2017/07/23

平尾昌晃

平尾昌晃さんが亡くなった。
この人の「星は何でも知っている」という曲は大ヒットして、当時は小学生の低学年だった僕でも口ずさむほどのヒットだった。
ただどうも僕の家族(おばあちゃん、お母ちゃん達)にはあんまり受けがよろしくなく、どうも忌み嫌うべき集団の一人だったようである。
忌み嫌うべき集団というのは西洋かぶれの和製ロカビリーの面々で、他に金語楼の息子ってよく聞いた記憶があるから山下敬二郎なんだと思う。日本の伝統芸能の息子が西洋かぶれで・・・まあそんな感じですね。
ある意味、その後のエレキブーム、グループサウンズも僕の親たちには同じように見えたのかもしれない。
戦後、特にアメリカから押し寄せる若者文化に反応する若者とその親たちのしかめっ面の繰り返しかも。そういえば今のヒップホップに至っては、僕も寄る年波には勝てずしかめっ面側になってしまっている。ズボンをずらすなよ・・・とかね。
話はそれたけれど、その後の平尾昌晃さんの活躍はすごく日本の歌謡曲界で大ヒットを連発だったけれど、僕にしたら、「星は何でも知っている」のようなちょっとどういうのか若者がそれまでの大人社会に反発するようなちょっと棘のある曲を期待していたところがあって、棘がなくなり丸くなっていかれたのが残念といえば残念。期待できる人は少ないのだよね。
とはいえ、偉大さには変わりなく。すこやかにお眠りくださいませ。
ご冥福をお祈り申し上げます。
合掌。

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