を。
昔、高校の同級生に「マカロニの安」というニックネームの友達がいた。なぜ「マカロニの安」かと言えば、名前が「安田」でマカロニ・ウエスタンが大好きであったからである。そのマカロニの安が日本で公開されたマカロニ・ウエスタンの一覧表を作っていて小さな小冊子にして僕にくれた。そしてその小冊子を時々返してくれと言って、追加の映画を記入してくれるのであった。
