珍しく男性の写真です。走り高跳びってみんなこの「背面跳び」で跳びますが、昔はこんな跳び方はなかった。ベリーロールとかいう正面から跳ぶ方法ばかりだった。ところが突然この「フォズベリー」という当時大学生だったアメリカ人がこの背中から跳ぶ跳躍方法を考案して、メキシコオリンピック(1968)に出てくる。このフォズベリーだけが背面跳びであとは正面から跳ぶ方法である。結果はフォズベリーが金メダル。1972のミュンヘンではほとんどの選手ががフォズベリーの背面跳びになっていた。
メキシコオリンピックで見たときは驚いた。こういう事実を目撃するのはとても楽しいと思う。もう圧倒的な優位性があったのだろう。今や走り高跳びといえば背面跳び以外見ることができないですから。
僕はこういう功労者には永遠に名前が残って欲しい性質なんで、背面跳びというよりフォズベリー・ジャンプ(アメリカではフォズベリー・フロップ)という名前で呼んで欲しいなといつも思っている。
残念ながらメキシコ・オリンピックの写真は見つけられませんでした。
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