2011/08/27

赤頭巾ちゃん気をつけて(2)

「赤頭巾ちゃん気をつけて」は映画まで作られた。僕は見に行っていないけどヒロインの森和代という女の子はこの映画に出る前から気にっていて抜擢されて驚いたというか(知る人ぞ知るという世界から羽ばたいちゃった)のでがっくりした思い出がある。この映画が好評だったのかどうかは知る由もないがなんと主題歌まである。佐良直美(この字でよかったかなあ)という歌手が歌っていてヒットしたのかどうかも知らない。僕の記憶では本が売れて映画化されたので両方良かったというのは稀で大抵映画は不評である(ただし当時のは話)。記憶では「二十歳の原点」「風の歌を聴け」「限りなく透明に近いブルー」等々みんな映画が負けていた。両方良かったのは「ジャッカルの日」で、まあこれはジャンルが違いますから。
東大の安田講堂に機動隊が突入したのは1969年1月19日だったと記憶しているけど、その時僕は受験勉強ではなく、なんとビートルズの2枚組み「ホワイトアルバム」を買いにレコード屋に友達と行っていた。友達が全員ホワイトアルバムを買った。このレコードには通し番号が振られていてあと5つで5000番だった。1番は誰がと思った(後日談ではめちゃくちゃ管理がずさんらしく同じ番号がわんさかとあるらしい)。で友達と安田講堂の機動隊と学生の旗を見ながら、我々はいったいどこを受ければいいの?と悩みながら「バック・イン・ザ・USSR」を聞いていた。いい加減なものである。


0 件のコメント:

コメントを投稿