2020/09/24

藤木 孝 さん



 藤木孝さんが亡くなった。自殺か?という話もある。80才。
僕の記憶(小学生の思い出)では藤木孝という人はもうツイストの神様でものすごい人気だったということしか残っていない。それで何時からか僕の目の前からすっと消えて、ずっと「藤木孝」っていう歌手がいたよなあ・・と思っていた。周りの友達に聞いても知っているのはいなかった。まさか俳優さんになっているとは知らないので。

それでこのようなネット社会になって検索が可能になるとかなり早い時期に検索して俳優さんになられていることを知り、ほとんど日本の番組は見ないので僕が見ていた数少ないドラマ「NHKの新選組」に出ていた姿を思い出した。ツイストと時代劇!!!

60年初頭の洋楽を歌っていた歌手のその後について結構書いてますが、藤木孝さんみたいな格好いい変身は珍しい。

一般的に60年初めにあちらのヒット曲を日本語に翻訳したカバーもんを歌ってある程度メジャーに。そして翻訳ポップスの時代が終わって、その後の身の振り方は?

そのまま歌手を継続、但し、ポップス系か歌謡曲系に分かれるけど、翻訳もんはほとんどなくなる。あちらのものがそのまま流行しだしたので。(ビートルズ以降)身代わりにはなれないようになった。
和製プレスリーはいたけれど和製ビートルズはいなかったから。
(東京ビートルズっていたよねえ。あの人たちはどうしたんやろ。)
歌謡曲路線に変身でヒットを出した歌手はかなりいるけれど、ずっと同じファンがレコードを買ったかどうかは分からない。聞き手がチェンジでしょうね?
あとはオリジナルでポップス系を引き継いで食えた歌手っていた??
なかなか思いつかない。

あとは音楽止めてタレントとか俳優さん。なんや音楽をやりたかったんとちゃうの?・・とまあ個人的にはその後の生き方を評価していない人がほとんどなのですが。

ただ、マスコミには出ないけれど、元々好きな世界(カントリーとかロックンロール・・)に戻ってライブハウスとかで地道に生きた方々もいると思う。本来はこれだよね。

なんか藤木孝さんについては神秘的で、あの時期に自分の主張を通された(と思っている)それで今回自殺疑惑。しかもなくなった借家がつつましく。めっちゃロック的。なんか小説のゴールデンスランバーに出てくるロックのお兄さん?を思い出した。

ご冥福をお祈りします。合掌。
小学生の時にちょっとだけテレビで見てずっと気になった人ってそういないから特別な思い出です。これをずっと覚えている僕もかなり怪しいのですが・・・。

それと藤木孝さんを思い出すといつも一緒に思い出すことがある。藤木孝さんがツイストを踊っていたテレビ番組のスポンサーが森永乳業で当時コーラの宣伝をしていた。確かスパーク・コーラ。子供心にどんな飲み物やろ?と思った。まだコカ・コーラが上陸する前です。短期間で消えました。森永はインスタントコーヒーも出したけど消えた。ネスカフェに負けた。クリープは残ったけど。この業界も難しい。ただ美味しいものは残る。




2020/09/22

THE BEATLES と THE ROLLING STONES



 リバプールサウンドの2大巨頭ですが、
両方ともそれらしいロゴに収まったなあ・・・といつも思っている。
ビートルズがアップルというレコード会社を作った時は何とも思わなかったけれど、レコードのラベルを見て、リンゴが半分に切られているのを見て正直「面白い」と思った。

ストーンズは、「こう来るか」・・ちょっとどぎついけどこれがストーンズっていう感じがよく出ていてさすがだと思っている。

2020/09/20

リバプールサウンドの不思議さ



 ビートルズを代表とする「リバプールサウンド」ですが、「サウンド」としてとらえるには統一された特色があるわけでなく本当に雑多な要素が入り混じた集合的な呼び名でした。言えるのは若いエレキギターをもった数人のバンドであることぐらいかな。音楽はまあ、少し前のアメリカのリズム&ブルース、ロックン・ロール等々がベース。でもそのルーツを調べだすと奥が深い。
で、ここにあげたこの2つのバンド、両者とも全米NO.1のヒット曲をもつエリートさんですが、共通点(僕が思う)は実に軽い、どちらかといえばコミックバンド(そこまでいかないけど)、ビートルズ、ストーンズと比べたら、音楽を真剣にやってる(考えてる)??と思ってしまう不思議なグループでした。
当然ながら、来るロックの夜明けにはついてこれず離脱?(その頃までバンドがあったのか調べてません)。正直、その後のトレースはしてないから。ただハーマン君の方は一時はビートルズを抜く?勢い(1965年)だったのでニュースは今でも流れてくる(ヒット曲がやたら多いから)。
アップした「朝からゴキゲン」は今でも聞きます。この辺りは普通だったんですけどね。
まあキャロル・キングの作品ですしいい出来です。ミセス・ブラウンになると全くビートなし、ヘンリー君になると語呂合わせみたいな??でも大ヒット。その頃の僕は「これってちょっと期待してたもんとちゃうなあ」と思ってました。後から読んだ記事なんかではもともとハーマン君たちのターゲットは12~13才くらいの女の子達だったようで、そういうことなら理解できるかな。
世の中って自分の思うようには動かないということがこの頃(中学生の頃)分かったような気がする。
下のフレディ君の方は、これはもっとようわからんバンドになりまして。けったいなダンスみたいな動き(ドウ・ザ・フレディ)で、なぜかこれがアメリカで受けてある程度活躍した。これも1965年あたりの話。よく見たらあんまり若くないですね。イギリス勢ならなんでもヒットの時代のあだ花・・・でもないか、なんせ全米1位ですから。
まあ、勢いがあった時代の話です。
雑多という意味ではユニット4+2のコンクリート&クレイなんかはカリプソ音楽ですし、初めの頃はシラ・ブラックもリバプールサウンドやったしね。
リバプールサウンドというのはサウンドの定義ではなかったわけです。現象の名称かな。







2020/09/18

GEORGE YANAGI と MARIYA TAKEUCHI


 僕の先入観のグループサウンズって、本当はリバプールサウンズとかR&Bの曲をやりたいのに、女の子に受ける曲をあてがわれて渋々演奏して、コンサートでちょっとだけストーンズとかサム・クックをやって一瞬の充実感に浸るという構図です。
彼らはグループサウンズで売れた人はその後役者さんとかタレントさんで、ご本人の本心は満足の人生だったのか分かりませんが、日本では、あちらの音楽に魅せられて音楽をやるようになった人は、JAZZとかですと市場は狭いですけど落ち着くところが決まっていていいと思うけど、なんというか「キャーキャーわーわー」いう世界は、歌謡曲もフォークもロックも要は売れたらいいというプロダクションと「俺の音楽は云々」の主義主張とのぶつかり合いでなかなか難しい。特に70年初頭は商業主義音楽排除とかややこしいスローガンの人たちもいてますますややこしかった。
でも、よく考えたら、ビートルズも「キャーキャーわーわー」の世界で別に難しい能書きを垂れたわけでない。
でも彼らのコピーではプロになれない。でも本音はコピーでプロになりたかったのでは?
ただ、コピーでもすごいなと思えるものもある。ここにアップした2枚はいい出来です。竹内マリアの方は3枚組の3枚目。ただこの2人、このCDを出すまで、いわゆる商業主義音楽ビジネスでも成功されて、その名前を利用しても発表となったのかな。
ある意味、王様の路線とかツエッペリン完全コピーバンドのシナモンとかそれぞれの生き方がある。
こういうのは日本だけの現象なのかな??
アジア諸国では同じようなことが起こると思うけど。
あちらのオリジナルがあって、日本人が完全にコピーする。そこに1つの感動がある??
これって自虐的感動??
今後ますます異文化が混じりだすといちいち感慨に浸っていることも出来なくなりそう。




2020/09/17

PYG


タイガーズのことを思い浮かべたら、その後、どうなったのかなと思った。確か記憶ではジュリーとショーケンのスーパーバンドが結成されたのを思い出した。
日本の歌謡曲ではない、なんというか海外のポップスらしきものを日本人が演奏する文化というか、要はビートルズとベンチャーズからグループサウンズが沸き起こって、もう一時はエレキバンドばかりだった時代がある。彼らのやっていた音楽は歌謡曲???あちらの曲??
タイガーズもデビューする前はストーンズのコピーが好きだったようで、Whoのマイジェネレーションもやっていたと思う。
今になって思うのは、グループサウンズって若い女の子ばかりがファンで男は皆無。でもあちらのビートルズもストーンズも当時も男のファンも多く、今になればしぶとく聞いているのは男が多いと思う。もう○○周年BOXセットなんか買うのは男しかおらん。
あの頃のグループサウンズってあちらのコピーがしたくってバンド作って、プロになってやらされたのはまあエレキバンドの歌謡曲的エイトビート版?だった。ずっとジレンマ抱えて活動していたわけ。

この歪んだ日本の文化って何なんだろう。

PYGはライブでは当時のニューロックをかなり演奏していたらしいのですが(ウィキによればディープパープルやストーンズ、さらにクリムゾン、サバスまで、聞いてみたいですね)、世間(ファンがついてこれない)がそれを許さない。結局ヒットを狙うのは若い女の子向けにならざるを得ない。このジレンマに向こうの音にあこがれているミュージシャンは悩んだはず。

PYGもクリームのクラプトンとスペンサー・デイビスのウィンウッドのスーパーグループ、ブラインド・フェイスを真似したのだと思うけど・・・・。

その昔、日本のボブ・ディランといわれた岡林信康が、ボブ・ディランがエレキギターをもってバックバンドにザ・バンドというグループを引き連れて出て来た時に、岡林信康もエレキギターをもってバックにハッピーエンドというグループを引き連れて出て来たように、現象面ではよく似たことが起きる(というか真似る)なあと思っている。

けれど、その内容はまったくかけ離れた世界のような気がしますね。

日本の歌手で一番楽しかったのではないかと思える時期は、あちらのヒット曲を日本語にして自分の持ち歌として歌えた60年代初めの一瞬だったような気がしてます。
中尾ミエさんなんか最大のヒット曲は「可愛いベイビー」ですからね。伊東ゆかりの「恋のうりこみ」なんか絶品です。(小指の思い出から聞かなくなったけど)こういうことはもう起こらない。

結果的に次の時代にはグループサウンズの面々はいなくなったように思う。有名どころのほとんどの方々が俳優さんとかタレントになってしまい。ミュージシャンとして活躍した人はほんの一握りだったようにに思う。

イギリスなんかどうなんだろう??今でも同窓会とかのノリでなく、地道に音楽やっている人多いように思うのですけど。






 

2020/09/16

岸辺シロー


 岸辺シローさんが亡くなっていた。
正直、最近のことは全く知らないので、今ネットで見て大変な人生だったことを知った。
僕の知っている岸辺シローという人は、音楽雑誌「ミュージックライフ」の特派員として、当時のサンフランシスコの情報を知らせてくれる当時としては新しいアプローチの特派員だった。現地に日本人がいるというだけで雑誌に箔が付いた。
当時の音楽シーンは激変の時代を迎えており、日本のグループサウンズも変わらんと生き延びることは出来ない時期に来ていて、当時の大御所だったタイガーズも変化を求められていた気がする。
サリーの弟だったので、加橋かつみが脱退した後釜に即就任、シローが持ち帰ったサウンドを取り入れていたかな?
それ程グループサンズを聞いていたのでないからわからないけど、ドノバンの曲を演奏したり「えっ」と思った記憶がある。初めは楽器弾けなかったような気がしてますが。

でも振り返ったら、グループサンズの人たちって、全員生き残っていないように思う。

上手い人は音楽家として生き残ったように思うけれど、ストーンズなんかのようなバンドとして生き残ったのは日本には発生していないなあ。
よく考えたらストーンズは凄いわ。

ちょっと的外れなコメントですが、不思議な人がタイガーズに参加したもんだと思っていたのを思い出しました。ご冥福をお祈り致します。



2020/09/12

TELL ME ・・・・・THE ROLLING STONES


 ビートルズのライバルと言えば当然ストーンズとなるのですが、リアルタイムで聞いてきた者としてはストーンズが出てきたのはずいぶんと後だったような記憶がある。東京オリンピックが済んでいた。

ストーンズと言えばなんといっても「サティスファクション」ですが、これが出るのが1965年の夏なんでそれまでは、ヒットしたと言われても、あんまりピンとこないものばかりだった。一応、イギリスでは1位ですというのはあったけど。「ラストタイム」なんかがそうですね。でも正直大した曲とも思えなかった。

そういう中で、意外と好きで今でもよく聞くのがこの「テル・ミー」という曲。日本では1964年の11月くらいに少しだけ流行っていた。このシングル盤のジャケット、ビートルズに比べてスカッとしてないでしょう。正直、不細工なにいちゃんばかり。こんなのがビートルズの対抗馬??になる。ビル・ワイマンなんかこの時でかなりの年配だったはず。

まあ、それはともかく、このテル・ミーって曲に間奏があるバージョンがあるという話になって(当時はバージョンとか別テイクとかいう言葉もなかった)、要はシングル盤にはその間奏がカットされている。ラジオでかかっていた云々、当時はニュースソースはラジオしかない。テレビなんかではやらない。まだビートルズもマイナー、ストーンズなんか知る人ぞ知るという時代。

その間奏のあるテル・ミーを是非聞きたい。その為にははがきに書いてリクエストしかない。でも採用されるかどうかは分からないし、採用されない確率の方が圧倒的に高い。

結果的に間奏が入っているLPレコードを買ったのですけど、間奏が入っているということを知って買ったわけでもなかった。当時でのベスト盤を買ったらテル・ミーが間奏が入っているものだったという偶然。僕はこの時初めて聞いた。感激。
ただ、そのおかげで両方欲しくなってシングル盤を買う羽目に。当時は両方買うなんて余裕はない。普通はベスト盤を買えば重なるシングルは友達に売っていた、メルカリの個人版です。
よく考えたらメルカリの商売はネタは昔からあるわけね。それがIT化で大規模なビジネスとして実現したということ。

そんな時代です。情報も少ないし、今みたいにネットに載せたら上手くいけば即座に返事がもらえる。しかも世界中から。

そんで調べだしたら、間奏のあるテル・ミーについて詳しいブログがあることを発見
まだ、なんと別のバージョンがあるみたい。

やっぱり、はまった人がいるんや。うれしいね。

同様のことは、ドアーズの「ハートに灯をつけて」にも当てはまる。
これは元のオリジナルに間奏が入っているけどシングルにするときに長いのでカットしたみたい。
当時、段々と1曲が長くなっていった時代だから。

ストーンズのテル・ミーがもともと長いのが1曲だけで間奏部分をカットしたものか、別々に録音したものかどうかは分からないので、そのマニアさんのブログを楽しみに読もうと思っている。

STAP細胞の難しい陰謀のはなしから一転楽しい昔話になりました。

でも「サティスファクション」を初めて聞いた時は衝撃だった。これで確固たる地位を築いたと思った。それまでは試行錯誤というか、元々ブルース指向のバンドなんで超ヒット曲は難しかった。「リトル・レッド・ルースター」や「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」ではね(僕は好きですけど)。「サティスファクション」以降はちょっとひねくれた路線というか、それが決まりました。
フーの「マイ・ジェネレーション」とストーンズの「サティスファクション」が当時のイギリスの若者の不満を代弁していることになるのかな??そこは僕には分からない。

もしそうなら、後のパンクロックのセックス・ピストルズと同じ位置づけになるのかな?


2020/09/11

STAP細胞騒動 その後 4

 

最後に読んだのは(というか今のところ、またその後の動きがあれば購入予定)これ。
この本が出る段階での集大成というところでしょうか。

今まで色々と書いてきましたが、読み直すと整合性が取れてないところも多く、これを論文にする(誰がするねん)のなら大幅な手直しが必要・・・・。
まあ誰も読んでいないから。(友達が数人だけなんで)

今までに出た本の書評や、書き込みをみて感じることは、

1.再現されていないものは何といっても「ない」。「ない」ものを「ある」というのがおかしい。
この論拠でいくと細胞が出てくるまで、もうどうにもならない。
そう簡単に再現できないものですよ・・と書かれてますが言い訳に過ぎない。

陰謀説とか色々とありますが、もっと素朴に考えると理研が笹井さんをヘッドにしてネイチャーに論文を出すまでに、何回かバカンティ氏と小保方氏は共同で論文を出していて不採択になっている。この時って「ある」と思い込んで出しているわけでしょう。この時から詐欺のつもりだったのか??

2.真犯人という言葉がよく出てくる。
  ■「犯人」って、誰のことを指すのか?
  ■論文をでっち上げた人?
   「ある」と思って書いたらでっち上げ出ない?
  ■小保方氏をはめた人?
   この人たちは小保方氏が捏造していないことを知っている。 

3.一番ややこしいなと思っているのは

  まず、論文を書いた人達は「ある」と思い込んでいる。論文の指摘事項はミス及び不注意だとする。
それが再現出来たらシャンシャン。
出来ないからもめている。詐欺だ、犯罪だと言っている。

そうだとしたら、出来るまで繰り返してやってみるしかないという結論にならないだろうか?
詐欺だとしたら、仕掛けた人(初めに論文を書いたバカンティ氏と小保方氏)はあぶく銭を手にしていない。こんな詐欺は普通はない。普通の詐欺師は一儲けする。

小保方氏をエリザベス・ホームズみたいな女性と同じだとは誰も思っていないはず。

理研が取り下げた段階で終わりにならない理由は何なんだろうと思う。
理研はほとぼりが冷めたら忘れられるはずだと思っていたに違いない。
誤算は小保方氏の人気。

なんかすっきりしないものが残っているからです。それは何なんだろう。

それは、私が企みましたと言っていない人物(小保方氏)が悪者になってしまったことと、我々にとって彼女が悪者(詐欺師)に見えないからです。
それと今の彼女の境遇が研究の場も奪われて、他の同罪?(論文の不正?)の方々に比して異常に重い。冷静に考えたら彼女はこの事件のキーパーソンではない。
そのあたりがなんかくすぶってます。

今の段階で小保方氏は何の得もない。印税が入ってもなんにもうれしいはずがない。

勧善懲悪でもないけど、腑に落ちないと思っているから、まだこんな本が出てくる。

この騒動、再現できないからボロクソに言っているだけです‥では済まない「何物」かがあるように思えるからここまで来ているんでしょうね。

出来るだけ早く「STAP細胞」が発見されることを願います。

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 書き終わって、アップした本の表題「STAP細胞はなぜ潰されたのか」ということを考えると、上記の話とは別ことが浮かび上がってくる。つまり

1.本当にある
2.作らしたくない
3.作らさないための施策を考えた
4.まずこっそりと論文を入手、徹底的に分析、論文の不備を攻撃
5.理研が慌てふためいて、小保方氏をスケープゴートで決着を図る
6.意外と簡単に幕引きが出来た

ということかなとも思える。
この本では、STAP細胞が世の中に出てきてほしくないと考えている大きな力を持った勢力がいる。(映画みたいになってきましたが)



2020/09/08

STAP細胞騒動 その後 3


次に読んだのがこの本、この本は実によくできた本で、僕の頭ではこんがらがって分からなくなっている事象を丁寧に解析して、整理してくれている。
どういう頭しているんだろう。

いずれにしてもこの本のおかげでかなりの部分が整理されてきた。
この本のいいところは、偏っていない。早く言えば「小保方擁護派かそうでない派」、「STAP細胞があると信じる派か信じない派」、この二つの分類が重なるかどうかは分からない。細胞なんてどうでもいいけど小保方派という人もいるでしょうから。こうなると大分世の中おかしいけどね。
まあ上記のような、「先入観のイデオロギーがない人」だということ。

ただこの本は、金融系の怪しい話は織り込まれていない。

一番皆さんがハッピーであろうストーリーを考えてみた。

1.小保方さんが早稲田の大学院を出て大和教授のもとで研究
2.ハーバードのあの耳のマウスの先生のもとで研究
3.その研究を発展させるために日本に戻って若山先生に協力を仰ぐ
4.若山先生と小保方さんとでキメラマウス誕生
5.この話に理研が乗る
6.笹井さんをヘッドにして論文を完成させてネイチャーに発表
7.世界中でSTAP細胞が作れてハッピー、医学の驚異的な発展に資す。
8.笹井、若山、小保方さんがノーベル賞受賞

上記のようなことを夢見ていたはず。
金融系の話は上記の1~3までは大和教授が絡んでいる。この大和さんという人もなかなか賢いというか賢すぎるというか、もうちょっと舞台に出てきても良さそうなんですが、病気みたい。

それでですね。上記の流れで、どこかから嘘(虚構)になっていくのか。

①嘘と分かって進めた人
②嘘と知らないで信じて進めた人

これがどの時期からで、①は誰で、②は誰やねん?ということになる。

どうも、色々と本を読んでいると、もっと複雑で
6番までは、皆さんSTAP細胞があると思っているみたい。
僕みたいな素人なら5の段階で理研が精査してこれならいけるという確証を得て、笹井さんをヘッドにたてたと思うのが常識・・・でもなさそう。
意外と杜撰、小保方さんを杜撰と非難しているけど、理研もたいがいです。杜撰さはどっこいどっこい。巨額のお金を実在の確認もしないでスタートさせているのですから。まあ自分で稼いだお金ではないからね。この辺が公的機関は嫌いです(ブツブツ)。

次、STAP細胞を見た人っているのか?僕の素朴な疑問です。
小保方さんの「ありま~す」は小保方さんの考えているものあってどうもSTAP細胞を作る過程の一現象みたい。彼女はある意味オペレーターです。その後工程が若山さんで、彼は見ているというかキメラマウス(これが証拠になるのかも僕にはわかりませんが)を作ることが出来て「やった!万歳!!」ということになっている。

こう見ていくと、若山さんが「これや!」と言って、証拠を提示したら完璧だったはず。
皆さんが書いているようにこの騒動のキーパーソンは若山さんですね。

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後、個人的な感想というか疑問

a.セルシードは理研のネイチャーへの論文で株価が暴騰して売り抜けたけど、ここまでの計画をしていたのかな?それとも偶然?(僕は偶然のように思える)
b.小保方さん・・この人は単純に上から言われたことを信じてやってきただけのように思う。だから今でもどこがおかしいのかわかっていないのでは。杜撰さいい加減さは別の話。
c.笹井さん・・・この人は他に色々と悩みがあって、この一件で起死回生の目論見だったのでは。この案件で信用失墜。どん底に。
d.若山さん・・この人が「ある」というからみんなが信じたはず。小保方さんの「ある」には信じなかったはず。この人が豹変したから大混乱。ここは永遠の謎??国家権力で尋問できないの??
e.理研はものは見せてもらってないけど、あの若山さんがあると言ってるし、あの笹井さんもなければ起こりえない現象が見られると言ってるし・・・まあこんな感じで神輿を担いで、あの頃の国の研究機関になるお墨付きをもらう案件をクリア。
世界中からのクレームであたふたして若山さんは逃げちゃってるし、結局小保方さんを悪者にしてクローズ。
f.みんなが「ある」「ある」と言い続ければ「あるんとちゃう」と思い出す現象みたいなものかな。科学者の集まりでこんなこと起こる(僕は起こりそうな気がする。ある意味言い方悪いけど学者馬鹿)。

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昔、起業家支援の仕事をしていたことがある。
色んな人が相談に来る
「がんが治る水」
「血液がサラサラになる茣蓙」
・・・・・ 信じている人、見るからに怪しい人
1つ分かったことは、欲しい人がいれば、供給しようとする人がいる。
この間で「詐欺」も出てくるし、まともな「供給者」も出てくる。

これの賢い人(おりこうさん)バージョンかな。








 

2020/09/07

STAP細胞騒動 その後 2


 僕が一番初めに買った本がこれ。当時の帯には「誰が、何を、いつ、なぜ、どのように捏造したのか?」と書かれてある。読んだ感想は、この帯のとおりでないなあというのが最初の感想。個人的には他の本を読むにつれ、この本に対する見方は変わっていくんですが、まあはじめに書かれたまともそうな書物なんで買いました。

この本には、当時僕の周りで噂のあったセルシードの話が出てこないのでちょっとがっくり。
学者サイドの話(まあアカデミック路線)で完結しようとしている感じです。
純粋に誰がどのように不正をしたのかを追求しようとしている路線のように思えます。

この本、大宅壮一賞をもらったのですが、アカデミックなトレースに終始しておかしな部分を解明していく・・・まあこれで立派なんですが、ドロドロした世界で生きてきた僕としてはもっと裏があるに違いないと思ってしまうし、事実あると思っている。
小保方さんの不正を暴くことはそれ程大事なことでもなさそうという気持ちが強く、正直今の世の中コピペのない博士論文なんてあるのかなと逆に思ってしまう。

ケネディ暗殺とかに通じる何とか報告書が出て闇に葬られる事件と同じ類に思えてならない。
小保方さんはオズワルドと同じような位置づけ??とか思ったり。

正直、須田さんの本だけでは僕の疑惑はスッキリしないんです。

そんで、やっぱり欲の部分も考えないと見えてこないと思って読んだのが上の本。この手の本の方が僕にはわかりやすいと思って買った。セルシードの話は前半に少し。理研につながるのも作戦のうちだったように思える。
理研がおぜん立てしないとセルシードの新株予約権なんてどうにもならなかったはず。

セルシードの話は今となってはネット上にもあんまり残っていない感じがします。当時は結構まともな情報がが多くありましたけど。この部分の本は出ているのかな?ドロドロしているから誰も書かない?

すべて偶然の産物と思ってましたが、どうもそうではなさそう。

この事件、そう単純なものでなく、僕の頭の中にいろんな疑問が混ざっている
順不同、思いつくままにあげてみる

1.セルシードの連中がどこまで企てていたのかネイチャー発表まで?
2.STAP細胞はないのにでっち上げたのか?
  としたら誰が??
3.STAP細胞はあるけれど小保方氏の杜撰さにために再現できなかったのか
4.理研はあると思っていた?
5.STAP細胞があったら困る人物、集団とは誰か?
6.STAP細胞があったら得する奴、損する奴は誰か?
7.笹井、若山、小保方が脚光を浴びたら不満に思う連中は誰か
8.ネイチャー発表後の不正の書き込みが異常に早いのはなぜか?
9.若山氏の豹変の理由?


コロナで時間があるから、もう一度全部読み返してみるか。
一番上にあげた須田さんの真面目なアプローチでもう一度調べて、この問題の闇の部分を書いてほしいです。でも手におえないかも。






2020/09/06

STAP細胞騒動 その後


 もう何年になるのかな?例のSTAP細胞騒動があって、時々いまでも話題に上がる小保方さん。マスコミが悪いのか、反応する大衆が馬鹿なのか、いたちごっこかな。でも雑誌や本が売れることは確かのようです。
昔、アマゾンで佐藤貴彦さんという人が書かれた「STAP細胞 残された謎」という本を読んでそれまでの疑問がかなり解けたので滅多にしませんが書評に☆5つの書き込みをしたことがある。そしたら「異様に悪意に満ちたコメント」が3つほど来ていた。コメントなんか来ると思っていないので普段は見ないから、気が付いたのはずいぶん後だったですが、小保方さんを貶める組織的活動があるような噂を聞いていたので、「ほんまにこんなことが起こるんや」と実感しました。

この事件、真相云々だけでなく現象面でもかなり異様で、どうしてこれほど複雑に利害関係者が絡んでいるのだろうと今更思ってしまう。博士号を乱発する大学、医学の高度な知識があっても所詮補助金(税金)で生きている集団、化けるバイオベンチャーを探す証券会社、一攫千金を狙うベンチャー支援の怪しい金融ブローカー・・・数えだしたらキリがない。
どっかでシナリオが狂ってしまった。しかしシナリオを描いたのは誰だ?僕はこれを知りたい。時効(これって時効が関係する事件??でもないか)が来たら名乗り出てほしい。

アップした最新作(もう大分経っている?)はまだ読んでませんが、世間に負けず生きてほしいと願ってます。この騒動には本来罰せられるべき悪い奴がいっぱいいそうなんで。(小保方さんが仕組めると全く思えない)そいつらにはめられたと考えるのが正解だと思う。

そいつらって誰?何?ある意味日本の恥部みたいなものに近いかなと思ったりしている。
安倍内閣の森友・獣医・桜・・・と根は同じかもと思ったり。

でも、アマゾンのレビューを読んでいたら、異様な高まりを感じる。なんでなんですかね?女性が活躍していない先進国の代表みたいな国になってきているので、そういう目で見ると。目立つ女性は叩かれる??風土を感じるのは僕だけでしょうか?ダメな男がやきもち??かわいい女の子に女性がやきもち?
色んな要素が複雑に絡んだ事件だと思う。

要は「首謀者」は誰やねん?誰というより組織?その組織の空気?
誰というより何?なのかも。

この事件で損するは誰や???
誰かいるはず。STAP細胞が実現したら売り上げがなくなる企業??って。
製薬会社?医療関係の企業?
さらにこの細胞があれば要らなくなるものもある(それまでの理論の細胞ね)
もっと考えたら違う理論を研究している学者さんたちもお払い箱・・・
結構影響するわけですな。

僕が仕組んだんです、なんか大騒動になって・・・申し訳ありません・・というエンディングならましなんですけどね。

宮部みゆきさんか高村薫さんあたりが小説化してくれないでしょうか?
三流作家には手を出してほしくないなあ。
ソロモンの偽証と同じくらい根の深い社会問題のような気がする。
ちょうどいい材料です。調べるの大変でしょうけど。

その後、当時調べたことを思い出しました。なんかリケジョが嘘をついてましたというような単純な話ではなくって、きな臭く面白そうだったので。

この事件、仕掛け人が2組(1組目はセルシードの増資で儲けた人たち、2組目はノーベル賞級の研究の目玉が欲しかった理研)いて、それぞれが組んでいたというより偶然だと思う。
2組とも共通して小保方さんという女性を神輿に乗せて担いだ。ここがなんという神のいたずらかなと思う。
博士論文がコピペだとか、細胞があったかどうかは、首謀者には全くどうでもいい話で、理研が特許を取ってくれて(理研が特許申請することでもう信頼性絶大になった)、超有名人の笹井教授の力でネイチャーに載せることをしてくれたら、1組目の仕掛け人は万々歳だった。2番目の仕掛け人である理研は話題になって国立研究開発法人になれればOK。こちらもまあ思惑通りになった?結局小保方さんは捨て駒というのが正解ではないかと思ってる。事の重大さに気づいたのは笹井さんだけだった?若山さんも気づいて敵前逃亡?(でもこの2人初めから危うい話だと気が付いていると思うのですけど、ここがどう考えても不可解、STAP細胞が再現できると思っていた?2人とも超優秀なプロですよ)、ISP細胞に先を越された笹井さんに焦りがあったのかな。(それとも2人とも信ずる証拠があった?)

今となればどう考えても研究内容の真実を知っているのは若山さんだけで、理研の仕掛けについては理研の策謀者(誰やねん?いない感じもする。この辺がよくわからない)、セルシードのキャピタルゲインまではその絵を描いたコンサルタント(この人の名前は分かっている。別に怪しい人ではない)。
ただ小保方さんは将棋の駒に過ぎないと思う。こんな大掛かりな仕掛け到底無理。
なんで一兵卒だけにマスコミがこだわるのか。もっと大事な陰謀を暴いてよと思うけれど、誰かはしめしめと思っているはず。誰や!!

これだけでそこそこの小説になります。僕の文才では無理そうですけど。誰か書いてくれないかな。








2020/09/02

雑感(新聞、マスコミ・・・)

コロナで新聞を読む時間が増えた。一応日本経済新聞と朝日新聞を購読している。もともとは朝日オンリーでサラリーマンをしてから日経を読みだした。
初めて日経を読みだしたときは、朝日に比べてなんと読むところのない新聞だと思ってたけれど、段々時間が無くなって話題のために日経ばかり読んでいたら意外と面白いと思うようになった。最近はこっちの方が中道かなと思うことが多い。

特に、安倍さんの退陣による業績評価をみていると日経の方に共感を覚える。
ただ、雇止め、無職、細々とした年金生活・・・という立場の人には、朝日の方が共感を覚えると思う。
結局は我が身の立場からだけで見ているだけなのかなと思ったりしている。(多分正解)

学生の頃は、朝日の主張に共感を覚えていたけど(受験にも出るし)、会社を作って経営者のまねごとをやってみたらとても朝日のようには出来ないと思うことが多くなった。ほとんどの中小企業はつぶれてしまう。

年と共に、新聞が朝日から読売・産経になったという友人もいる。僕はさすがに産経まではいかないけれど。

読書欄の書評は、朝日の方が面白い。多様性も感じられる。ただ、LGBTとか時代の先端ばかり取り扱っていて全体のバランスがわからない、どこまで信念をもって書いてるの?という気がしないでもないものもある。

安倍さんの批判、項目は間違いでないと思うけれど、評価の量的なバランスがどうなのかと思うことが多い。大企業が潤わないと絶対に中小は潤わないと思っているし、株価の改善は大功績だと思っている。そういうことにはあんまり触れない。

自分がしっかりしないと新聞も含めてマスコミに洗脳されるなと思うことが多い昨今です。コロナで家にいるからそう思うのであって、1日中テレビ見ていたら変な人格が形成されることがよくわっかた。全て自己責任の名のもとに無責任な世の中になってきた。

結局SNSもそうなんだろう。短絡的に書かれた文章って軽いから僕は読む気にならない。だから時々世の中の話題が分からない。「○○さんが□□と書き込みました」知らんがな。知ったからといってよかったと思ことも少ない。くだらんなと思うことばかり。

飲み屋で言っていた愚痴が世界中に拡散して、思わぬところで被害が出て、落ち着くまで犠牲が伴うと思っている。

SNSに参加する要件にマイナンバーカード登録を義務付けたらどうなんだろう。
少なくとも言う(書く)ことに責任を持ちましょう。

例によって、アップしたのはディープ・パープルの2枚目、この頃は路線が定まらず雑多ですが、結構佳作です。
イン・ロックでハードロック路線が定着してその後はその路線一筋になったけど、それはそれで単調で苦労もあった感じ。飽きるしね。
先入観を気にせず破って、ヒットさせたのはやっぱりビートルズだと思う。
サージャント、ホワイト、アビーロードびっくりさせてくれました。
やっぱりすごいです。あとはデビッド・ボウイかな。

今日のボヤキは以上です。