正直、日亜化学には個人的には直接付き合いはなかったのですが、関わっている人を結構知っているので、総合的に判断すると僕は勤めたくない企業の部類に入りそうである。そんなわけであんまりいい印象を持っていない。
ただ青色の研究をさせてくれたのはその時の社長(オーナー)さんだったはずですね。そういう意味では評価は難しいです。オーナー社長は難しい人が多いですが意外といい面があります。悪い面も多いですけど。ただもともと日亜さんはいろいろ噂が渦巻いてますから、多分1代の企業で終わったというのが正しいのだと思います。ほんまにハイエナみたいな連中がいるのでいやです。
研究者には日本の企業は向いていないような気がしますね。個人の成果という概念が日本の企業には少ないですから。以前の島津の田中さんが昔ながらの日本人の開発研究者の姿だとすれば、中村さんは新しい形なのかもと思いますが、田中さんの場合は会社が推進していたテーマで、中村さんは孤軍奮闘だった感じで、「怒り」が原点だというのも異質です。エネルギーが何によって湧いてくるかはそれぞれなんで一概には論じられませんけど。
日亜化学と豊田合成を一緒に表彰するなんてさすがはノーベル賞です。
とにかく、おめでとうございます。
その後、発明は誰のものかという話題がのぼって、なるべく企業のものにしたいという法律が整備されようとしている。個人的には、発明は個人のものという考えなので、企業の立場の発言には笑わざるを得ない。以前、日亜の役員の話を読んだことがあるが、中村さんには〇〇千万も払っていたのですよ、ちゃんと払っているでしょう。さらに中村さん以外の社員も頑張ったんです・・・という言葉だった。
僕の経験では発明は合作でできるものでなく、間違いなく個人のものに属すると考える。
中村さんの発明で売り上げが1000億円も増えた、今も増えている。
たとえ年収4000万円が10年でも4億しかもらっていない。やっぱり不合理です。
優秀な人は出ていきますわな。
中村さんの受賞後の言葉で、日本には帰ってこないのですか?という質問に、裁判で大勝すれば帰ろうかなと思った・・・云々の言葉が実に気になった。日本自体が発明家を認めていないのである。
発明は絶対に個人の頭に浮かぶと思うんやけど、グループの発明って事例があるのかな?浮かぶまでの過程でいろんな周りのアイデアが貢献することってあるかもですね・・・??
ただ問題は仕掛けとして双方が納得いくような仕掛けが必要だということで、アメリカはあのような仕組みで新しいビジネスを創作しているということは発明家・起業家にはアメリカの方がやりやすいということだと思うし、そこが重要なんだと思う
なんぼ法整備をして発明が会社のものになるようにしても、発明家が日本にいなくなったら意味がないということです。
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