昔の学生時代の思い出である。確か万博も終わり、1972年の夏の話、ゼミで一緒になった友達が推理小説というかやや怪奇もんのマニアでものすごい蔵書があるという。興味があると言ったら貸してやるというので、家まで取りに来いという。
国鉄(今のJR)の大阪駅の裏(北側)から「大東町」という行先が掲げてあるバスに乗って最後まで乗っていたらよいという。じゃあ行きましょうということで暇を持て余していたんでしょうね・・・えっちらおっちらと出向きました。
大阪市内のバスに乗るということなんかめったになく、珍しいものに出会った感じで窓からの景色も新鮮で楽しかったですね。そんな長くは乗らなかったように思いますが、そこそこ乗っていたら終点の大東町というところについた。丁度角っこのタバコ屋さんが自宅だという。非常に見つけやすく、「こんにちはやってきたで」ということに。
横溝、夢野、木々・・・・わかります????その辺の本をどれくらい借りたかは忘れたけれど、その年の夏休みは怪奇もんの本ばかり読んでいた・・・やや人格がおかしくなった気がする。
結局、大学を卒業するまで借りっぱなしで、1974年の3月にまた大東町までバスに乗って返しに行った。こっちもいろいろやらねばならない(借りたものは返す・・・)ことが多かったので、アポもとらずに行ったので本人には会わずじまいで、その後一度も会っていない。某大手都市銀行に行ったことまで覚えているが、その後の銀行の合併・合併で今なんという銀行かはわからない。
非常に優秀な人物で卒業論文が「粉飾決算の仕方」というまことに大胆な論文だった。
岡崎貫順君元気ですか??
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