2022/08/31

ゴルバチョフと稲盛さん


 
大物の訃報が相次いで報じられた。
京セラの稲森さんに続いてソ連のゴルバチョフさん。
ほとんど同じ年齢。
ゴルバチョフの評価に関しては、僕らは偉大な指導者に見えるけど、ソ連の人たちはどのように考えたのだろうか。
アメリカが第二次世界大戦以降占領して民主主義国家として立ち直った?のは日本しかないみたいで、イラクを日本みたいに立ちなおさせると言ったのはブッシュだったかな。
ゴルバチョフはソ連の民衆に自由を与えたけれど、猫に小判だったのかな。反って、エリツィン、プーチンと以前より偏った保守的な指導者に翻弄されている。
ソ連のその後の動きと現在のプーチンの動向、さらにアフガニスタンの現在とかを考えると、日本ってものすごく特殊な国&国民のように見えてくる。

稲盛さんに関しては、全く接点がなかったので個人的には分からないけど、京セラ出身の管理職の方とは一緒に仕事をする機会が何度かあった。
正直なところ皆さん何かにつけ「フィロソフィー」という言葉を連発されるので辟易した思い出がある。
ある会社では社長が「稲盛さんのフィロソフィーでなく、君の考えを聞きたい」と言われたことがある。ちょっと浸透しすぎなのではと思った思い出がある。
僕は京都の同じ業種にいたからある意味競争相手であったわけで、後に独立してからアメーバ経営手法をやっている会社にも関与することがあったけれど、いい会社なら当然やっている手法だと思った。
もともと宗教っぽいのは苦手なんで、盛和塾にも誘われたけれどお断りしてきた。生意気なようだけれど経営の手法と哲学は悩んで自分で見つけるものだと思っているから。

ともかく、偉大な2人が奇しくも同じ時期に亡くなられた。ご冥福をお祈り申し上げます。

2022/08/30

混沌


今年になってからますます世の中が混沌としてきてどう落ち着くのか全く分からない。
多分、今から20年は生きないと思うから、僕個人に関しては「後は野となれ山となれ」でいいと思うけれど。次の世代のことを思うと本当にどうなるのだろう。
不安なことを列挙してみると
1.コロナはいつ収束するのか?
2.ロシアはこのまま戦争を続けるのか?
3.ロシアと縁を切った西側の経済はどうなるのか?
  原子力発電を再開はやむを得ない?
4.この温暖化は何処まで行くか?
5.日本経済は再興できるか?
6.統一教会を撲滅することが出来るか?
7.中国のこれからの覇権復興はどうなる?
8.すべて電気自動車になるか?

等々、僕が今更悩んでも仕方がないことばかりですが、意外と日常生活に結びついてくることもありそう。

先日、ワンピースの話題の映画を見て来た。今まで劇場映画は2作ほどしかみてないのですがあまりにも話題になっているので野次馬根性丸出しで行ってきました。あんな人が多い映画館は久しぶり、並んでました。
それで肝心の映画ですが、それまでのワンピースの劇場映画とは全く違うコンセプトの作品で一言で言えば「型破りの成功事例」と言えそう。
ミュージカルを見に行った感じ、その証拠に、この映画で歌われている曲が今大ヒットしている。1曲だけでないですよ数曲ともヒットしている。まさに「大当たり」
それと、単行本で100刊を超えているから登場人物は数えきれないくらい出てきているわけで、その中でもトラファルガーローとか懐かしい顔ぶれを登場させて同窓会的雰囲気ムンムンでよく考えられているなあと感心して見ていた。
観客動員数のスピードが新記録ばかりらしいですが、鬼滅の興行収入400億円を破ることが出来るのかな。
  









 

2022/08/11

岡信子さん


 昨日が長崎に原爆が落とされて77年目で、式典が中継されていた。その時、昨年の「岡信子さん」を思い出した。アップしたドキュメントが心に残りすごい方が生き残っておられるものだと感服していた。その岡信子さんが昨年の11月4日に亡くなっていて、今頃になってで恐縮ですがご冥福をお祈りする次第です。
このブログももう何年もダラダラと僕が読むために日記のように書き綴ってるけれど、毎年、8月になると、どうして「負けると分かっている戦争を始めたのか」ということについて駄文を書いている。なんか8月になって終戦記念日までそんな関係の本を読んだり、NHKの過去の番組を見たりしてしまう。
今年は2月のロシアのウクライナ侵略で世の中が喧噪としてきて、中国・台湾の問題やコロナ、統一教会・・・等々、ゆっくりと「どうして我が国は戦争をおっぱじめたのか???」ということを考える雰囲気が出て来ない。
今にも「ひょっとしたらロシア以外にも戦争が始まるかも」という雰囲気も出ている。

そんななかで、もう一度昨年感動した岡信子さんの「戦後76年 被爆体験を語る」を見てみた。
戦争反対の「原点」がある。ウクライナ侵略のテレビ映像を見ていたら忘れてしまう「原点」がある。結局、悲惨な目に合うのは「一般人」、これを忘れてはいけない。