2022/01/27

YVETTE MIMIEUX

 
右から2番目がイベット・ミミユー、一番右がコニー・フランシス。
イベット・ミミユーって言ってもほとんどの人が知らないだろうと思う。
最近は映画にもテレビにも出ていないような気がする。
17日に亡くなったという記事が出ていた。
一番有名なのは、1960年代の青春物、特にコニー・フランシスの「ボーイハント」の主演(準主演かな?)だと思う。まあ後に尼さんになったドロレス・ハートが主演でしょうね。主題歌を歌っているコニー・フランシスも出てます。
あとH・G・ウエルズ原作のタイムマシンという映画にも出ている。ほかもそこそこ出ていて、テレビでは「ドクター・キルデア」とかにも。
名前を見て顔を思い浮かべた日本人って何人いるのだろうか???
ネット検索したらかなりの写真が出てくる、何とも言えない哀愁を帯びた顔が素敵でした。
ご冥福をお祈りいたします。合掌。

2022/01/23

ベンチャーズ ドン・ウィルソン


 

あのベンチャーズのドン・ウィルソンが亡くなった。
もう日本にエレキギターが流行ったのはこのベンチャーズのお陰に尽きる。
エレキギターに関してはビートルズの影響はそれほどでもないと思う。
それと、ベンチャーズによって、いろんな曲を知ることが出来た。
もともと、彼らはオリジナルが要らなくて、他人のインスト曲やボーカルヒット曲をエレキギターで演奏するというスタイルでスタートしたグループです。
ところが、来日して人気が出てきてレコードが売れたら、素人は全部ベンチャーズのオリジナルと考えた人が多い。
例えばトーネドーズの「テルスター」、シャドウズの「アパッチ」、シャンテイズの「パイプライン」、サーファリスの「ワイプアウト」、果てまたデューク・エリントンの「キャラバン」・・・きりがありません。
1965年の来日で火がついて、多分日本ではビートルズよりレコードは売れたと思います。特に伊東ゆかりと一緒に写っているジャケットの「べンチャーズインジャパン」はものすごく売れました(僕の友達はほとんど持っていた)。あの時のベスト盤と言えます。
ベンチャーズはその後メンバーチェンジを繰り返しながら毎年のように日本公演をしています(今もしてる?)が、オリジナルメンバー?(厳密に言えば、そうでない)、1965年の正月にテレビで見たメンバーは皆さん鬼籍に入られました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
ドン・ウィルソンの弟は確かキャンドヒートのメンバー(というかリーダーのアル・ウィルソン)だったという話は昔からありますが、真偽のほどは分からない。



2022/01/22

国家の役割


 

ここにきてにわかに日本の国際的な地位(位置)について、事実を突きつけられて、「もうちょっとましな位置にいたんとちゃうの??」という疑問を持っている人が多いとおもう。そんなに日本って給料低かったんか・・とか、教育レベルってもっと上とちゃうんか?とか、そりゃ女性に対する地位向上はまだ遅れていると思うけど、なんで中国やインドが作れているワクチンが日本で作れへんのんや???と思っている人は非常に多いはず。
それで、今になって日本でワクチンを作るべきだとか、もう後付けの提言が多くてあほらしいというか、特に公明党はそういう傾向が強いね。おりこうさん路線。
政党と言えば、連合が「好きな候補者に投票しよう」と言い出して、面白いことになってきた。正直、自民党の方が行動力があって「リベラル」と思うことが多い。野党が違いを提示できない。もう自民党が、野党の言っていることの中で出来そうなことを取捨選択して実施してくれたらいいと思っている。
個人的には憲法改正は反対くらい。
そんで、ワクチンの話。ワクチンで民間企業が採算をとろうとすれば、幸か不幸かそのワクチンが使われなければならない。要は疫病が流行らないと元は取れないわけです。ほとんど流行しない。ほとんど捨てることになる。今回のコロナは極めてレアケース。
それと、副作用のないワクチンは皆無、副作用に異常に日本人は敏感、鬼の首を取ったように生産者を責める。こんなことあほらしくてやってられないというのが今の日本の医薬品メーカーの心情だと思う。なんにも得るところがない。労多くして云々の世界。
そんでそんで、国家の役割とは、私企業で出来ないところをカバーするのが本来の役割ではなかろうかと、今回のコロナ騒ぎを考えるとそう思ってしまう。
いままでの日本って、私企業の頑張りでここまで来たと思っている。毎回書いてしまうけど、今の日本の半導体産業の凋落はアメリカの圧力に日本政府が屈したからだと思っている。守ることが出来なかった。
そこで思い出したのは、フリードリッヒ・リストでもう周りからどう思われても自国の利益第一で考えた「憂国の士」であります。その情熱がゆえに、経済理論より有名。ちょっとこういう人が政治家で出てこないものか。



2022/01/07

外岡秀俊さん


 
朝日新聞の外岡秀俊さんが亡くなった。まだ若い。残念である。
僕は外岡秀俊さんがまだ学生だった頃にどこの文芸賞だったか忘れてしまったけれど、その賞を受賞した「北帰行」という本を買って、まったく理解できずというか、途中で放り投げたまま・・・・で、先日(3年前)古本屋に処分してしまった。
全く文学なんて縁がない僕がこの本を買うことになったのは、下の「限りなく透明に近いブルー」が芥川賞をもらって、音楽が出てくる小説がにわかに面白くなったから。
ただ、今ではアマゾンのレビューを見ていると「全く分からない」「こんなのが芥川賞をもらうのはおかしい」「変態の文学」「ポルノ小説」「エロ本」・・・とまあ散々たるレビューが並んでいる。
あの本は、あの時期に生きて、ロックミュージックを聞いていないと分からない類の文学だと思うので、世代に違う人が読んでも分からないと思う。
ドアーズの「水晶の舟」を聞いていないとあの情景の意味が解からない・・・。
まあ、そんな時期に文学賞をもらったというので買って読もうとした・・・僕には無理、読めんことはないけど読む気がしない世界だった。
それで外岡という名前は僕の記憶から消えていったまま。

先日、朝日新聞が、戦時中の朝日新聞の「転向」問題(われ、どの面下げて「戦争反対」を唱えとんじゃ・・・、お前も戦時中、戦争を礼賛しとったやんけ・・・と言われている朝日新聞)を振り返ってみようという自己批判の総監督が「外岡秀俊」さんだということで思い出した。
それで調べてみると、他にも書籍を出していて、主として論説かな、純文学はペンネームだったらしい。
いずれにしてもこれからいろいろと出て来そうな感じだったのに本当に惜しい。
ご冥福を祈りたいと思う。 合掌。




2022/01/05

年初の雑感

目をつぶっている虎君のショットを見つけた。愛嬌があるので載せときます。
最近、というかずっとぼやいているけれど、自分の生きてきた時代というのは非常に特殊な時代であったことが痛感するようになって、これからどうなるのか興味があるというより不安です。
「後出しじゃんけん」有利理論というのがないかなと探してますがまだ誰も唱えていない。
今、この世を席巻しているのは「後出し」ジャンケンの中国と韓国と台湾その他の国家
でもよく考えたら日本もそうですよね。
ただ日本に技術を教えてくれたアメリカは今でもトップを一応走っている。
どこで違いが出て来た???
うまく表現できないけれど、今までちゃんとできていた国の方が、これから負けそうな状況に思えて仕方がない。
デジタル化を考えても、日本の戸籍制度なんかものすごくデジタル化のブレーキになるはず。それから地方自治、これも自治といっても内容がほぼ同じで書式だけ独自性を出している地方自治体が多く、既得権だけが生きがいのお役人にデジタル化を出来る国士がいるかどうか甚だ疑問。
要はいままでいい加減な国の方が、これからの改革には得であるということ。
何回も書いてきたように、ハイブリッドの車なんか一生懸命開発しなくても、モーターとシャシーを買って組み立てたら誰でも車会社を作れる時代が来る。
後出しじゃんけん・漁夫の利作戦・・・こういう国が当分勝利を収める。


 

2022/01/01

寅 おめでとうございます。

スピード・グルー&シンキ    のレコード。意外とこれを使う人が多いかも。
僕の持っているレコードは中古屋で買ったもので、毎日放送の放出盤でした。毎日放送ってスタンプが押してある。果たして放送でかかったことがあったのかな?まあラジオでは無理ですね。
パワーハウスの陳信輝とゴールデンカップスの可部正義とジョーイ・スミスの3人の日本でのニューロックの夜明けの時期の今では幻のバンド。
あの名作「晩餐」の
フードブレインでこのレコードを作った後、このスピード・グルー&シンキを結成している。
でもそれぞれ長続きはしなかったですね。
ジャケットの意味は不明。可部正義にこちらの才能もあったので彼のデザインなのかも。
可部正義はその後も活躍、チャーと組んだり、アランメリルとウォッカコリンズを組んだり実力派ミュージシャンとして活躍されました。ちょっと前に亡くなってます。
久しぶりに聞こうかなと思ったけど、プレーヤーがないことに今気がついた。やっぱり買うべきかな。すべてがCDに置き換わってないものね。