集団的自衛権の行使とかいう法解釈が決議されていろいろと新聞で説明されている。正直なところこういう場合には今までは「×」だったのが今度は「〇」になるというような説明が多い。変な話、今までの「×」だったのがおかしいのではと僕は思ってしまうのですがおかしいのかな。
たとえば北朝鮮にミサイルを発射された日本を”間接的”に守りに来たアメリカ軍が攻められているときに今までは日本は援護出来ないというようなことが書かれている。間接的というのがややこしい。
反対する人が「もっと賢く立ち振る舞って他人の軍隊で日本を守ってもらったらええですやん」という「したたかな作戦」をとるべきだというのならそれもありかなと思う。まあ守ってもらう同盟国の中ではかなり肩身が狭いと思いますが・・・。
ただ憲法の解釈から出来ないという論点なら、いまいち説得力に欠けると思う。
それなら憲法を変えましょうというのが正論だと思うのですが、憲法を変えるというのが即戦争というなんというか決まり文句みたいな論調も理解できない。
戦後緊急事態の即席ラーメンみたいな憲法なんだからじっくり自国民で練ったものを作ったらどうかと思うのですが、そういうことも憚れる変な雰囲気がありますね。不思議です。
永世中立といって強力な軍隊を持っているスイスもしたたかに生きているし、そういう意味では金は出しますので軍隊は出せませんという国としてのスタンスも有効とは思いますが、今の議論を見ているとかみ合ってません。
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