大滝詠一の「ロング・バケイション」が発売されて40年ということで、上記のような特集が出ている。正直、またですか?という感じでペラペラとめくって、また適当に暇つぶしに全部読んでしまうのだろうと思っている。レコードはもちろん出た時に買ったけど、CDもなんか気が付いたら数枚ある。なんか20周年記念盤とか30周年記念盤とか出るから買ってしまう。でも聞くのはいつ入れたのか分からないPCに入っているものばかり・・・。
今回も40周年BOXセット、もう多分50周年もでるからそれまで待つかな??(生きてる?)。とはいえ貴重な音源があるみたいで結局購入することに。
僕の好みは、結局、「恋するカレン」「FUN×4」「さらばシベリア鉄道」の3曲に尽きて、「恋するカレン」は大滝詠一が何を思ってこれを作ったのかはさておき、僕にはデビー・ワトソンしか思いつかない。「カレン」という青春ドラマで主題歌をビーチボーイズが歌っていたけれど、レコードは何故か出なかった。それでどういう訳かサファリーズが歌う「カレン」が主題歌のような顔をして発売されてそこそこヒットして、それで日本にやってきた。このグループ、アメリカでは「ワイプアウト」という大ヒット曲を持っているのですが、その「ワイプアウト」は日本ではベンチャーズの十八番で、オリジナルが正当に評価されないという当時の事情が面白いです。日本で演奏したら「ベンチャーズの真似してる」となるわけです。蛇足ながらビーチボーイズのカレンの入っているCDは高いです。オムニバスしかないかも。もう一つ蛇足、ベンチャーズはカバーもんがオリジナルより上手かったです。
次の「FUN×4」はビーチボーイズの「ファン・ファン・ファン」(これはFUN×3になるわけ)のオマージュ作品というか最後にそのまんま歌ってますから。僕も大好きな作品。ビートルズがアメリカのチャートに入り始めたころ(1964年2月)のライバル。親父の車を無断で借りて町をぶっ飛ばそうぜという歌だったような。当時のビーチボーイズの歌はほとんどこういう歌です。それでブライアンは悩みだす。こんな歌ばかり作っていていいのかビートルズはもっと先に行っているのに・・・とかね。
「さらばシベリア鉄道」はスウェーデンのスプートニクスのイメージ全体のパクり?
スプートニクスのドラマーがジミー・ニコルで、昔リンゴスターが確か扁桃腺炎でドラムをたたけなかったときに代打でビートルズの一員でツアーに出たことがある。ジミー・ニコルはそればかり聞かれて辟易してたけど。(ジョンにいじめられたと冗談で云っている??)
スプートニクスと思って聞いていると、頭の中にジョン・レイトンの「霧の中のジョニー」も出てくる。プロデューサーがジョー・ミークなんで大滝さん好み。ジョン・レイトンは映画「大脱走」にも出ている。チャールズ・ブロンソン、デビッド・マッカラム、この2人より大物がいっぱい出てる映画これも1963年。ジョー・ミークは他に全米No.1の「テルスター」のトーネドーズと意外なリバプールサウンドのハニーカムズ(これってどこがジョー・ミークっぽいのかな?)、ただここにえっと思うフレーズがあってここまで聞きこんでたの!!!という隠し味も。
0 件のコメント:
コメントを投稿