2012/02/23

olympus

僕の大胆な予想は外れて、オリンパスは上場廃止にもならなかったし、監査法人にもお咎めがなかった。まあそれはそれでめでたいことかな?それでその後の経緯を見ていたら、結局メインバンクから会長のポストでやってくることになった。「オリンパスよお前もか」という感じである。
昔々広島の某自動車会社に勤めていたら、業績不振で今回のオリンパスと同じ銀行からえらいさんがやってきた。その後転職した勤務先では業績が好調だったから逆にハイエナみたいに出来の悪い落ちこぼれ銀行マンを送り込んできた(まあそこそこ役に立ったら役員にしたってくれてな感じである。役にたたんでも数年は役員にしたらんと仕方がないわな)。全く仕事は出来なかった。僕はその落ちこぼれのお守りでえらい目にあった。結局僕がその会社を辞めたのはそのお守りに身も心も疲れてしまったからである。サラリーマン社会は実に面白いというか変な社会で、そのあほの上司を守れば守るほどその上司は出世しこちらの疲れは倍増していった。こういう社会は向いていないと思った。「あほの面倒はみておれんわ」というところである。
ということで僕はあんまり銀行という職業に共感がない(正直嫌いである。他人の褌で相撲をとってええとこだけ取りに来る)。事業というものは1回で結果を出そうとするから失敗が多いので、2回、3回アタックできるお金があればかなりの勝率が出てくる。
金だけ出さないというのがいかにも日本的かなと思う。行かされた銀行マンも大変なのはよく分かるんですがね。外人投資家が反対したら面白いと思っている昨今であります。

0 件のコメント:

コメントを投稿