キャメルのこの「ヌード」というCDのジャケットを見て、いったいどんな音楽なんだろうって思った人が多いはず。
富士山ですよね。僕は輸入盤の安いのを買ったので、これは翻訳がついている日本盤を買うべきだったと後悔している(買えば終わりなんですけどね)。
確か1974年にフィリピンで見つかった小野田さんのことを歌ったものらしい。なんでイギリスのキャメルが壮大なアルバムにしようとしたのか、当時の雑誌でもあれば多分載っているのでしょうが・・。
個人的には不思議な気がする。
日本が戦争に負けて、各国から引き揚げてきた。実は引き上げずに現地に残った人もかなりいるらしく、そのあたりの本もかなり出ているし、政府の調査した報告書もあるらしい。
ただ、本人の意思で現地に留まった人たちは別に、ずっと戦争が続いていると思って隠れて生活をしていて、現地の人に見つかって、晴れて?日本に帰ってきた人は、僕の記憶では、横井さんと小野田さんより前にいた記憶がある。
調べたら、1960年にグアムで皆川文蔵さんという人と伊藤正さんという人が見つかって、飛行機に乗って日本に帰ってきたニュースをテレビで見た記憶がある。
当時、戦後から15年経っている、これでもすごいことです。横井さん、小野田さんはそれからさらに13年くらい経っている。
NHKの戦争証言アーカイブで皆川文蔵さんの証言を見ることができる。90歳の頃の録画ですが、実にしっかりとお話をされて実に感激した思い出がある。生きておられたら100歳間近のはずですが。「戦争で死ぬのは僕みたいな貧乏人のせがれですよ」という言葉が今も記憶に残ってます。
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