今となっては、レコードの醍醐味は音でなく「ジャケット」だと思う。音も通のお方はCDよりはるかにやさしい音で全然違うとおっしゃるのですが、僕の耳では同じに聞こえるのでまあ僕にとってはCDの方が表裏とひっくり返さなくていいから断然CD派、ただジャケットしかも見開きとなるとCDでは全然インパクトが違う。見開きの紙ベースの復刻CDをマニア向きに発売するところもありますが、もう大きさが違うので論外。
さらに、見開きジャケットになると、開いたらこんな(下段)感じ、左の上に当時ミュージャンがはまっていた(サンタナもそう)ヨガの教えが書かれてある。下記のようなもの。
「肉体は溶けて宇宙に変わる
宇宙は溶けて静寂の音に変わる
音は溶けてまばゆい光に変わる
そして光は無限の歓喜に抱かれる」 パラマハンサ・ヨガナンダ著 形而上学的瞑想 より
こういう時代、聞く方もなんかわからんけど格好よろしいと思っていた時代。
で、中に入っている日本用の解説文も結構力作が多かった。サンタナの場合は「今野雄二」さん。
亡くなってしまわれましたけど・・。力作です。
昔、本気でこの「ライナーノーツ」屋さんになりたいなと思っていた時期がありました。
結局レコードがなくなって、考えてみれば音はCDが補完したけれど、「ジャケット」文化が消えていったということになる。
そういう意味では今の「オンデマンド」の時代になって、CDが消えていってCD世代は何を懐かしむかな??
そういえば昔MD(懐かしい)が出てきた時、これからはCDからMDだと銘打って、正規のMDが発売されていたことがある。僕は1枚も買わなかったけど、CDがMDの大きさになって、要はMDはCDより小さくて便利だろうと思うけれど、ジャケット、解説がMDの大きさで虫眼鏡が必要かなと当時まだ老眼になっていない時期に思った。確かSONYが出していたと思う。1枚くらい買っておけば思い出によかったかなと今にして思えば・・。
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