昔々1967年くらいの話です。ビートルズがサージャントペッパーズを出した頃だったかな、ヴァニラ・ファッジというグループがオリジナルは全くなしで他人のヒット曲をびっくりするくらい作り変えたアルバムを出した。その中の1曲がシュープリームズの「ユー・キープ・ミー・ハンギング・オン」でシングルカットされてヒットした。その時の彼らのLPレコードの帯に「アート・ロックの彗星」とか書かれていたように思う。「アート・ロック」は「ニュー・ロック」とも呼ばれていた。その頃堰を切ったように「アート・ロック」「ニュー・ロック」の名前がついたバンドのレコードが発売されて当時は全くカバーできなかった。そこで必死でエアー・チェック(要はラジオから録音)したものである。今から思えばエアー・チェック専門の雑誌もあったですね。
で、今でもよく覚えているのは、ニューロック特集のFMで、覚えているのが、ヴァニラ・ファッジ、ジェフ・ベック、スティブ・ミラー・バンドそしてこのマザーズ・オブ・インヴェンションで特にこのマザーズ・オブ・インヴェンションの「つらい浮世」という曲はよく聞いた。変な感じの曲で「ニュー」という概念からは程遠かったように思うが変に心の中に入ってきてずっと記憶に残っていた。ただのちに通しでLPレコードを聞くとなるとなかなかしんどいレコードでした。
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