2022/07/31

マスコミの力


 
統一教会の話題が盛んにテレビでとりあげられるようになった。
思うに、過去から、統一教会に関する資料はいっぱい蓄積されているみたい。要は放送して来なかった。どうして??政府への忖度??
ジャーナリズムの精神は何処に行った。
政治家のいい加減さもさることながら、マスコミの怠慢をものすごく感じる。今度の選挙までに徹底的に洗い出して、統一教会との癒着議員(国会議員だけでなく都道県市町村のみんな)の全員を世間に知らしめて欲しい。そんな議員に投票するようになったら日本はもう終わりですわ。
そこまで、日本人は馬鹿でないと信じたい。
それから日本の右翼の方々は統一教会をどう思っているのだろう、日本の国民を食い物にして何億もの大金を韓国に貢がせている。
考えてみれば、自民党政府の韓国に対する制裁処置って、整合性が取れている???韓国に経済的な制裁を課しても、裏から統一教会経由で何億の金額が韓国(北朝鮮にも?)に流れて行ってしまっている。
ここに関しては、自民党の議員さんは全く思想の論理の整合性は無いようである。


昔、韓国に行った時に、運悪く安重根の生誕の日に行っていて、なんかじろじろと見られて気持ち悪い気がしたのを思い出した。日本の総理大臣の伊藤博文を暗殺した犯人、韓国の英雄。
今回の犯人も後世には「英雄」になっているかもしれない。それ程、大きなうねりを作り出している。

ここにきて、安倍さんの功績はダダ下がり。僕は一応の評価を下しているけどその功績が無視されそうな世間の風潮になって来ている。








2022/07/29

ビートルズとウエストサイド物語



 
「ビートルズ」と「ウエストサイド物語」って何の関係があるのか?・・と思う人も多いと思うけれど、意外と大阪のビートルズファンには縁がある。
1964年にビートルズ旋風が起こって、その年の夏に「A HARD DAY'S NIGHT」が封切られた。ビートルズの映画が来る。絶対に見に行かないとと思うけれど、どうも大阪の僕の知っている大きな映画館ではやっていない。調べたら、上六(上本町六丁目)の小さな?映画館でやっている(多分、大阪ではそこだけだったような気がする。ロッキングオンの渋谷陽一が当時池田に住んでいて上六まで見に行ったとラジオで語っていたから、ほとんどの大阪のビートルズファンは上六まで行ったのだと思う)。上六、あんまり土地勘がない。ただ不思議な縁で1年前に父が「史上最大の作戦」を見に連れて行ってくれたのがその映画館だった。それでほんの少しだけ土地勘らしきもの(どの電車を乗り継いでいけばいいかを覚えている)があった。
それで1964年の9月13日の日曜日に友達の村田君と一緒に出掛けた(ビートルズを教えてくれたのが村田君だった、彼には兄貴がいてデル・シャノン、ニール・セダカとかコニー・フランシスのシングルを持っていてテープに録音してくれたからすごくオールディーズに詳しくなった)。
それで、晴れて?ビートルズの映画を見に行くことになったのですが、昔は2本立てという上映の仕方があって(でもロードショーは1本だったけど)、まあビートルズの映画だけでは客を呼べないと映画館は考えたのでしょうね。なんと2本立てで、もう一つが「ウエストサイド物語」だった。
「ウエストサイド物語」については、隣に住んでいたお姉ちゃんから「絶賛」の声を聞いて知っていた(多分ジョージ・チャキリスにいかれてしまった)。多分1962年くらいの話で、ふと思い出したけれど、1962年は僕が小学校6年で修学旅行だった。関西の小学校の修学旅行は「伊勢」と相場が決まっていて、伊勢から2階建て特急近鉄で上六まで帰って来たのだった。当時は「上六」が終点で、そこからバスで学校まで帰ったのを思い出した。「上六」の駅でバスを待っていた時に「ウエストサイド物語」の大きな看板を見た。これが隣のお姉ちゃんの絶賛していた映画かとね。
それでウエストサイド物語の話になるけど、昨日偶然ディズニープラスでスピルバーグのウエストサイドストーリーを見た。初めはおんなじストーリーだと思って見ていたけど、全然覚えていなくって途中から「こんなストーリーだったかな??」と。
ナタリー・ウッドのウエストサイド物語は、その後、もう1回観ていて都合2回も見ているはず。でもほとんど記憶がなかった。何故かタッカー・スミスの「クール」のシーンだけは覚えている(印象深いですもんね)。
それで、昨日、ナタリー・ウッド版を見てみた。要は一日で旧作と新作を見たわけ。ほとんど6時間。ほとんど同じストーリーだった。ほんまに記憶というのはあてにならん・・といってももう60年近い昔の話ですからね無理もない。そう思えば今の僕の昔の思い出も真実ではないのかもしれない。

ナタリー・ウッド?・・・・ロバート・ワグナー??一回分かれて、また再婚。
ナタリー・ウッドは不思議な死を遂げて、ロバート・ワグナーは尋問を拒否。
ロバート・ワグナーはNCIS見てたら出て来る。世の中は不思議だ。


2022/07/26

世界記録


 世界陸上が終わった。何年前だったか、初めて開催された時は「わくわく」して見ていた。特に開催国だったフィンランドのやり投げの女子(ティーナ・リラク)の逆転金メダルの記憶が今も残っている。段々歳と共に「わくわく」しなくなった。代わりに子供たちが一生懸命見ている。
ただ、世界記録が出るシーンに立ち会えるというのは「ドキドキ」していつもながら嬉しい。歴史的瞬間を共有できる喜びがある。
女子400メートルハードルのシドニー・マクラフリンの50秒68は凄かった。

デュプランティス(スウェーデン)の6メーター21もなんかあっさり飛んでしまった感じだった。ブブカの時代は既に去っていた。僕の記憶はピーター・スネルの4メーター80の時代ですから。

2022/07/24

これからどうなる??


 アップした亀和田舘氏という人を全く知らないのですが、この画像が当時を思い出したのでお借りします。でもちょっと略歴を見たら言いたいことは分かるけどビートルズ嫌いみたいなのでパス。
なぜこれをアップしたかと問われれば、あの1970年前後の大学の正門前の姿を思い出させてくれるから。大体どこの大学でもむくつけき貧乏学生がヘルメットかぶってビラを配っていなかった、大抵その派閥?〇〇派にも必ずと言っていいほどマドンナ的な存在がいて、しかもお嬢さんぽくて綺麗なのが多かった。その娘がビラ配りをする。要はキャバクラのお姉ちゃんと同じシチュエーションです。そこで脈がありそうな男を「目ざとく」見つけ集会に勧誘する。そう考えれば新興宗教の勧誘方法にも似ている。要は全て同じ、その人に「スキ」があればそこを突く。あのマドンナたちは今どんな生活をしているのだろうか?
心の「スキ(隙)」って怖い。
安倍元首相の事件の犯人の生い立ちの方に注目が集まって、「殺人」は悪いけれどこの犯人の境遇は「実に」可哀そうだという社会の声が大きくなっているように思える。こういう宗教団体を野放しにしていた政府も問題だという声も高まっている・・でも安倍さんと癒着していたからね。誰も止められない??
癒着のポイント?
政界の「スキ」を統一教会は上手くついているなあと感心している。一番役に立っサービスは選挙の時の「要員」を無償で提供してくれること。臨時で昼夜問わず働いてくれる人材は得難い。そこにそのような人材を即時に提供する。「票」の数は大したことがないみたい。選挙に勝たないと意味がないという切羽詰まった状況に対応できるのが統一教会の強みであり、政治家の弱み。
つくづく、民主主義って最良の方法なのかと思ってしまうことが多い。突き詰めていけばこれしかないことは何回も考えてわかっているつもりでも、今のような状況を見ると考えてしまう。
一番いいのは甘いも酸いもわかった聖人が統治するのがいいと昔財政学で教わった気がするが「聖人」が「くせもん」です。ろくなのがいない。

国民に正しく「事実」を公開しているか・・・「否」ですね。
特に戦後の日本は宗教団体に甘いと言われている。
今回の事件を反省してマスコミも政党別にどこの宗教団体からどれくらい支援を受けているか報道してほしい。
今回の事件も初めは「怪しい報道」だったもんね。宗教団体名を公表しなかったもんね。まあだいたいあそこかなと思っていたけれど。
マスコミの「報道の公正さ」とか「中立性」とか、そういう観点から考えたら、ずいぶんいい加減さがあるなあと思い出している。ある意味中立・公正・公平なのは「NHK」だけ?
あと、安倍さんの評価がどんどん下がりだしていて、統一教会の育ての親云々とまで。
もともと、ちょっとした失言で辞任する大臣の姿を見ていて、ちょっとくらいの失言で辞めさせるなよ、仕事をさせろよと僕は考えているので、ここは冷静に判断しないとなと思う。
安倍さんの功績と「森・加計・桜」+「統一教会」との天秤になる??
僕は加計と桜はどうでもいいです。森友と統一教会は厳正に対処するべき。あくまで個人的な意見(当然)。何億も韓国に送金させるっておかしいでしょう。
なんか日本はおかしくなってきている。愚痴を言っても仕方ないけど。
先日から村上龍の「オールドテロリスト」を再読している、日本をリセットする?
意外といい考えかも。


敗戦からやり直したら、もうちょっといい国になるかもしれない。







2022/07/19

宗教とは??


 安倍元首相暗殺事件が「民主主義への冒涜」から、ちょっと(大きく)焦点がズレてきて、「宗教とは??」という問題に移ってきたような気がする。個人的には、組織票というのが気に入らない人種なので、組合、宗教団体・・・等々、投票する人間を指示する行為自体が気に入らない。僕はこのことが「民主主義への冒涜」だと思っている。
先日の参議院選挙でも相変わらず「〇〇さんをよろしく」と選挙の時にしか連絡してこない悪友?がいるけれど、「考えることを放棄した人間」にしか思えず、「分かった、分かった」と答えて近況も語らずで終わり。ずっと考え方が変わらない??僕には想像できない人が世の中には多い。
昔、高橋和巳の「邪宗門」という長い小説を読んだのを思い出した。(モデルは京都の亀岡にある(今もある)大本教らしい)若かったので結構感動して読んだ。あの時代だから読めたのかもしれないけれど。
あの本では、「宗教」対「国家」で確か「国家」が宗教団体をコテンパンにやっつけてしまったけど。読んでいて実に暗澹たる気持ちになったのを思い出した。でも今は政治家が宗教に寄り添う(票をお願いする)という逆転現象で皮肉なもんだと思っている。
個人的には、昔、父親のお兄さんが結婚して、奥さんが創価学会の信者さんで、「聖教新聞」を送ってくるようになった。父は断っても送ってくるので、結局絶縁した(冠婚葬祭は維持していると思うけれど)。まあそんな家系なんで、僕には宗教は無縁みたい。
でも、興味はある。何故人を引き付けるのか??というところにね。基本は商売も同じだから。
今回の教訓として、政治家も票のために「危険な宗教団体」に応援のメッセージを出すのは「命の危険と表裏一体」だということが認識されたと思う。
最近は、ひょっとしたら犯人は頭がよかったらしいので、ここまで予想していたのではないか?とまで思うようになっている。教祖を暗殺するよりよっぽど注目度が高い。
安倍さんの政治上の功績は、僕は評価している。野党が国葬云々に文句を言っているけれど、そんなことよりこの事件の本質を見極めて「もっとも」という主張をしてほしい。
これを機会に「悪徳宗教団体」が根絶されることを願うものです。
人が稼いだお金を騙して横取りするような卑怯な手法の宗教は撲滅すべきだ。
つくづく人間って不思議な生き物だと思う。
2001年宇宙の旅を思い出した。サルが道具を使うことに目覚めて知恵がつく。知恵が曲者で悩みも生み出す。救済の宗教が起こる??こういう構図??


2022/07/18

1977.7.18

 

45年前の1977年7月18日、僕は広島から帰ってきて京都の中小企業に転職した。資本金1600万円、売上150億円くらい。前の東洋工業は当時は倒産の危険があったとはいえ広島を代表する企業で、結果的に住友銀行がフォードとくっつけて救済して今の「マツダ」がある。
資本金が1600万円???ちょっと想像できなかった。大丈夫ですか??でも電気の部品だったので業界的にはいけそうな気がしたので勤める気になった。
脱線するけど、当時は大学を出て勤めたら転職なんかしないのが当たり前の時代で、大学の悪友で転職したのは多分僕だけで、他は定年まで勤めあげた連中ばかりである。そんなもんでゼミの先生はそんな聞いたことのないちっぽけな会社に行って大丈夫かと心配してくれた。年賀状にはいつも「がんばってください」と書かれていた。
京都の会社は名前を「東洋電具製作所」といった。続けて「東洋」がつくのも何かの因縁かと思った。不思議なことに、僕は京都で生まれて小学生3年の時に大阪の茨木に引っ越して、大学を出て広島に移った。今度の京都に会社は、僕が生まれたところの駅で降りて歩いて行っていた。小学3年までいた景色を見ながら通勤するようになったわけである。不思議な気がした。(また、脱線、僕の生まれた場所にはワコールの本社ビルが建っている。西大路の駅から地下道を潜り抜けるとまたワコールのビル(昔はこちらが本社だってはず)を横に見ながら毎日通勤していた。当時は規模的には比較にならなかったけれど、市場規模(下着と電子部品)が全然違うので数年後には売り上げで勝つと思いながら歩いていた。その通りになりましたけど)
入社当日(1977.7.18)、初日から仕事はしないだろうと思っていたけれど、一応、経理で採用だから、当時はそろばん、さらに電卓(まだまだ高価だった。しかも8桁)、中央経済社の会計法規集を持っていった。後日談になるが、会社の人は法規集を持ってきたので驚いたようである。
午前は入社手続きをして、昼は多分社員食堂で食べて、お昼から会社の業務の説明を受けたように思う。
久米さんという課長さんが「原価計算」の話のなかで、現場を見に連れて行ってくれた。車を作る現場と電気の部品の現場は、なんといっても物の「大きさ」が違って工場の広さの感覚の差に驚いた。トランジスタのファイナルテストで製品を見て、あほみたいに沢山の製品があって、こんなものがどんどん売れていくのが実感として湧かなかった。
高岡さんという現場の責任者さんがいろいろと説明してくれて実に面白かった。広島にいた時は広島弁の世界で結構圧倒されていたけれど、京都弁の世界は小学3年までとはいえ、懐かしくもあり、広島弁の「怖さ」に対してこちらの「柔らかさ」を感じて初日は終わったように思う。ちょっとどうなるか分からない2回目のサラリーマン生活が始まった。
結果的には、12年間務めた、この12年間に会社は社名変更をして業績を上げ株式上場を果たし、日経プリズムの好感度日本一にも輝く(一回だけですが)会社になった。一番楽しい時期にいたことになる。でも結局辞めてしまいましたけど。人生「山あり谷あり、苦あり楽あり」とはよく言ったものである。

2022/07/13

理想の国家とは・・・その他


 アップしたのはウッドストックコンサート、音楽(ロック)が世界を変えるかもしれないと一瞬思わせた時代の象徴的な出来事。その幻影を未だに引きずって聞いている輩が今もいる。(僕も?)
その一瞬だけが「ロック」だったのだと評論家の萩原健太さんは言っている。僕もそうだと思う。そのような理想的な世の中であればウクライナ侵攻なんかは起こらない(はず)。

安倍元首相の犯人の動機が「民主主義の根幹を揺るがす選挙妨害」とは関係なく、カルト?宗教に母親が入信して財産をすべて失くしてしまった恨み・・ということが報道されて意外な展開になってきた。今流れて来た情報では「1億円」の寄付!!!おかしいでしょう。誰も止められなかったのか???

昔、僕の通勤の道だった新大阪の付近でも、突然「花を買ってくれ」「海産物を買ってくれ」とか言って寄ってくる若者がいて、大抵「オウム」か「統一教会」だろうということに巷ではなっていた。「オウム」はヨガへの興味、「統一教会」は自己啓発と看板は違っていたけど、献金、奉仕・・概観すると同じかな、どっちも財産を丸ごと吸い取られる。どうして入り込むのか煩悩だらけの僕には不可解。

安倍さんが統一教会に応援メッセージを送っていたのは確かで、そのことについて、人の集まるところに集票のためにメッセージを送るのは政治家の常套手段でそのことでいちいち恨みに思っていたら、恨む人を間違える??ような記事を読んだ。

誤解が誤解を生んだのかな?
ただ、犯人の本当の標的は「教祖」だったはずで、安倍さんでなかったはず。
何とも言えない「不思議な気持ちが行き交う」




2022/07/08

安倍晋三元総理大臣


 
今日は丸一日テレビの前にいた。普段の一か月分くらい見たような気がする。普段は家族が何かかけていても真剣に見ることはないから。
大和西大寺は仕事でよく行っていた場所で事件のあったところも大体想像できる。安倍さんが向って演説をしていたビルの下の中華料理屋さんでお昼を食べていた(今はないかもしれない)。近鉄の西大寺の駅も完全にきれいになっていて驚いた。長いあいだ時間をかけてリニューアルしてきたから。
安倍さんに関しては、まあ批判も多かった首相ですけど、個人的には評価している。アベノミクスも僕の仕事に関しては効果があったし、巷で批判されている森友学園や桜を見る会・・・等々がなければ「優良」すぎる首相と言えるのかもしれない。
上の写真、今回の事件の演説と同じようなシチュエーションですね。後ろ見ているSP?おります。今回後ろを守っている人が見当たらんのですけど。
下、ドイツのメルケル首相、安倍さんの印象は多くの外国の要人とのネットワークを築いたということがあげられると思う。国内の政治は大臣に任せ、積極的な外交政策を実現したことは評価できると思っている。難物のトランプ、プーチン、習近平・・・錚々たる面子である。
この事件での僕の一番の驚きは、自家製の拳銃???・・・、自分で拳銃が作れる??そんなことが可能??日本では猟銃なんかは厳格に管理されていると思っていた。ネットで世界中の情報が見れて、3Dプリンターが出てきて・・・可能なんだそうである。いいのか悪いのか。
いずれにしても、もう一度総理大臣になるかもしれないと思っていただけに、早すぎる死である。
主義主張はかなり違うところが多いけれど、野党に比べてダントツの存在感だった。
ご冥福をお祈りしたい。



2022/07/02

宮谷一彦さん


 もう知っている人が少ないかもしれないけど、僕らの年代には圧倒的な存在感を示した漫画家。「性蝕記」「ライクアローリングストーン」・・・ある時期カリスマ的存在だった。
「はっぴいえんど」のこのジャケットでもおなじみ(知っていた人が少ないかも)
76歳・・・やり残したことがあったのだろうか?
ご冥福をお祈り申し上げます。

2022/07/01

またもやウクライナ


 
相変わらずウクライナについて
もう飽きられた感じもありますが、本当はこれから色んな問題が顕在化してくる。
まずは、日本の経済にも様々な問題が出て来る。今日はサハリンの天然ガス事業を差し押さえる???ような記事も出て来た。
大きな流れで言うと、主義主張はさておき、食もその他の産業も世界中のサプライチェーンが確立されてきたのをロシアがぶった切らざるを得ない蛮行を行って崩れたということになる。
「ロシアの蛮行」と言ったら反論する人も出てきて、個人的には驚き以外何物でもないけれど、「人の家に土足で踏み込む」行為は世界共通の禁じ手でなければならないと思う。
アメリカを中心とするNATOの罠にはまったとまでのたまう人もいるけれど、気持ちはどうであれ「手を出した方が悪い」というルールが世界共通の認識事項であってほしい。
太平洋戦争もアメリカを参戦させたいイギリスのチャーチルの思惑に日本がまんまと乗ってしまって「真珠湾攻撃をしてしまった(先に手を出した)」という説もある。そうであっても先に手を出した日本は第二次世界大戦の中ではやはり「悪者」扱いだろう。
外国の真珠湾攻撃に対する評価を読んだことがないのでどう思われているのだろうと思う。
ともあれ、ウクライナ侵攻が長期化すれば、すべての物価が高くなって暮らしはしんどくなる。中には「もういいかげんに戦争が終わってほしい」と思い出す人が増える。もう、「ロシアの勝ちでもよろしいやん」という輩も必ず出て来る。
なんか、これからのかじ取りが難しいなあと思ってきている。戦争の当事者でないけれど結構苦しい生活が待っているように思う。これからの国際紛争ってこういう(全世界の食料・産業が巻き込まれる)事態になるのだということを初めて認識することになりそう。
いずれにしても、今選挙でいろんな主張があるけれど、どう考えても戦後の日本はアメリカの一番間近の属国みたいなもので、世界は防衛という観点からアジアの西側諸国という位置づけではないのだろうか?
今回のロシアの蛮行からの教訓は、中国とロシアはサプライチェーンから外しておかねばならないということだ。また付き合いが軟化しても、おおきく影響を受けない程度の付き合いというのが大事だということ。
あと、想像はしていたけれど、意外と西側につかないアジア諸国が多いということ。特にインドね。要はイデオロギーなんか屁のツッパリにもならんということを改めて感じた。
何処から武器を買っているか。一回買ってしまえばメンテの必要があるから、なかなか縁を切れない。こういう話を考えたら「人権」なんか吹っ飛ぶね。
今回の「ロシアの蛮行」で本当に色んなことを考えさせられる。
日本の戦後の77年間は、本当に稀な偶然なのかも知れないなと思うようになっている。