大学に入ったのが1970年で当時はまだ「70年安保」というテーマが政治が好きな方には格好の話題であった。学園紛争も下火になって学校のほうも毎日ちゃんと授業が行われて平穏無事に過ぎていくことが多かったけれど、時々授業が集会に乗っ取られることが時々あった。こっちはバイトしてその頃出ていたロックの名盤を買うことに頭が一杯な男ですわ。そんなこと(安保協定)考えたこともない・・・するとヘルメットをかぶった真面目そうなお兄さん(多分2~3歳上だったんだろう)がヘルメットを脱いで僕らノンポリ集団にいろいろとレクチャーしてくれた。ほんまに真面目な人でこういう人が学生運動をしているのかと珍しいものを見た感じがした。その時色々と喋った事が今も結構記憶に残っていて、一番覚えているのは、最終的に「武装蜂起」するんだと言ったこと。その時、僕は「武装放棄」の間違いではと思ったのをよく覚えている。そのお兄さんはどう考えても「放棄」が似合うガンジーみたいな人物だったので。
それで、その時、この人たちそんなこと考えてるんやと思ったんやけど、どう考えてももやしみたいなヒョロットした連中ばかりで、鍛えた自衛隊のお兄さんに勝てるわけがなく、僕は勝てない戦はしない主義なのでそのあたり彼らはどう考えていたのだろうかなと今でも思っている。
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