2022/03/29

面白くなくなったアカデミー賞受賞作


 最近、アカデミー賞をとった作品を見なくなったなあと思うことが多い。

昔は、「アカデミー賞とったんやったら見よか」という感じで見て、外れは少なかったように思う。
思い返せば
ベンハー、ウエストサイド物語、プラトーン、ラストエンペラー、イングリッシュ・ペイシェント・・・・・・
ミリオンダラーベイビー
クラッシュ
ノーカントリー
スラムドックミリオネア

以上まで見ていた。それ以降は数えるほどしか見ていない。
見ていないという表現もおかしい。見る気が起こらない。
受賞作の定義が変わってきているのだと思う。僕にはつまらなくなった。

この歳になっても、マーベル系、スターウォーズ等々見てるから映画から離れたわけでもない。
僕の若い時のATG系の映画みたいな「ちょっと屈折したのが」受賞するようになった???若い時の感性がないと感動しないのかな???


なんか素直に楽しめるのが少ない。能書きが多い???頭で見ないといけない??
見てないのに云うなよ‥と言われそうですが、「見る気にさせる力がない」のが問題だと思っている。以前は見る気になったから。

でも、今回はノミネートされたヴァン・モリソンの歌がかかる映画を見ようと思っている。

それと、ウィル・スミスの一件、当然(多分)アカデミー賞の組織は暴力反対路線なんだと思うけれど、正直、言葉だけの「暴力反対」、「戦争反対」路線はほとんど効力がないことが今回のウクライナ侵攻で痛感して、正直なところ八方美人的おりこうさん路線に「言っても無理ですやん」という嫌気がさしている。
何を言ってもいいけれど手をあげてはいけない(手をあげたら負け)・・・・基本的にそう教わってきた。
でも、それを守らない人(国)がいる。どうすればいい??
そんなモヤモヤ感を抱いていたら、いろんな記事が出てきて面白い。
朝日の天声人語では「忠臣蔵」まで出てきている。浅野内匠頭がいけない。そうくるか??驚きの展開。頭で分かってもすっきりしない論理展開。
浅野内匠頭は吉良上野介にいじめられた論証をすべきだった云々・・・・・。
そやけど、そんなこと出来るんやったら刀抜かん。抜かざるを得なかったんや・・・。
だから敵討ちに一般大衆は「ようやった」と手をたたいた。
しかし、そういう考えだとプーチンも「俺も耐えて来たんや、もう我慢ならん。ウクライナを攻めざるをえなかったんや」となって「君の気持もわかるわかる」となってしまいますな。難しい。
頭がこんがらがってきた。

話を戻して、アカデミー賞が面白くなくなっているのはそこ(頭でっかち、建て前優先)かもしれない。白人至上主義的な映画から博愛的な・・どう表現していいか分からないですけど…まあそういう映画が選ばれるようになった気がしている。
昔はかなりアメリカ(特に白人)優先だったのが自重して建て前優先で、逆に教科書的映画偏重になっている。
今の状況ではペキンパーなんか評価されないのかなあ??

理屈だけで、いい部品をあつめても総合的にいいものになるとは限らない。ほとんどダメなものになることが多い。

ついでに言うと、れいわ新選組と日本維新の会のウクライナ侵攻に対するコメントにも、「あほにつける薬はない」と再認識。
山本太郎は全く期待してないけど大石さんにはちょっと期待してるんやけど。

日本人は僕も含めて平和ボケしていることを痛感。ウクライナ人を忘れて議論のための議論で盛り上がっている状況っておかしいですね。





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