数学の問題を解いたので昔の中学時代を思い出した。僕の通っていた中学(高校)の数学の先生は実に変わった先生で(数学の先生には変人が多い)、時々丸一時間授業をせず、変な話で終わってしまうことがあった。ほとんど記憶に残っていないが、記憶に残っているものは、「岡潔と小林秀雄の対話の本がいい」という話、「フェルマーという人の定理がまだ解けずしかも賞金がかかっている」という話、「般若心経が素晴らしいから是非読みなさい」という話の3つである。変な先生と書いたが結局一番記憶に残っている素晴らしい先生である。
「フェルマーの定理」のことはその時に知って、30年くらい経ったある日、解けたという新聞記事を目にした。解いたのはこのandrew wilesという天才数学者、10歳の時にこの定理を知ってずっと解きたいと思っていたようである。ただこの化石のような定理を解いても現在の数学にはそれほど貢献もしないということで(なんか分かるような気もする)、他の旬のテーマを取り上げていたらしいが、どういうわけかこの「フェルマーの定理」が旬のテーマになったらしい。それで解いちゃったということらしいが、ずっと思っていることはフェルマーはほんまに解けていたのだろうか?
0 件のコメント:
コメントを投稿