2010/12/10

青葉しげれる桜井の・・

最近のJRは民営化に伴って、併走している私鉄と駅を数を競うようになってきた感じがする。特に京都と大阪の間はJRと阪急では駅の数が大きく違っていて、過去は私鉄沿線の方が新興住宅がどんどん出来てきたように記憶している。その特にの中でも特にJRの山崎と高槻の間は乗っていてもかなり長く感じる区間で、阪急では上牧と水無瀬という駅が2つある。それでいよいよJRも島本という駅をついに作った(もう大分経ってますが)。この島本という駅でありますが、降りたところに桜井駅と呼ばれる遺跡があって公園になってます。その公園の中にはアップした写真があって、誰かといえば楠木正成と正行の親子です。座台に「滅私奉公」・・・かなり前近代的な標語。もともとこの楠木正成という人は戦時中は国のための見本のように担ぎ出された人でかなり脚色されている御仁です。日本史の中でも建武の中興のあたりはあんまり面白くなかったですから(主義主張がスッキリしていなくて分かりにくかった記憶が残っている)。ということでそれほど個人的には評価もしていないし、興味もない人物なんですが、どういうわけかこの2人の別れを歌った「青葉しげれる桜井の・・・」という歌を今も覚えている。恐ろしい気がする。いい歌だとも思っている(ややこしい)。桜井というのは島本で奈良の桜井ではありませぬ。念のため。

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