1973年にロードショウされた「パピヨン」を今見た。
なぜ、今頃??
話せば長くなりますが・・・まずNHKでやっていた「タイムトンネル」を見ていた。毎回時代と場所が違う番組で1967年に作られた実に面白い番組だった。そのエピソードの一つに「悪魔島」というのがあって、昔フランス領だったギアナの沖合にある島の一つ。そこに囚人を隔離していた。まず帰れない。ほとんどそこで死ぬ。
ドレファス事件のドレファスが収監されていたことで有名(らしい)。
誰もこの島から脱獄したものはいない‥‥という話ですが・・・いやいや例外もあるという書き込みから「パピヨン」にたどり着いたという訳です。
大ヒット映画ということは十分承知してましたが、1974年の春に封切りということで、その時は就職したての新入社員で初めての寮生活、映画どころでなかったかも。
それで、当時の大スターであるスティーブ・マックィーンとダスティン・ホフマンで当時でも話題性充分。単純な難攻不落の監獄から脱獄出来てめでたしめでたしの話かなと思っておりましたが、そうではなくなかなか何とも言えない味のある映画でした。
それと、後半に突然未開拓の現地人達に絶体絶命かと思われた窮地から助けられて、一瞬ほのぼのとする時間と空間がある。現地人の役ですから女性はトップレスで腰蓑のみ、俳優さんがよく承知したなあと変な感心をした次第。(でも女性の役者さんはスタッフから冷やかされていい思いはしなかったということです)
でもなんか、監獄、逃亡、ジャングル、絶壁、ひたすらの逃げる・・・から突然、天国のような別世界に、脚本の意図は何だったのだろうと思うけれど意外とよかったです。
すごく癒されて気に入った時間でした。
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