2013/08/27

藤圭子 6

これが4枚目「さいはての女」です。これもなかなかいいんですよ。1971年の年初だったかな。北海道出身の雰囲気に合って、裏のジャケットの写真も気に入ってました。ただね、このあたりから熱に浮かされていたような気持ちがぼちぼちと平静化されていく(僕個人としてもね、ぼちぼち本業?に戻ろうか…ピンクフロイドの次のがいいみたい・・というような感じになって行った)
ユーチューブに追悼版でいろいろと過去のテレビのシーンがアップされてます。まあよくこんなものを録画されてましたねというものもある。そういう意味で僕はいい加減なファンだったということですわ。
今日は1998年の11月5日に放映された「懐かしい歌とトーク」のいう番組を見ました。このなかの藤圭子はおしゃべりで(喋りすぎの感もあります)リズムに乗って体を揺らすし、僕の持っているイメージとは違う別人の藤圭子がおります。昔から素の姿はロック好きのお喋りの女の子だという噂が本当だったみたいです。この中で興味深い話がいっぱいあって、子供が帝王切開で生まれた話や初期の歌は真っ暗にして録音した話とか僕には新鮮なものばかりでした。
ただじゃあ本当に普通の女の子だったのかと言えばなかなかそうでなかったかもなあという気持ちも残っていまして、村上春樹の「村上朝日堂」の「僕の出会った有名人」から抜粋させていただくと・・・「ただ、この人は自分が有名人であることに一生なじむことができないんじゃないかなという印象を、この時僕は持った」 と書かれてまして・・このあたり(有名であることになじめない)がいろいろ書かれてる奇行とかにもつながったのじゃないかなと思う。
僕も結構奇行癖っぽいものがあるけれどそれは何とか世の中と調和させるための人間の持っている自動調整機能の一部だと思えば別にどういうことはないと思ってます。(自己弁護かな)。生きようとする証でもあります。
なんか藤圭子さんの死で6回も綴ってしまいましたが、一応今回で終わろうと思います。
やっぱりかなり悲しい思いが強いですね。八代亜紀とデュエットしている姿なんて実にきれい。あらためまして冥福を祈りたいと思います。お疲れ様でした。



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