これが昨日書いた「目黒新富士」の浮世絵であります。広重の作品らしい。遠くにほんまもんの富士山と手前に富士山のような格好をした山(丘?)が描かれてある。今のわれわれにはちょっと理解できないものが流行ったんですなあ。さらにネットサーフィンしてたらこのような富士山もどきが東京にはかなりの数あったそうで、ちょっと関東に住んでいないと馴染みがないのかもしれない。
昨日の続き、近藤重蔵はこの新富士を庭に作っていたわけであるが、大阪に転勤の時に隣の任侠あがりの男に世話を頼んだらしい。この男商売がうまかったと見えて隣の垣根を壊して、自分とこは蕎麦屋を始め、新富士を眺めながら蕎麦を食べるという趣向で大いに儲けたらしい。そこに重蔵が帰ってきた。「おまえ何を勝手なことやっとんねん」とまあこんな感じでもめだしたのではないかと推察してます。
0 件のコメント:
コメントを投稿