
演奏されている曲名はポール・サイモンの「59番街の歌」、バンドの「ウェイト」、トラフィックの「ディア・ミスター・ファンタジー」ほかブッカー・Tの「グリーン・オニオン」それにブルースの曲(だと思う)、その時思ったことはもう覚えていないけれど、今から考えたら、それまで僕の聞いていた世界と全く別世界だったわけ、なにが別世界かって、演奏者が上手いという評価はそれまだ全く無関心だった。ビートルズの連中が楽器が上手いか下手かなんてあんまり関係なかった。クラプトンがギターがめっちゃ上手いらしいというくらいが話題であって、演奏者の力量には無頓着だった。それがこのレコードは僕の知った曲を彼らがイントロあたりにちょっと使ったと思うとその後は彼らの即興の世界だった。これにはびっくりしたし感動した。新しい時代が開けた。この後は上手いプレーヤーがいないとバンドの評価が得られなくなった。
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