2016/09/03

今は昔

昨日、ふと石山駅前の風景でいつもと違うと思ったのが、いつも見えていた「ばんど旅館」が取り壊されて無くなっていた。調べたら7月に取り壊されたらしく、今まで気がつかないというのも段々ぼけてきている証拠かなと再認識。
もう「あさま山荘事件」って言っても誰も知らない世の中になりつつありますが、あの周りは警察関係の人がいつも見張っていると言われて、そのつもりで見渡したらそんな雰囲気の人がいるように思えて不思議な体験ができる場所でした。
今から考えたら不思議な時代だった。つくづく人間ていうのは不思議な生き物だと思う。
【後記】
当時、僕自身は何を考えていたのかと自問自答すれば、やっぱりちょっとついていけないという考えだった。
人間の動きってそう簡単でないとずっと思ってたから。
なんというかな、当時、僕の周りにはそういう連中がいっぱいいたけれど、活動している人間に魅力をあんまり感じなかった。

当時「マルクス経済学」と「マルクス主義経済学」というのがあって、後者の先生は学問というより宗教に近かった。「革命は絶対起こる。歴史の必然・・」と信じていらっしゃいました。
僕は後者の色の強い学校に行ってしまったので、講義を受ける都度、正直この先生たち大丈夫?という感じが増してきて、学生運動にも嫌気がさしてしまったのもある。

ただね、命かけて、さらに自分の父親に自殺させて、そういう燃えるものがあった時代があった事実だけは改めて認識しておきたいと思ってます。
坂東國男のお父さんに改めて合掌。
もう一言いえば、親に自殺させるなよ。金閣寺に火をつけた坊さんの親もそうだった。
なんか何とも言えないものを感じてしまう。

強姦罪を問われている息子について記者会見している可哀想な母親の女優さんにも通じる。
親をつらい目にあわせたらあかんやろ。

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