2022/05/25

雑感 その2


 アップしたのはロシアのマガダンというところにある「悲しみのマスク」、大粛清の慰霊碑?
ロシア(ソ連)ってどうしても「粛清」という暗い面がついて回る。
先日、ロシアよりの書き込みをしている人の書き込みを読む機会が偶然あって真面目に読んでみた。しかしよくこれだけロシアのことを「よく」言った記事を集めたものだと感心した。特に日本で集めるのは大変だっただろう。
最近の傾向は、ウクライナが頑張るからウクライナの被害が大きくなっている。果てはそんなに戦争が好きならゼレンスキー大統領が先頭に立ってやれよ!!!というものまであって、子供の喧嘩口上になって来ている。
先日はクロアチアのEUの代表がウクライナのせいで物価が高騰しているという発言をしてそれを「分かる人は分かる」とべた褒め。(翌日クロアチアの首相の陳謝は触れず)
世の中を正しく理解することは、便利になった今の世で、逆に大変なことになって正しい見方が分からなくなっている。
体制に流されていたらまあまあ良かったものが、反対意見の仲間がSNSで見つかるから寂しくない。意外と孤立しなくって、逆に困ったことになっている。
こういう人の共通点を考えてみると、まずアメリカが嫌い。(でも北朝鮮が好きだという感じの人には出会わないですね)

今の世の中のパワーバランスを考えると、大きく分けて、「アメリカを中心とする西側陣営」と「旧ソ連からロシア側の国々」の2大陣営に「中国」それに「アジア、アフリカの新興諸国」
「アジア、アフリカの新興諸国」がどちらの陣営に付くかというポイントは支援を受けている大きさによるはず?武器の提供、借款、主義主張・・・民主主義を強要されそうなアメリカ・西側には独裁国家は敬遠気味。
長期的に見れば、中国は2050年には一人っ子政策と高齢化でかなり国力が落ち込んで、それほど気にする存在でなくなっているという予想もある(日本はもっとひどい??)

こういう見方には、1人の命の価値云々はどっかに飛んで行っている。
両立は難しい。「大統領のお前が戦争に行け」という発想の人との会話が難しいだろうな。
「戦争反対」???この言葉にはほとんどの人が賛成だと思うけれど、「自分の家に土足で踏み込んで来た人がいたらどうしますか」という問いかけにはどうします?
「黙って明け渡す」?「死ぬまで抵抗する」?

歴史の本読んでいたらある意味「歴史とは」、戦争の歴史、陣地の取り合いの歴史。まさしくロシアがいまウクライナの陣地を自分のものにしようとしているだけの話。よくある歴史のよくある話にしか過ぎない。さらりといえばそれまで。
しかし目の前で起こったことは今までなかった。日本は昭和20年以降戦争はない国だから。ウクライナの人の方が慣れている気がする。侵略され取り戻し、また侵略され・・・の繰り返しの歴史。
それぞれの人の考え方は理解するまでに時間がかかるようになった気がする。




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