今日は大阪の北税務署というところに用事があったので出向く。大阪駅から歩いても時間が余るくらいだったので、久しぶりに東通商店街を歩く。この商店街はなかなかややこしい。相変わらずお昼なのに酒飲んどるおっさんがいっぱいいる。雑多なややこしさは変わらない。ものごっつう昔、この商店街の一番奥に「LPコーナー」という輸入レコード屋さんがあった。高校生の時はここまでたどり着くのがなかなか大変だった(別にキャバレーのお兄さんに呼び込まれるわけではないが(制服着てるから当然)そんな中を黙々と歩いて通り抜けるのはかなりしんどい)。このレコード屋にいけば雑誌で見たうわさのレコードがいっぱい並んでいてそれこそ狂喜乱舞の世界だった。一番感激したのはクリームのカラフルクリーム(ディズラエリギアーズ)を見た時。日本盤は出ないだろうと思われていた頃である。見たことのない(今後数ヵ月後に発売されるものや日本では永遠に発売されないもの)レコードを見るのはもうワクワクドキドキの世界だった。変な漢字で「力(ちから)」って書いてあるレコードはKISSだった。それとこのお店なんというか「なんとも言えない癖のある店員さん」が多く(やたらと営業をかける。もう店内中でキャッチセールスみたいなものである。おかしいことに営業をかけられたいという客がいるから面白い)、というわけでなんか変に印象に残っているお店であった。周りにVICとかDUNとかいうレコード屋もあったように記憶しているがそういうややこしい営業はしていなかった(それが普通だった)。残念ながらLPコーナーは今日はもうありませんでした。(倒産した話を思い出した) 。LPコーナーの紙袋なかなか洒落ていて好きだった。
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