2021/05/31

難民問題


 今まで考えたことのない問題で・・・と思っていたら、上記の本を5年くらい前に買っていた。どうせ積読だろうと思って、ペラペラめくったら、マーカーで塗ってる。真面目に読んだんやと思い、変な感心を自分に。真面目に世の中のことを考えていたんやとね。
それで、マーカーの部分を飛ばして読んでいくと、実に奥の深い問題であることを再(ほぼ初めて)認識することに。
一番に思ったのは、この本の著者によれば「難民申請する人のほとんどが難民でない」ということ。
この本の中に難民の定義を探したが、どうも「難民の定義がなさそう」だということ。
すごく政治的な判断が付きまとっている感じがするということ。

これは一筋縄でいかない問題であるということが分かってきた。
大学の入試テストみたいなものではない、昔のオリンピックのマラソン代表の選考みたいな不透明さよりもっと不透明で複雑みたい。
ただ、この不透明さは意味がありそう。公にできそうもない裏が横たわっていることがありそう。

この本を引っ張り出してきたのは、今新聞やネットで話題になっているスリランカの女性の死に関しての記事に触発されたからですけど、今話題に上がる問題とこの本が取り扱っている問題にはちょっとズレがあるように感じた。

「送り返されたら殺される」という人間を送り返すのか??
送り返さないと仕方がない時もあるんでしょうね。それが国の運営というものかもしれない。綺麗ごとで済まないのが国際社会、特にこれからもっと複雑になってきそう。


2021/05/27

1974-77


1974年の4月から1977年の5月まで広島の車会社にいた。
この時か翌年、どういう訳か広島カープが優勝して、阪神ファンの僕は優勝した時に突然カープファンになって流川を闊歩した。
当時はオイルショックでガソリンの価格が高騰し、車会社には有難くない時代だった。それであんまりどころか全く車が売れず、経理の僕のような新人には大した仕事がなかった。
というわけで、広島にいた3年間はそれほどいい思い出はないけれど、関西に住んでいて、全く異次元の体験をしたのは岩国の米軍基地で流れている放送(FEN)が聞けたことだった。
関東に住んでいる音楽好きは毎日こんなのを聞いていたら詳しくなるよなあとしばし感慨にふけったものである。
特に思ったのは、ロックの歴史というか、プレスリー以降の音楽が何時でもかかっていて、どうもその頃の解説をしているような、言葉は分からないけれど、単語と音楽の知識から類推するとそんな感じだった。
一番気に入っていたのは、ケーシー・ケースンの「AMERICAN TOP 40」で、広島から去るつもりになってから、毎週の放送をカセットテープに録音してある。
当時、まあ働いていたから、学生時代のようにのめりこむまではいかなかったけれど、ちょうどイーグルスがぼちぼちヒット曲を出しだしたころで、いまいちの作品ばっかりだと思っていたら、ついに「呪われた夜」というシングルを見事No.1にして、ついに不動の地位を射止めた。
まあ、このあとで「ホテル・カリフォルニア」でとどめを刺すのですが、ヒット曲というインパクトはこちらの方がはるかに上だと思う。
特に出だしのベースの音からじゃーんというギターに「one of these nights」と歌いだす一瞬、最高です。
イーグルスについてはそれほどのファンでもないけれど、個人的にはもろカントリーというのはしんどくて、適度なカントリーミュージックフレイバーがあって、基本はロックなので、今も聞いているのだと思う。
世界で最も売れたレコード(CD)でイーグルスのグレイテストヒッツ(1971-1975)がべスト10に入っている。僕でもよく聞いているから確かに売れたんだろう。ただし先ほどの「ホテル・カリフォルニア」は入っていない。「ホテル・カリフォルニア」の入っているベスト盤もあるけれど、前述のグレイテストヒッツ(1971-1975)の方が出来がいい。蛇足ながらグレイテストヒッツ(1971-1975)が出た時はホテル・カリフォルニアは出てませんがホテル・カリフォルニアが出た後でもこのアルバムは売れ続けた。
「ベスト盤の出来がいい」というのは、やっぱり選んだ曲と並べ方なんでしょうね。ベスト盤って、単純に言えば発売順に並べるという手が一番簡単ですが、意外とよく考えられているものは、入っている曲が全く同じでも印象が全く違うから面白い。

2021/05/25

雑感・雑感・雑感



 もう1年以上も仕事らしきことをせずに、世の中を眺めていたら、色々と感ずることが多い。よく考えたら、この時期だから余計にという気がしないでもない。
まず、コロナから考えだして色々と頭の中が動き出す。
①コロナが中国から発生していなければ、もっと情報が集まり対応が早かったのではないか?とか
②中国の力がものすごく強大になっていることを実感した。ワクチン外交など考えられない。
③資本主義対共産主義の構図はとっくになくなっていた。左や右やの時代は終わっている。
④強権国家(軍事国家)がどんどん増えている。人権は無視される。
⑤マスコミの力がどんどん低下、若者はテレビを見ない。
⑥SNSのお陰で、皆さん好き勝手な言い分がのさばりだした。意見がまとまらない。自分の世界に埋没してしまう。
⑦アルファベットの標語がいっぱいでついていけなくなってきている。DX?SDGs?
⑧国は倒産しないか?
⑨年寄りはもう無理という時代が来ている。
⑩紙幣は(もう紙幣ではないか)、お金は何処まで増やせる(昔の言葉で言えば国はどこまで紙幣を刷れるか)??

まあ、色々と悩みます。
まず財政から、コロナがなかっても予算の大部分は年寄りの医療費の補填に回っているらしい。このまま行くと、年寄りが日本を食いつぶしてしまう。
政治家は出来もしないことを言ってますが、多分誰も出来ないのだろうと思う。

ずっと考えていると、要は、年寄りをどこまで(何歳まで)面倒見るのかという課題に突き当たる。今の医学、生かそうと思えばどこまでも生きさせることが可能(どこまでもといってもまあ限界はありますが)らしい。
昔、自分の父親が入院した時、人工肺の処置をされていて、お医者さんが「このままだとずっと生かそうと思えば生かせれますよ」と言われたのを思い出した。
この話は、今のコロナにも飛び火してくる。今回のコロナは高齢者にリスクが高く、入院しているのも高齢者が多い。高齢者には手厚い介護で生き延びている。
そこから次のような指摘も出てきている。コロナのお陰で、ウィルス干渉でいつものインフルエンザが少ない、そのため年寄りが例年のように(インフルエンザならコロナのように入院させない)亡くならない???
その為医療費がかさむ。
日本の財政の課題の究極は、年寄りをいくつまで生かすの??ということかなと思い始めている。こういう問題をずっと棚上げにしてきている。つけが回ってくる。

同様のようなことを、入国管理法の問題でも感じた。スリランカの女性の問題で、この法律のいい加減さ、曖昧さがクローズアップされているが、個人の理由(人権)を考えればほとんどの人を受け入れるようになるのだろうと思う。
それでも、お帰りいただく毅然としたルールが必要なのは当然の話で、それを怖がってやらないからダラダラしている。
人の命を決めるルールを作らざるを得ない時代が来ているように思えてきた。(正しいのか分かりませんが)
昔「剪定」という言葉の意味を、景気後退で人の整理の時に、労務管理の専門家から教えられた。人物はくだらん人間だったですが・・・。それはさておき、将来役に立たん奴は先に「切ってしまう」ことが大事なのだ、それが「剪定」。
なんてことを・・・と思いながら、一理あると思わざるを得ないことが多かった。

象の墓場という話を聞いたことがある。役に立たなくなったと象さんが自覚したら、自らいなくなってしまう。象の墓場に自分で行くらしい・・?

今の日本人は自ら墓場でなく病院に行く、ずっと生きる。お金がかかる。若者が支える。
もう無理な感じ。

その若者を支える人はいない??

この政策(皆保険)、失敗やった???



2021/05/14

パレスチナとイスラエル


 
パレスチナとイスラエルがまた大変なことになっている。
正直、解決策は見当たらない。
コロナの予防接種率が世界一でも、喜んでいられない。
上にアップしましたが、もうほとんどイスラエルが支配してきている。
素人目にもイスラエルの方が兵器も立派やし、パレスチナは貧乏そうで、でもロケット弾をもっていたり、裏はややこしそう。

このややこしさの原因にイギリスが噛んでいるわけで、世の中は真実一路では済まないなと思う昨今です。

2021/05/09

書籍


 

物置にしていた実家を処分する時に、膨大な本とレコードの処分に悩んだ。結局レコードを残し、本はもう読まないと思うものを処分した。古本屋に売ろうと思ったけれど、相場を聞いて馬鹿らしくなったので、一番親切だった古本屋に寄付した。
アップしたのはその時の荷造り過程のスナップ。
それでこのコロナ禍、暇があるから昔の本を読もうと思う。「あったはず」と思い、探しまくる。古本屋に送った目録なんか作っていない。たまたま撮っていたこの写真を手掛かりに記憶を辿っている。「えっ、こんなのも送ったんか!」というのもある。
でも当時、こんな状況になるとは夢にも思わなかった。
最悪、再度購入するようになりそう。

2021/05/07

DECCA TAPES 1962


 

デッカでのオーディションのテープは昔から会社に残っていると言われていて、何時だったかな世に出て、CDになってから種類がいっぱいある。
よく考えたら、こんなのがいっぱい出てることが分からない。誰が儲けている??
DECCAが出していないですよね。契約しなかったんだから。どういうこと???
(この時の録音テープ、ブライアン・エプスタインがその後の売り込み活動に使おうとDECCAから入手しているんですね。だからかなり出回っていることになる)
しかも何種類も出ている。同じ曲と分かっていてもある程度僕も買ってしまっている。(これがいけない)
真ん中のが多分その時の全体が入っているとされている。
僕は、1番下のに、アンソロジーの1枚目から、自分で一応当日演奏されたであろう順番にしたものを作って聞いている。
聞いてみると???・・・どういう評価が正しいのか分からない。
何せほぼ60年前のもので、さらにBBC放送のものなど、今までにも1963-64のものを聞いているから、「そこそこ上手いのでは???」と思ってしまう。
不合格にした積極的な理由は??
当日のオーディション、2組から1つ選ぶということであったのなら、対抗馬であったブライアン・プールとトレメローズの演奏を是非聞いてみたい。多分彼らにとっても十八番の「ツイスト&シャウト」をやっているはず。ブライアン・プールって当時かなり評価は高かったはず。
それでもDECCAは巨億の富を逃がしたわけ。必死でストーンズを見つけてきた。





2021/05/06

ビートルズ派手にやれ! クリフ・リチャードに欠けていたもの考


 ビートルズの思い出で生計を立てた(立てている)人はかなりの人数に上って、後半になるほどデマも多く信憑性が疑われるものが多い。思い出本がどれだけあることやら。翻訳されていないものを入れたら膨大な数になると思う。
この初代のマネージャーであった(と思われる)アラン・ウィリアムスの」ビートルズ派手にやれ!」は彼なりに大げさに法螺を吹いている部分はあると思うけれど、作為的とは思えず、ほぼ本当の話なんだと思っている。
出版されたのが、今から思えば初期であること、出た時のビートルズは「大物」には違いなかったけれど、今のような「伝説」ではない。まだいわゆる大衆音楽の大スターだとアラン・ウィリアムスは考えていたと思う。

書かれているのは、ほぼハンブルグ時代の思い出。
ハンブルグでトニー・シェリダンと「マイ・ボニー」を吹き込んでレコードを出して、そのレコードをブライアン・エプスタインの店にレイモンド・ジョーンズが買いに来て、そこから次のマネージャーに引き継がれるという構図になる。
ブライアン・エプスタインが見たキャバーンでの演奏はハンブルグ仕込みで、それはもう騒音、汚い、荒っぽい・・・というものであった。それをブライアン・エプスタインはスーツを着せて洗練されたものに変えようとした。
(後で述べるけれど、スーツを着てもそれを超える「ワイルド」さがあったから成功した。
ただ、革ジャン姿でデビューしたらどうだったのかな?このあたりは難しい。ブライアン・エプスタインが正しかったような。)

1962年の正月にDECCAのオーディションを受けて不合格、6月にパーロフォンのオーディションを受けて合格・・・となる。
DECCAのオーディションで不合格にした部長のディック・ロウはその理由を「シャドウズに似ている」と表現している。(本当は演奏のテープも聞いていなかったのに)
ただ、リバプールまで見に行ってオーディションを受けさせたDECCAのマイク・スミスは、当日の演奏がキャバーンでの演奏には全く及ばなかったと感じていた。
結果的に、この日2つのバンドがオーディションを受け、ビートルズは不合格、合格はなんと「ブライアン・プールとトレメローズ」だった(驚き、信じられない。ただ荒っぽさなら彼らの方だったかなとも思うけど)。

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ビートルズがアメリカで成功してから、イギリス勢が当然のようにアメリカでレコードを出せて、ヒットさせた。
それではなぜそれまでのイギリス勢はアメリカに行けなかったのか??という話が当時はよく出た。代表格はクリフ・リチャードとシャドウズである。
それを考えたら、ディック・ロウの「シャドウズに似ている」という表現は含蓄のある言葉であると思う。既に当時、業界はシャドウズを超えるバンドを探していたことになる。
当時、クリフ・リチャードとシャドウズでは、アメリカに行けないという閉塞感があったのではないか??それを突破する勢いがビートルズのキャバーンでの演奏にあった。だからDECCAのマイク・スミスはロンドンまでオーディションに呼んだ。ただ当日の演奏は求められている「ワイルドさと熱気」が感じられなかった・・・ということではないのかな。

そう、必要とされていたのはクリフとシャドウズに欠けている「ワイルドさと熱気」だったと僕は思っている。そういう気持ちでクリフ・リチャードを見ればどことなく「おりこうさん」路線。
プレスリーが出た時に、PTA推薦でパットブーンが出て来たのと同じかなと思った。
パットブーンでは「革命」は起こせなかった。プレスリーでないとね。
それと同じ、クリフとシャドウズではアメリカに風穴を開けれなかった。ビートルズでないと。




2021/05/04

AMAZONにご注意!


 最近はネットで買えるものは、ほとんどのものを「AMAZON」さんで買ってしまうようになっている。
楽天より僕には見やすくて探しやすいのと見た目が洗練されていて好きである。
さらに、歳と共に物忘れが増えて、たまに同じCDや本を買ってしまう現象が出て来たので、AMAZONさんなら「前に購入してますよ!」とメッセージが出てくるので重宝している。
ただ、もう数年前から「ちょっとおかしいのでは」と思うことが増えてきているので、ここで書いておこうと思う。


1.まず、発売されたばかりのものが定価より高い値段で売られている。

  大抵、委託販売のものが多いけれど、いかがなものかと思う。そのことをレビューしたら(何回かしている)、このようなレビューは載せられないというコメントで返ってくる。その理由が僕には分からない。
僕には理由と思えない意味不明の言い訳が書かれている。
したがって、購入者はまず定価を確認してから買うべき。
例えば今日、NHKのニュースで大竹英祥さんの写真集「ノースウッズ」を紹介されていて、買おうかなと思ってアマゾンをみたら、定価2500円のものがほぼ7000円、他のサイト(例えば楽天や書籍の通販屋さん)を見たら、定価で売られている。
もう手に入らなくなってプレミアが付いているものは理由が分かるけれど、現時点で定価で買えるものをあたかもプレミア付の商品のごとく見せかけて販売するのは一種の「詐欺」だと思う。
店舗の管理運営者として無責任だと考えます。
まず、定価がある商品ならば、定価で売られているものとそうでないものと区分できるようにしてほしい。

2.一つのものを買ったら、毎月送られてきて驚いたことがある。

いつの間にか、「定期(毎月購入)購入」のボタンが出来て、「一回きり購入」のボタンが見えにくくなっている。最近はマスコミに叩かれて、二つが見れるようになったかな?

3.パントリー売り。

これもいいサービスなのか、まだいまいちよくわからない。2000円まとめて買わないと買えないものと同じなのかな。

4.文房具が1本単位で売られていない。

10本とか個人でいるわけがない。これはヨドバシの通販に完全に負けている。今のところヨドバシの通販はボールペン1本(例えば150円)でも送ってくれている。しかも送料はかからない。

正直、何でもアマゾンの時代から個人的には脱却せねばならないかなと思っている。
僕みたいに何でもアマゾンで買う人が増えているので驕りが出てきている。
その驕りからかアマゾンがどうもかなり「せこく」かつ「横柄」になってきた。
ここまで巨大になってきたら正々堂々と商売したらどうかと思うのに、おかしい変化だと思わざるを得ない。