1970年の初めに「ビーナス」という曲がアメリカで1位になって大騒ぎになった。
なんせアメリカ以外の国のアーティスト(歌手、バンド・・)が1位になるというのは、ビートルズ以前では非常に珍しく(トーネドーズ、坂本九くらいか?)、ビートルズ以降イギリス勢がトップになるのは珍しくなくなっていくけれど、他の国のヒット曲がアメリカでヒットするのはやはり珍しく、1位となると極めてレアケースだった。
ショッキングブルーというオランダのバンドがそれで、マリスカ・ベレスという女性ボーカリストが売りだった。そしたらその後アース&ファイアーというバンドがやはりオランダから出てきて、これはアメリカでヒットしたのか知らないけれど、日本では「シーズン」という曲がかなり流行った。
この二つのグループの共通点はボーカルが女性ということで、マリスカ・ベレスの方は2枚目でわかるように立派に成長?されてます。アース&ファイアーの女性はオランダでは有名みたいですが、日本語のものが少なくちょっと現在の様子が分かりません。
「ビーナス」は日本ではカバーされまくって、本家が分からない。やはり長山洋子もんが一番かな?荻野目ちゃんのもよく聞いたけど。
蛇足ながら、ショッキングブルーって人種差別主義者(今でもそういう主義者っているのかな?白人至上主義でもないのか?)だったらしく(竜馬さんのブログによると)、日本人って「猿」だと思っていたらしい(そしたら来るなよ)。でもちゃっかりライブ・イン・ジャパンまで作って帰っている。
「悲しき鉄道員」というのも流行ったなあ。
でも、言葉が分からないというのは一種の幸せでもあった時代なのかも。
ショッキング・ブルーのコンサートに行った人は猿だと思われているのに、手を振っていたわけですから(俺も行っていたら振ってますけど・・)
そんで、アメリカのヒットチャートにランクインしたアメリカ人以外?を調べてみると、まず定義が難しい。
いろいろと調べておられる書き込みはあるのですが
英語圏以外
国籍がアメリカ以外
母国語で歌っている ・・・・・
色々と定義が出来ます。坂本九みたいに、日本人で日本語みたいなのはもう揉めませんが、英語で歌っている外国人もたくさんいますし、さらにインストルメンタルになればもう何人でも関係ない・・・考えてみたら難しい。
先述のトーネドーズはイギリスのインストバンドです。
ビートルズが出るまでの唯一の全米1位のイギリス勢だったはず。
KARL M.さんのブログに詳しく書かれてますが
僕が知りたかった、全く英語以外で歌われたアメリカ人以外の全米1位のヒットは下記の3曲
■ボラーレ/ドメニコ・モドューニョ(1958) イタリア/イタリア語
■ドミニク/シンギング・ナン(1962-63) ベルギー/フランス語
■スキヤキ/坂本九(1963)日本/日本語
ただ、英語以外という枠組みで考えたら、ロス・ロボスも該当。
■ラ・バンバ/ロス・ロボス(1987)アメリカ(ヒスパニック)/スペイン語
ABBAとかA-HAとかROXETTEなどの北欧陣は、英語で歌っているからもう特別扱いする必要がないくらいで、特にスウエーデンはもう全米ヒットチャートの供給源みたいな感じになって来てる。
さらに、アメリカ人?って人種的にはいないですよね。僕の定義が間違っている?。
国籍で行けばいいのかとか悩みが増幅。
1位でなければ、ベスト10以内とかになればもう数えきれない。
ただ日本人に限れば、坂本九しかいない。
期待できるのは「BABY METAL」のみか?気がつけば2人になってますが。
ヘビメタの大御所との記念写真が実に楽しいです。タトウーの馬鹿でかいヘビメタおじさんと小さい子供みたいな少女との記念写真・・。
アルバムでは坂本九の14位を抜きましたから。
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