2019/05/12

THE BEACH BOYS


サージャントペッパーズの影響をもろに受けたのは、意外と(でもないか)アメリカのビーチボーズだった。
ビートルズがアメリカのヒットチャートを席巻しているとき、対抗馬として真っ先にビーチボーイズがあげられた。イギリスVSアメリカ・・・という構図。その時のテレビ番組はユーチューブで結構見ることができる。ビーチボーイズとデルシャノンとかがアメリカ勢。結構しんどい構図。
サージャントが出る前から、ビーチボーイズのリーダーだったブライアンウィルソンは、ビートルズの「ラバーソウル」が出たあたりから悩み出したみたいで、だんだんお酒と薬の世界に入り込んでいく。
レコード会社より「楽しい学園生活とサーフィン、ホットロッド」のテーマばかり追い求めさせられていたブライアン・ウィルソンとどんどん世界が広くなっていったジョン・レノンとポール・マッカトニーの作る世界は自ずと勝敗はわかっていた。
「これではいかん」とブライアン・ウィルソンは決意して、変身を図る。
ところがあまりにも変身しすぎて周りのメンバーがついてこれない・・・。
と、まあ、ごちゃごちゃあって、ビーチボーイズのサージャント版と言われる「スマイル」は、お蔵入りに。まぼろしの名盤と呼ばれる「スマイル」に関してはその後いっぱい報道がなされて、もう何年経っただろうか?  
ブライアン・ウィルソンがリハビリから立ち直ってソロアルバムを出しだして、ついに個人的な「スマイル」を発表。ここで「スマイル」の全体像らしきものが分かってくる。
そのあとで、ついにビーチボーイズの「スマイル」が発売。
そんで、どうやねん????
サージャントと比べて???   ということになりますが。
同時期に聞かないと正直判断がつかない。
あの時期(1967)に聞いていたらどう思ったのだろう?
聞き手(僕)も変わっていくし、ポップス、ロックの時間を超えての比較は無理だと思っている。
昔買えなかったレコード(CD)を手に入れて聞いても、やはり正確な評価はできない。

ただ、この「スマイル」は、今聞いてもすごいです。個人的にはブライアン・ウィルソン・バージョンの方がお気に入り。

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