2021/12/31

さらば「牛」くん


 牛の年が最終コーナーを回った。あと6時間あまり。
干支の話で、牛がのろいから早めに出かけて、それに便乗していたのが「ネズミ」で、ゴール手前でネズミが飛び出た。子丑寅・・、本命は虎である(僕の干支)
今年の総括
1.コロナ収束(終息)せず。
2.東京オリンピック(成功だった?)
3.世界中で混乱、民主主義国家の存亡危うし、まともな国が減ってきている
4.サプライチェーン大混乱、半導体だけにあらず
5.日本経済の将来、見通し光明見えず。

1は、収まってきたと思ったら「オミクロン」で来年も同じような生活を強いられる可能性が高くなってきた。もう3年目に突入。マスク騒動はおさまり、日常として定着して・・ただどうなるんだろう???
2オリンピックは正直、1964年の感動からは程遠かった。まあ当たり前です。こっちは年いって来てるし。
あと、運動会の国際版という感じがしなくなった。ショービジネスの一環。
何というのかな、「俺より速い人間がいるらしい、一度勝負してみたい」というシチュエーションでなくなっている。
3は経済政策、主義主張が関係なく、力を持った独裁っぽい国家が増えて、しかも力を持ってきた。中国、ロシアを筆頭に、ミャンマーなんかは軍隊が力を持ちたいだけでしょう。あれだけ国民が反抗しているのに認められるわけがない。
4サプライチェーン・・・これを上手に構築できなかった日本は苦境に陥っていたが、世界中が苦境に陥っている。
これはコロナとも密接に関係しているようにみえる。世界中の健康状態が影響するということ。日本だけが健康でも必要なものが入って来ない。
「オミクロン株」の問題でも、元はアフリカのワクチン接種率が低いことが原因の一つに考えられている。
昔から言われる「南北問題」と同じような観点で考えると同じ問題点が浮き上がってくる。
5の日本経済、浮き上がることが可能なのか?
新しい資本主義???なんかビジョンが見えてこない。
こんな苦しかったら、韓国・中国より低い価格で注文とったらどうなんだろう。
ブラック企業でもよろしいやん。会社(国が)がつぶれるよりはまし。
仕事とらないと技術も上がらない。もう台湾に完全に半導体は負けている。どうして何故?



2021/12/25

不思議の国のアリス


 
昔、我が家でレーザーディスクを買った時に、一番初めに買ったディスクは「不思議の国のアリス」と「クマのプーさん」だった。
大人の観点から面白いのは圧倒的に「不思議の国のアリス」で、1951年のディズニーの作品で、当時の大学生に人気だったというのもうなずけます。
このアニメに「いかれ帽子屋さん」というのが出てきて、これが実に面白いキャラクターで、まあ他のキャラクターも十分面白いですけど(セイウチ、牡蠣くん、大工さん・・)。
それで、残念ながらレーザーディスクの時代は終わって、DVDの時代に、でもさすがに見すぎたのか即DVDを買ってまで見る気がしなかった。それで久しぶりに見たくなっていざDVDを買おうかという段になって、調べだすと。なかなか複雑な状況になっているようです。
ディズニーのDVDって全て今もディズニーが権利を押さえていると思っていたのですが、そうではないのですね。このアリスは既に版権が終わっていて、他人が手を加えることが出来るみたい。それで翻訳のところとか日本語のところが、僕がレーザーディスクで見た・聞いたものとは微妙に違っていて、はっきり言って、「質が落ちる」らしい。
質が落ちる?画像はきれいになっているけども「質」が落ちる???
どういうこと???端的には昔の「アリス」がいい。今のはダメということ。
詳しい書き込みが親切にもかなりあって、上の2つめにアップしているDVDなら大丈夫?だということらしい。
上のDVDが今売られているものですが、これはやめておいた方がいいです。何で?
新しい方は「いかれ帽子屋さん」が「マッドハッター」になっている。これでは分からん。「いかれ帽子屋さん」でないとあかんのです。「いかれ」てないと話がわからん。「マッドハッター」???いったいなんのこと?
要はキングクリムゾンの世界と同じ??差別用語だから??
日本語を英語に買えても本質は変わらないと思うのですが、。
それと「なんでもない日万歳・・・」の歌は名曲です。和訳がすばらしい。和訳というより創作ですね。こういうのを英語で聞かせて、字幕を付けるってどういう感性をしているのか??というよりこれも権利関係の話なのかな?
とにかく、質の高い作品が他の要因により低下させられるのは残念で仕方がない。






2021/12/19

最近の雑感


1.最近は変な事件が多い。西梅田の事件。痛ましい。患者だった人が犯人?不可解。それと列が出来るくらい患者が多かった。僕には驚きで、心療内科って採算がとれるの?って思っていたから。世の中が病んでいるということ。
2.僕の住んでいる地域の自治会で「活動自重派」と「活動推進派」がもめている。自重派の根拠はもちろん「コロナ」ですが、根底には自治会に対する考えかの差かなと思っている。もともと僕らは先住民さんが所有されていた土地にマンションが建って移民してきた地域で、まあよくあるパターン。マンションの住民は個人生活に非干渉派、対して昔から住んでいる人はいわゆる農耕民族で集団で助け合って地域を維持してきた「古からのしきたりがあるし維持すべきだ派」、助け合うことで生活が維持できていた。
僕は昔書いたことがあるけど、日本から「PTA」と「自治会」がなくなったら、これほど素晴らしいことはないと考えている人間だから、ここは住みにくい。
3.最近はフィンランドの評価が高く世界でも有数の「いい国家」に出てくる。ところがフィンランドの実態はなかなか分かりにくく書籍も少ない。堀内都喜子さんという方が書かれている「フィンランド豊かさのメソッド」という本を昔買って読んだので再読。僕はどうもこの国に生まれた方が住みやすかったかなと思うことが多かった。
4.NHKのクローズアップ現代で家を失った女性の特集。家賃が払えなくなったので野宿。今のところ原因はコロナが多いですが。本質は女性の収入が男性に比べて圧倒的に低いということ。平均の家賃が7.5万くらいで、収入が12万としたら、半分以上になる。
昔、需要と供給曲線って習ったですよね。払える家賃のところで交差する。払えないから家を失う。
僕の頭がこんがらがるのは、生活保護の支給額以下の求人があることとか。
今の大学生はアルバイトで約200万くらい稼いでそれで生活している(要は親の仕送りだけでは成り立たない)。
統計的に、なんかおかしいと思うことが増えてきている。


 

2021/12/16

認諾


 
「認諾」という言葉を知っている人が何人いる?法学部出たら全員知っている??
僕は村木厚子さんの事件で、どうもよく事件の内容が分からず、上の本を買って読んで、(個人的には正直なところ、どうしてこれがそれほど大きな事件なのか??と思ったくらいの事件)、村木さんは無罪を勝ち取って、今度は取り調べを担当した検察官を訴えた訴訟で「認諾」で逃げられた・・・。
意味が解からなかったです。
村木さんは勝ったことになるけれど、事件の概要は明らかなされない。
「負けました」(しかしこれ以上なんも言わんといて・・・)という感じ。
これを読んだ時、国家がそんな卑怯なことをするんか???と思った記憶が残ってました。
そしたら今日、また「認諾」。
例の森友事件で改竄を苦にして自殺された赤木さんの奥さんが訴えた事件。
なんか襟を正してまともな裁判になりそうと思っていたら、「認諾」無条件降伏!!
(しかしこれ以上なんも言わんといて・・・)
村木さんの時は「架装隠蔽及び改竄」、赤木さんの時は「改竄」・・両方とも国家が国民に嘘をついていることになる。
大丈夫なんでしょうかね。日本国家は。なんか不安ですわ。
中国とかロシアとかミャンマーとか北朝鮮という国家に感じる不安とは全く別の不安を感じる。
なんか、「国も失敗した時は正直に謝る」ということをやりたくないという潜在的な意識を感じる。
もみ消すときに「認諾」で口止め料を国家が払う感じですね。
これってほんまにまともな制度????
もう一段レベルの高い国家になるべきだと思うのですが。

2021/12/14

日本の半導体の凋落


 かって半導体の企業に勤めていた身にとっては今の日本の現状は惨憺たる状況で正直信じられない。
僕は結果的に一番ピークの時に転職してこの業界から去っているので猶更である。もう当時は圧倒的なシェアで、アメリカがごちゃごちゃいちゃもんをつけて来た時代。
その時から今まで、アメリカがごちゃごちゃ言ってきて鬱陶しいから自粛している間に韓国のサムソンにメモリーで抜かれ、そこから凋落が始まったとばかり思っていたけれど先日の日経の記事ではそれだけではなかった。
「金融敗戦」という表現がなされている。どうも経済学を勉強した割に金融が苦手な身にとって「????」という感じである。
要は、当時の日本は株高で新株発行したらファイナンスコストが割安で、そこを利用してお金を集め設備投資をして成長させてきたというもの。対してアメリカは当時は借り入れが主でコストが割高だった。そこでアメリカは企業も国もこのエクィティファイナンスに文句をつけて、まあ妨害しようとしてきたらしい。
僕のつたない経験でも、ちょっと日本の業績が良かったらアメリカが文句を言ってくるという経験をしている(初めは自動車産業、次は半導体)。こういう海千山千の駆け引きは圧倒的に向こうが上手のように思う。
そういうわけで、交渉力、戦略・・・で今の半導体の現状がある。なんか太平洋戦争を思い出してしまう。
「いいものを作ったら黙ってても買ってくれる」・・・この考え、日本人好きですね。
「品質第一主義」・・・間違いではないけれど、他にも第一にせんとあかんものがありそう。
今度台湾のTSMCの日本への誘致でも時代遅れのものを作るのだそうです。ようわからんのですけど。時代遅れでも日本にとっては新しい???そんな状況。


2021/12/13

僕が注目する大阪の女性


 
最近、新聞とかよく読むので色々と考えることが多い。

今、気になっている女性がこの2人。上は先日の選挙で国会議員にえらばれた「れいわ新選組」の「大石あきこ」さん。下が今の大阪の生野区長の「山口照美」さん。
大石さんは大阪府庁の職員時代に橋下知事に嚙みついた女性として有名で、退職後何をされるのかと思っていたら、「れいわ新選組」より立候補ということで驚く。ユーチューブに街頭演説をアップされているので、大阪弁の街頭演説でしかも場所が十三近辺が多く、実に親しみが湧いてきて、主義主張は僕の考えと大分違いますが注目はしてます。

消費税は廃止したらダメです。僕は信念をもってそう考えてます。

下の方は、大石さんが噛みついた維新の会の橋下知事の時代の校長公募制度で学習塾の先生から校長になって、その後生野区長さんになっている「山口照美」さん。
この人は校長さんになる前から偶然ネット上(セミナーの講師の紹介)で知っていたのですが、生野区長の任期が終わっても、次期も大阪市の区長(現時点では何処になるかは分からない)を務められるようで今にもまして新風を吹き込んでほしいと思ってます。
正直、山口さんのされていることに共感しているかと問われれば、分からないことが多いのです。僕の周りは純?日本人ばかりの田舎ですし、鶴橋界隈に行くとしたら身構えて行かないと恐ろしい気がするし・・、でも自分の時代は終わっていくのは確実なんで、若い人でしかも女性に託すというのが正しい選択のような気がしている。

大石さんに関しては、今から議員として色々と学んでいただき、弱いものの味方をするには「パイを大きくする」ことの必要性を実感していただき、この収入が増えない日本経済の「パイを大きくする」には何が足りないかを考えて欲しいと思ってます。
今のところ「ばら撒け」ばかりの主張なんで、ばら撒いたら経済が回復るのかどうかは、僕は確信が持てないですね。どのように主義主張が変わっていかれるのかに注目してます。
それと今のところ、維新の会への反発とか対決姿勢が強く表れておられますが、僕はその辺はなるべく早く通り越して、これからの社会、どうすれば平和に幸せに生きていけるのかを考えていただける能力を持っていると思うから注目してます。

2021/12/11

ビートルズが来日した時

今から考えたら、ビートルズの最後のコンサートは1966年8月29日のサンフランシスコだから、日本の公演の2か月後に彼らの演奏家としての活動に終止符を打って、次の時代に突入。
もう日本に来た時にはライブは近々終わるつもりだったのでしょうね。
アップしたのは、その時本屋では買えなかった写真集で、後に有名になる浅井慎平さんが撮ったもの。僕は偶然雑誌で目に留まって、申し込んでおいたら送って来た。ペラペラの小冊子でプレミアが付くとは思わなかったですね。今でもありますけど・・・それほど価値があるものなの?と思ってます。
来日時にいっぱい特集が出たので一応ほとんど買って持っているけれど、売れないしね。
どうも読売新聞が主催者だったのかな。



でも、ほとんど小遣いを使い果たしたのでしょうね。
周りには東京まで行った者はいなかったです。

2021/12/08

磯井俊男さん


 昔勤めていた時の会社の直属の上司だった人が亡くなったということで奥さんから喪中の葉書が来た(最近は非常に多い。年賀状の管理が大変。)。確か風の便りでは沖縄の久米島にほとんど行っているような噂を聞いていて、ちょっと会社にいた時のイメージとかけ離れているのでピン来なかった。
それで、同様に喪中葉書をもらった連中のやり取りからアップした書籍を出されていることが分かった。「着る、琉球」???何???
どう考えても「結びつかない」組み合わせ。織物????全く想像できない。几帳面一本の経理マンだったですぞ。
書き込みとかを見ていくと、実家が染物屋さんだった?京都には多いからあり得る話やけど、聞いてなかったなあ・・・。
とまあ、不思議な気持ちでネット検索、「久米島をこよなく愛した」と書かれてます。
お互いに、その会社を去って、ほぼ30年以上、一回りくらい年上だったので、其々次の人生を繰り広げたということですね。
僕の方は、その会社を辞めてから、一念発起して税理士の登録した挨拶を出したら「お祝い」(金一封)をいただいた。
御礼の電話をしたらものすごく喜んでもらった。赤の他人さんからこんなに喜んでいただいて不思議な気がした。
まあ、実りの多い寿命を全うされたと思います。 合掌。
蛇足ながら、徹夜の好きな仕事熱心な上司で困りました。

2021/12/06

福岡マラソン

 



福岡で毎年開催されていた国際マラソンが今回で終わるということで久しぶりに見た。もう博多が大都市になってしまって僕の記憶の面影はほとんどない。
記憶では東京オリンピックが終わってから国際マラソンの冠がついたような記憶が(定かではありません)。
一番の思い出は1967年のオーストラリアのデレク・クレイトンが世界最高記録を出した時、ワクワクして見ていたのを思い出します。佐々木精一郎選手が食い下がりましたが、一番下の写真のように一周くらい遅れました。
この時の記録が2時間10分を切る初めての記録でいわゆる「サブテン」時代の幕開けでした。佐々木選手も11分台で日本最高だっと思います。
このクレイトン選手、オリンピックには2回(メキシコとミュンヘン)出ましたがメダルには届いてません。
確か、その後も8分台の世界最高記録を出して、オリンピックの都度期待して見てましたが・・・。
あと、福岡マラソンに関しては覚えているのはショーター、ドレイトンかな。
日本人の活躍が段々目立たなくなって、次第に見る意欲が失せていったように思います。
今日は久しぶりに最後まで見ました。

2021/12/04

1968.12-1969.01


 
ディズニーチャンネルのゲットバックを見た。3部作長い。
正直、楽しいという映画ではないですね。そりゃそうです。解散間近で不和の真っ最中。
1970年に見たときは、ポール以外はやりたくないライブを一生懸命まとめているように見えた映画でしたけど。オノヨーコに会ったのが最悪だったと思って帰ったのを思い出した。
今回見てもそうかなと思ったけれど、こうやってほぼ10時間くらい見ていたら、其々の感情の起伏とか、ぶつかり合いとか・・・正直楽しく見たわけではないですが、彼らに出会ってもうすぐ60年(嫁さんより長い)の4人で、些細なことにも入り込んでしまう場面の連続。色んな謎が解き明かされて行くという感じもする。
周りにいる人間(まあ今となれば有名人、マル・エバンスとか)がウロウロするから尚楽しい。アラン・パーソンズなんかもチラッと出てくる。クリス・トーマスは出て来たかな?
悪徳マネージャーのアラン・クラインの話もジョンがしていてすごく生々しい。
上にアップしたのはローリング・ストーンズのロックンロール・サーカスのDVDのジャケット。
ロックンロール・サーカスは1968年の12月に放送された番組で、ここにジョン・レノンがクラプトンと出ている。この番組で「次に登場するのはローリング・ストーンズです」とジョン・レノンが紹介する(多分手話もやっている)。この「次に登場するのはローリングストーンズです」をジョンが下のゲットバックで何度もおふざけでやるわけ。
しかも、この時にジョンはアラン・クラインに会っている。
なんか違和感を感じたんですがよく考えたら、そうなんですよ。1968年の12月に出て、そのあと1か月も経っていない時の映像なんですね。タイムマシーンで50年以上前に戻っているのを忘れてしまう。
関係ないけれどロックンロール・サーカスにジェスロ・タルが出ていてこの時のギターはなんとトニー・アイオミ(ブラック・サバス)です。
グリン・ジョンズの音もこの間買ったボックスセットに入っていたからよく聞いている。ミキシングでこうも違ってくるものかと驚いている。
正直なところLP一枚に出来るまではいってなかった曲が多い。(本来なら没)
ただ、こうやって10時間弱見続けたらもう覚えてしまって、その後、グリン・ジョンズ・バージョン、ネイキッド、フィル・スペクター・バージョンと交互に聞いている。聞き比べるのではなく、もう自然と適当にかけている。


2021/11/28

TANYA DAYを探せ!!


 

先日書いたTANYA DAYなる人物を探してもすっきりした情報がなく、分かってきたことは、この女性はREG CALVERTという人物にマネジメントを任せていたらしく、そのマネージャーがハンブルグの仕事をとって来ていたみたい。どうも一緒にステージをするようなことがあったようで(写真が残っているから間違いなさそう)、ただそのようなことは、僕の持っている資料には全く出てこない。さらにネット検索してもすっきりとは分からない。
ただ、他に知らなかったことがあった。
このマネージャー、FORTUNESとPINKERTON'S ASSORTED COLOURSというバンドのマネージメントもしていて、FORTUNESはアメリカでもヒットを飛ばしているからそこそこ有名だった。後のPINKERTON'S ASSORTED COLOURSはイギリスでちょっとだけヒットさせていた。
このREG CALVERTさん、どうも殺されたみたいで、僕の英語力では詳しいところまで分からない。どうも海賊放送に関わっていたようで、ごちゃごちゃと新聞記事が載ってます。

このPINKERTON'S ASSORTED COLOURSのメンバーにデビッド・ホーランドというドラマーがいて、その人がそのあとトラピーズというバンドに参加する。
TRAPEZE」!ここで出て来ますか!!
ムーディブルースが自分たちのレーベル「スレッショルド(堰という意味)」を設立した時の第一号のタレント。
5人からスタートして入れ替わりがあったけど、コアは下記の3人です。
デビッド・ホーランド
グレン・ヒューズ
メル・ギャレー
この3人、それぞれ下記にように出世されてます。
デビッド・ホーランド(➡ジューダスプリースト)
グレン・ヒューズ(➡ディープパープル)
メル・ギャレー(➡ホワイトスネイク)
人生、生きてみないと分からんね。

2021/11/25

ロックの歴史の書籍について


 昨日紹介した「みのミュージック」の「みの」さんが上記の本を出しているので早速読んでみた。
今までもこの手の本はまあ「まともそうなもの」は読んできたつもりで、書かれてある事実に対しては、よく調べて勉強してるなという印象、なにせ1990年生まれですからね。

でこの手の本の特徴は、著者がすべてについて詳しいというより、ある一部の思い入れのある分野があってそこについては滅茶苦茶詳しいけどあとはいい加減(ほぼパクり)というようなものが多い。
それならそこの部分だけ書けよといいたいけど、それではロック史にならんというわけですね。
そういう意味では、この本、ある意味「中道路線」で贔屓なしのように思う。
多分ここは「あそこからもってきたのね」と思うところはあるけれど、そんなこと言えば僕の文章は貰い物のつぎはぎだらけですから。
AMAZONのレヴューなどには「〇〇が抜けている」という書き込みがありますが、これは書き込んだ人が気に入っているジャンルがなかったからわかるだけなので、なかなか難しい話だと思う。世界の音楽をすべて網羅しているって誰が分かる??ということになる。
思えば昔、プログレもイギリスからスタートして、アメリカ、イタリア、ドイツ果てはブルガリア、北欧と世界中のプログレを集めているレコード屋が出て来たけれど、こうなると消化不良かつ満腹。

ロックの歴史といえば三井徹さんの書いた「戦後洋楽ポピュラー史」という大作がありますが、これは資料としては一流で、ここには三井さんの気持ちを極力排除して書かれていて、初めは物足りませんでしたが、今資料的に読むことが多く、気持ちを排した趣旨に賛同することしきりです。
特に、戦争が終わって、それまで敵国の堕落した音楽と言われていた音が突然ラジオでかかりだす。軽音楽、ポピュラー、ラテン、ボサノバ・・・もう氾濫状態、そのあたりの情景が雑誌、新聞、広告・・という媒体を通じた証拠によって実証されて行きます。実に念入りな作業で感心してます。
ポイントは日本の戦後に絞り、洋楽に絞り、マスコミに出たもの及び大衆が知ることができたもの・・に限定していることが格調を高めているのだと思う。


中山康樹さんのロック史になるといわゆる中山節がさく裂して、別の意味で面白い。ヒット曲、流行ったサウンドの脈絡の因果関係を独善的?な仮説をたてて理論づけをするというもので、さすがと思えるところが魅力。
僕は、徹底した資料路線か卓越した推論路線かしか価値あるロック史はないかなと思ってきている。
御大中村とうようさんも岩波新書から上記の本を出している。当然ながらロックも一つのジャンルにすぎませんが、様々な音がロックに集結してきた時代に書かれている。
1969年のニューミュージックマガジン創刊の頃は「これからはロックだ」というロック最高潮の時代だったので「そうだ!そのとおりだ」と思っていたけれど、今から考えたら非常に特殊な時代であったことが分かってきた(当たり前ですけどね)。
この本は1999年に書かれていて、絶好調だったロックの時代が終わり、ではロック以降どこに行くの?何が出てくるの?という展望で終わっている。ここに至れば「これだ」という力強い「とうよう節」は影を潜めている。この本以降の20年で再考が必要。

そういう意味で、一番上の「みのミュージック」の「みの」さんに移っていくわけ。
こういうロック史書いている人って、僕の同世代が多く、今となれば思い出に浸っている感じもしないでない。「昔は良かった」路線で、ロックの時代以降の考察はいまいちというかどうでもいい感じ。正直ヒップホップなんてわからんもんね。
というわけで、同世代の書くロック史でなく、若い人の書くロック史が出たのは非常にいいことだと思っている。


2021/11/23

最近聞かなくなったアルバム

 


たまたまユーチューブを見てたら、こんなのに出くわした。
面白そうだから見てみたら「実に面白かった」ので拝借してます。ダメだったら連絡くださいませ。
この人って幾つなのかな、幅広い知識があって、本当に聞いている感じだし。
ロックンロールの誕生から今のヒップホップまでの歴史をとらえているのが凄いというか。
僕はもう2000年以降はほぼ聞いていないから、その後の系譜が捉えられていない。
というか好きにならないと出来ないからね。僕には無理。
そういう意味では、なんとかニルバーナくらいまで何とか買って聞いていた。でもすぐ挫折。
ヒップホップは完全に無理。
だから、現時点でロックの歴史を語れない。
でもこの「みのミュージック」のお方、すごい知識で幅広い・・何者?幾つ?って思う。
で、結構的を射たコメントを述べるし、他のも結構見てしまった。
1つ思ったのは、この人、調べたら30歳くらいで、今の音も聞ける。
で、過去のは聞けるんだと思った。
僕もオールディーズは聞けた。ジャズもディキシーからブラスバンドも聞けた。過去は聞くことが出来るのかもしれない。これはあくまで僕の仮説。

それで、最近聞かなくなったレコード
僕も最近聞かなくなったなあと思うことがあってアイホンに6000曲くらい入れているけれど聞かないのばかりになったなあと先日から思っていたわけです。かなりピッタシだったので驚いた。
その聞かなくなったものを下記に列挙(これが見事にみのミュージックに取り上げられたものとダブる)

ディープパープル(ライブインジャパン、インロック、バーン)
フー(トミー)
ムーディブルース(僕はサテンの夜しか聞かない)
ボストン
フォリナー
TOTO
テッド・ニュージェント(廉価盤のBOXセット買ったのに聞いていない)
バッドカンパニー(本当に聞かなくなった。ポールロジャースに飽きたかも)
ピータフランプトン(ライブねえ・・聞かない)
ジェスロタル(特にジェラルドは聞かない)
ELP
ユーライアーヒープ

ただ、今でも俺は聞いてるで!!というのもあったから面白い
UFOのロックボトムは今でもよく聞く。

今もよく考えるけど、ロックの歴史って僕はもう書けないね。プレスリー以降、全ての音に愛着を持って聞くなんて出来ますか?
でもこの「みのミュージック」の「みのさん」?全ての音が好きそうですね。
不思議な人を見つけた。
本が出ているみたいなので読んでみよう。




2021/11/21

THE BEATLES LIVE AT THE BBC


 イギリスのBBC放送で流したビートルズの音源が発売されている(ずっと前から出てます)。
ビートルズの曲って何曲あるのって時々聞かれることがあるけれど、今では、200数曲というのが定説みたいです。(一応213曲というのが定説らしい)
厳密に言えば、定義を決めないと明確には答えられないですね。
定義の種類を
1.イギリスで正式に出たレコード、LET IT BEまでで完了にする。
2.アンソロジーまでにする。要はその後出たレコード、CDをどう取り扱うか?によって変わる。
3.BBCのライブの中のオリジナルとカバーを新曲として扱うか???

ともかく、3のBBCライブを徹底的に分析してみた(暇だから)
BBCのCD(全部で4枚)には、96曲が入っていて、52曲(オリジナル31曲、カバー21曲)が既にレコードになっている作品、44曲(オリジナル2曲、カバー42曲)が初めて聞く作品である。
96曲を詳しくみると、正確には83曲が歌われていて、13曲が2度収録されている。解説に書かれてますが、当時は組合の関係でレコードを流すことは禁じられていて、実際に演奏して生で放送していた。まあそれ故にこうして貴重な音源が残ることになる。
そういうわけで、既に知っている有名な曲も微妙に違っていて楽しい。
特に初めて聞くカバーものは、「こういうものをカバーしていたのか」と驚くものもあって久々に心ワクワクになった。
多いものは、チャック・ベリー、カール・パーキンス、キャロル・キング=ジェリー・ゴフィン、リチャード・ペニマン(リトル・リチャード)が多い。
あとアンナを作って自ら歌っていたアーサー・アレキサンダーの「soldier of love」「A shot of rhythm and blues」。
一番びっくりだったのはあのアンマーグレットの歌っていた「I just don't understand」をジョンが歌っていたことだった。異色中の異色。
それで元歌を調べていったら、ビートルズがカバーしている曲は昔からのスタンダードよりも結構アメリカで出て数か月後にはカバーしているものが多いということだった。
つまり、日本で言えば森山加代子、伊東ゆかりの世界。ただ同じ英語で歌っているところが大きな違い。それとアメリカの黒人のリズム&ブルース部門のちょっとマニアックなところを発掘しているように思える。
同様に当時のマージービートの若者がそういう作業をしていたとすればR&Bの白人版を再生していたのではないかと思う。
アメリカのヒットの中から自分たちの感性に合うものを探しだし、自分たちで演奏するという文化を彼らは作りだしていた。まさかその中からアメリカのヒットチャートに逆輸入(輸出)することなるなんて夢にも思っていないはず。


2021/11/18

悲しい出来事が多い

最近は暇でというかいい意味で時間があるので新聞もくまなく見るから、サラリーマン的な生活をやっていた時より世間の出来ごとについて気に架けるようになった。
今日の朝日新聞は、1年前に渋谷の幡ヶ谷で殺された路上生活者だった大林三佐子さんの記事が載っていた。1年経ってもお供えが絶えないという。亡くなった時の所持金「8円」!!!広島出身の真面目な立派な生き方の人が路上生活を余儀なくされ、しかも目障りだと思った近所の住人に殴り殺されている。犯人云々の話より、真面目に働こうとしている人が生きられないという国の仕掛けが納得いかないですね。


脱線します。
世の中、子供への給付金10万の対象、960万足きりでもめてます。
まず、世帯合算で考える仕組みを早く作らないと、今後もっとややこしいことが増えると思う。税制から社会保障まで全て考えを変えていかないと対応できないと思っております。
夫婦が900万(トータルで1800万)ずつ稼ぐ家庭の子供は10万もらえて、片方が960万の家庭の子供はもらえない。どう考えてもクレームが出る。庶民の不公平感をもっと理解すべき。
このあたりもデジタル化が進んでいたらもっと応変な対応が可能だと思うのですが。
要は趣旨が理解できないより、実務上対応が出来ないということの方がこの不様な事象の本質ではないかと思っている。
夫婦別姓問題もお上が難色を示すのは、戸籍の実務の混乱が「どうしていいか分からない」という側面も否定できない。
役所は「実務上できない」は言えないのでしょうね。だから詭弁を弄する。

 

2021/11/17

悲しき少年兵

 

ジョニー・ディアフィールドという歌手の歌う「悲しき少年兵」という歌がある。
1960年から61年にかけての大ヒット曲なんだそうである。
かくいう僕は記憶にない。小学4年ですから。ただ中学になって洋楽(ポップス、軽音)を聞き出したら、ラジオでよくかかっていた。考えたら当然ですね。2~3年前のヒット曲なわけですから。
本国のアメリカでは全く売れなかったらしい。日本でバカ売れ。ただその時、レコードを出すのに写真がなかったのでしょうね。前回載せたジャミー・クーの「燃ゆる想い」と同じパターンで「顔なしジャケット」でいった。それでも売れた。
この歌手に関する書き込みは少なくて、ざっとまとめると、日本での大ヒットに便乗するように1961年に来日している。シャボン玉ホリデーにも出たらしい。ただ普通のおっさんだったのでブレイクはしなかったらしい。下は多分写真が手に入ってからの再発盤だと思う。



下の方のジャケットではおじさん(上の方はまだ若そうですが)っぽい。
まあ、そうはいえ大ヒットには間違いなく、しかも日本人受けする要素満載のような気がする。分かりやすい単語、メロディマイナー哀愁たっぷり。

昔々、関西で阪急電車がスポンサーの宝塚沿線のホームドラマ(吉本の若手が出ていた)の主題歌に使われていたのを思い出した。
「ロンリー、ロンリー・・・」


2021/11/16

LET'S TWIST AGAIN

 

チャビー・チェッカーという歌手がいて、古い人は誰でも?知っている。
1960年代に大流行した「ツイスト」の仕掛け人。「THE TWIST」という曲がアメリカでNO.1になって、一躍スターの座に。
この曲、1960年と1962年にNO.1になって、この記録は他には誰もいない。あのプレスリーもビートルズもやっていない。
これはツイストブームの再来という歌だけでは起こらない現象が手伝ったと思われる。
大ヒットした「THE TWIST」以外に、「LET'S TWIST AGAIN」という曲もヒットさせていて、これはあの大滝詠一先生の「レッツ音頭アゲイン」の元歌としても有名。ユーチューブでチャビー・チェッカーの歌を見ていたら、アップした画像が関連項目で出て来た。見てみたら実に楽しい。横のワンちゃんも楽しそう。よく思いつきますね。

2021/11/07

燃ゆる想い

 

「燃ゆる想い」という1960年に日本で流行った曲があって、根強い人気を誇っている。ところがこの歌を歌っている「ジャミー・クー」という歌手のことが今もってあんまり分からない。下のシングル盤のジャケットも歌手の写真がない。発売当時にレコード会社でも入手できなかったのでしょうね。当時そういう歌っている本人の顔がわからないジャケットも多かった。



今では、ネット検索したらこれくらいの情報は入ってくるけど、一番下のレコードの裏側の記載によれば
あのマックザナイフで有名な「ボビーダーリン」が設立したレコード会社「Addison Records」からリリースされる最初のアーティストが「JAMIE COE」と「CHIP FISHER」の2人だということです。当時2人とも21歳。
それで、日本で今でも人気のある「燃ゆる想い」という曲ですが、作者は「COLOVAS」という人になっている。
ところが、最近、検索したら、あの村上春樹さんのTokyoFMの村上RADIOの記事が載っていて、この曲の説明と作者がなんとキャロル・キングとゲリー・ゴフィンでプロデュースがこれまたフィル・スペクターだとなってまして、本当なのかな??
ただ、村上さん、ジャズ、クラシックだけでなく、ロックとオールディーズも凄い知識でアメリカ在住時に全てのジャンルのレコードと情報を集めていると思うので多分「正しい」のでしょうね。なにせ初めて買ったレコードがルイジアナ・ママの「ジーン・ピットニー」というのですから。
このあたりは大滝詠一さんの独壇場だと思っていたら、意外な人物から意外な情報が表れた。
長生きはするもんです。

2021/11/05

Tanya Day


一応ビートルズに関しては詳しいつもりなんですけど、この女性歌手「TANYA DAY」を知らなかった。
バックを見てください。ビートルズです。
ハンブルグ時代、1962年の5月29日という説もあります。
この年は、元旦のデッカのオーディションから、パーロフォンのオーデション、契約、デビュー曲の録音、デビューと目まぐるしい時期で、ハンブルグ時代も終焉に向かっている頃。
トニー・シェリダンとのマイボニーの話は有名ですが、これはどういう歌手なんだろう。レコードは出ているのですけど・・・・。奥が深い。
調べたら英語の書き込みはありますが、日本語のはないですね。

2021/11/02

選挙が終わった。

選挙が終わった。維新の会が大阪で圧勝したのが目立った。元々大阪の住人でかつ職場が大阪なのでなんかわかるような気がする。
なんで都構想は負けたのだろう(僅差でしたけど)。
選挙後の投票した若者へのインタビューで印象的な言葉が記憶に残った。
「維新の会だけが、国債に依存した借金でばらまくことを言わなかったから評価した。国債ってこれからの若者、これから生まれてくる人たちへの負債でしょう??」という言葉だった。
そうなんですよね。給付、給付、財源の手当ての話をせず、「お金をあげるから一票ください」って言っている政党ばかりだった。

正直なところ、無制限に国債を発行していったらどうなるのか??
調べても明確な回答は何処にも載っていないし、そのような質問を受けた著名な経済学者さんも「正直なところわからない」と言っている番組を見たことがある。

消費税を撤廃して、そのあと財政をどうするのかという政策も触れたところはなかったと思う。
会社なら倒産するのですが、国は倒産しないから、かえって始末が悪い。
国民から借りまくって、一斉にチャラにしてやり直そうということが出来るのかな??

僕が考えるに、この経済の停滞の原因は分からないけれど、現象面としては、アメリカのGAFAに食い込む産業が日本に出ていないことから容易に想像できる。儲ける企業が日本から出てきていないことに尽きる。政治家はこの儲ける企業が出てくるような仕掛け(インフラや人材教育・・)を作っていくのが仕事でしょう。
困った人に金をばらまくのではなく、給与の高い仕事を作り出すのが政治家の役目だと思う。そういうことを言う候補者は全くいなかった。
国家に対する「物乞い屋」ばかりだった。そこが実に嘆かわしいと思った。
付加価値の高い産業を作り出すことやらないと消費税廃止しても何にも変わらない。


 

2021/10/30

総選挙


 このポスター神奈川のらしい。僕の住んでいるところはこれでないから。ここのは見栄えがするからアップしました。

今日の朝日新聞、各党の主張っていう欄があった。

1.税制
2.財政
3.エネルギー
4.外交・安保
上記の四つ。

まず1の税制、消費税引き下げ、野党は全部賛成
高額所得者への課税強化 全党賛成
2の財政、①財政出動を行うべきだ②財政均衡の先送り③小さな政府の方がいい
この三つ、各党ほとんど同じ①は賛成②も賛成③も賛成
要は全党がリベラルなんですよね。保守って日本にはないのです。
3のエネルギーは分かれている、原発に関しては強硬な廃止が共産党、れいわ、NHKの三つ、この三つは現実離れの党だから仕方がない。
4の防衛力強化は社民党、共産党が100%反対。

個人的は
税制は消費税はこのまま(ただし軽減税率は撤廃)
高所得者への課税強化は賛成
財政は大多数の論調と同じ(もうすこし小さな政府でもいいかな)
原発は維持すべきだと考える
外交は防衛力は強化すべき

でも、つくづく考えますが、共産党や社民党が(あり得ないけど)政権をとったらどんな国になるのだろう???
自衛隊がほとんど機能しない。原発なしで高価な再生エネルギーで国民が疲弊
与党に対する反対意見のポジションという意味だけで存在が有効で、他の意味はなさない。でも本当に真面目に国ことを考えているのだろうか??
まず企業が動かないですね。
それとNHKの党も、本来はNHK問題だけが主張で、他はあんまり興味がないというか?政党ってこういうのもありだと初めて気がついた。貴重な経験です。






2021/10/25

生活保護制度からの考察


 コロナ禍で生活に困窮したひとが生活保護の申請をする話がよく出ている。その条件とは上記の4つらしい。
一番のネックは「親族などで支援してもらえる人がいない」らしい。
生活の困窮は他人に知られても親族には知られたくない人が多い。
僕は常々、国家は「『国』対『一人の個人』」の繋がりであるべきだと思っている。そういう国家のあり方がべストだとずっと思っている。この役目を阻害する仕掛けが戸籍とか親族とかそういう目に見えない縛りの制度で、僕には訳の分からん(本当は分かってますが)嫌な仕掛けだと常々思っている。戦時中の隣組とかいわゆる「見張り国家」、本当にいやですね。夫婦別姓も戸籍制度を大事だと思う人は絶対認めないと思う。

要はどんな国家が理想的かという話になると思うけれど。理想はどう考えても「政府なんかいらないのがべスト」なんだと思う。ただあり得ないと思っているので理想は理想として置いておいて現実的な解決策を考えよう。
現実的には、もう親戚云々の時代は過ぎ去って、夫婦もどちらかと言えば独立した個人の共同生活だと考える時代になっている。男女平等で収入も同じ仕事なら同じ報酬になっていけば(なっていないとおかしいのですけど)、もっと世の中が変わっていく。
50年くらい前までの結婚しないと女性は生活していけない時代は消えているはずなんですが、実体は女性一人ではなかなか食べていけない。
シングルマザーというのは、マザーだから子供がいるということで、シングルだけならまだ食えるのかな??これも怪しいよね。
で、たいてい子供を女の人が育てるから生活が苦しい。さらに養育費ってちゃんと払っていない男が多い。僕の周りでは半分ぐらいが払っていない。再婚したらほぼ払っていないね。
ちょっと脱線しましたが、要は男女隔てなく一個人として暮らせる仕組みが出来上がっていない(日本が本気で作ろうと思っているかどうかは疑問ですけど)から、今のような状況になっている。支離滅裂になってきた。
言いたいことは、親戚が億万長者でも「本人が困窮していれば生活保護を支給すべし」ということ。







2021/10/21

給料が上がらない。給料をあげれない。


 選挙になってにわかに、「この30年給料が増えていない」が俄然話題になるようになった。
ただ、どうしたら上がるかを提案できる政党は1つもいない。
無理やり上げるという政党さんはいらっしゃるけれど、そんなことしたら、後どうなるかは責任をもってくれなさそうな政党ばかりで信頼できない。
代表的な与野党でも、どうしたら給料が増えるのか、まあ早く言えば日本経済が回復するのかは政治家さんは分かっていないようである。

ただ、長年、統計やグラフを見て来た経験から言わせていただければ、この手のデータを読み解くにはなかなか一筋縄でいかない世界があって、本当の世界を見つけるのは困難だと思っている。
日本の所得が少ないのは、勤労者の範囲が増えたのが一つの原因、つまり高齢者が働きだした。昔はほとんどが65歳(昔は60歳)以上になったら、年金生活で統計には入って来なかった。今は安い賃金で働いている人も統計に組み込まれている。
この辺りが、国際的に比較してどうなのか?
世代別とか同じ土俵の上に載せて比較する工夫を考えないと単純に行かないと思っている。
ただ、世界の動きに比べて日本は劣っているのは確かだと思っている。

荒っぽく言えば、世界をリードする製造業がなくなった。
半導体で、アメリカから無理難題を言われて大人しく引き下がってサムソンに抜かれてからあっという間の凋落ぶり、今や見る影もない。
次に車も危なくなってきた。ハイブリッド車をすっ飛ばしてということは日本の技術を無視してということで、即、丸々電気自動車の世界に、ここでは優位性はなく、今のところ一緒のスタートラインなのかな?ちょっと劣勢かも。

ということで、次の世界で優位にたてる技術の確立が大事なのは企業は分かっている。そこを国家がどうサポートできるか?そういうことを政治家は分かっているのかな???甚だ疑問。
パイが小さくなれば分配も少なくなる。当たり前のことを言う政治家が非常に少ない。どんどん小さくなるパイの分け方ばかり言っている。
昔読んだ本を思い出した。様々な角度から賃金が上がらない要因を分析されていてとても感心した思い出がある。

2021/10/18

ジェフベックの来なかった円山音楽堂


 
「ジェフ・ベックの来なかった円山音楽堂」という歌がある。
豊田勇三という京都のフォークシンガーが歌っている曲で、下の方のレコードに入っているらしい。らしいというのは聞いていないから。
京都はフォークル、岡林といっぱい有名なフォーク歌手がでて、僕は苦手だったので詳しくない。
この「ジェフ・ベックの来なかった円山音楽堂」というのは、1975年の夏に京都の八坂さんの円山音楽堂にジェフ・ベックが来るということで行ったのに、風邪だったかな、まあ来なかったという事件です。
ジェフ・ベックのコンサートなら払い戻しになると思うけれど、確かいろいろ出てきて、もう思い出せないです。確か「ニューヨークドールズ」が出てたのは覚えてる。
問題は、色々出てきてトリがジェフ・ベックだと誰もが思って待っている。
でも出てこない、しかも雨が降って来て土砂降りでずぶぬれに
ひょっとしたら「ジェフ・ベックの来なかった〖雨の〗円山音楽堂」だったかも。
結局出てこなかった、お詫びに「ニューヨークドールズ」がもう一回出て来た。それほど見たくもないのに拍手したね。
僕はその時、就職していて広島にいた。実家が大阪だったので、夏休みだったからだと思うけど円山音楽堂まで行ったわけね。ずぶぬれになって、濡れたまま河原町まで歩いて、立ち食いうどん屋に入ったらうどん屋の人が「今日は濡れた人ばかりくるなあ」と言ってたのを思い出した。
ジェフ・ベックは今でも現役でなんか特異なポジションを極めたっぽい感じがしている。
孤高のギタリスト。恰好いいです。
【追加】
いくらなんでも聞かずに書くのもと思い、ユーチューブで「ジェフ・ベックの来なかった雨の円山音楽堂」を聞いてみる。これって歌なんか?
フォーク歌手ってほとんどボブ・ディランばかりと思っていたけど、ジェフ・ベックのファンもいたのですね。
8月6日の木曜日だったらしい。クリエーションも出ていたらしい。沖縄のコンディション・グリーンも出ていたような(思い出してきた)
同時に思い出したことがある。
ロッド・スチュアートも会場に行ったら病気で中止だったことがあった。この時は前座の予定だった内田裕也さんを見て帰って来た。この時はお金が返金された。
ロッドとジェフ・ベック・・それにしても偶然過ぎるなあ。



2021/10/17

総選挙

総選挙である。
荒っぽい感想を述べれば、若い人が選挙に行かないから、年寄りが年寄り向けの政策を立案する政治家ばかり選んで、若い人を食い物にしているのが現状だと思っている。
僕らはいいけど、このままでは日本は完全に沈む。
年寄りばかり病院に行って(まあ仕方がないですよね。僕も行ってるから)、それに見合う費用を若い人に支援してもらっている。素晴らしい構造ですが、破綻が目前。

資産状況に応じて医療費を決めたらどうだろう。年寄りには高額医療費を払える人結構いますよ。

橋下知事か市長の時代に食いついて有名になった「大石あきこ」さんが令和新選組に参加して活動してますが、彼女がこの30年くらいで所得が年間100万くらい減っているので取り戻そうという演説をたまたまユーチューブで見たことがある。
面白い「題目」だと思ったから。

「取り戻す」????僕には意味が解からなかった。
国から取り戻す???国が払うべき金額を払ってくれなかった???から、「国のせい」?
「国のせい」と決めれる人は幸せ。文句を言う相手がいる人は幸せ。
いずれにしても、国がまずその差額を払う(補填する)???
方法は色んな給付金とか補助金とか駆使して「あと○○万円」という話をされてます。

それで復活するのなら既にやっていると思うのですけど。そんな単純なものではないと思う。思うというのは、誰もやったことがないからわからない。

大石さんはその資金として国債を出すという。正直どこまで国債を出していいのかは、超有名な学者も分かっていないように思う。いろいろと調べているけど、確固たる理論はなさそう。

僕もこの30年間のマイナス成長は国の政策がまずかったと思ってるけど(マイナス成長は先進国では日本だけですよ)国のせいまでとは思っていない。大石さんの考え方には結びつかない。間違っているとも言えないけどかなり突飛すぎる?
それと、どんどん給付して、社会保険料を下げて、国民の所得は増えるけど、経済が回復するか?が分からない。今なら貯蓄に回して消費しないと思う。


上記の政策が正しいかどうかはともかく、少なくとも、有権者はもし立候補するとしたら投票するよね。

大石さんて、もろ大阪弁で親しみが湧くのと、優秀な頭脳をお持ちの方が令和新選組というイロモノ扱いの政党に入って頑張っていらっしゃるというのが実に不思議に思えて見てしまう。

頑張ってと思いながら(住んでるところが違うから投票できませんけど)、いまいち正しいのかなと思ってしまいます。反って悩んでしまうわ。

でも、いつも思うのは総じて政治家って無責任でその通りならなかっても訴えられない(まあ当然)、ほら吹きが得するといつも思っているので。
大石さんはもし当選されてもほら吹きにはならないで欲しいと思ってます。




 

2021/10/15

LET IT BE


どういう訳かビートルズとしては最後のアルバムとなった(本当はアビーロードが最後なのに、発売の順番が入れ替わった)レット・イット・ビーのスペシャルエディションが本日発売された。
もともと「GET BACK」という題名のアルバムになるはずで、有名な屋上のライブは1969年の1月30日の収録で、本来なら1969年の春くらいには出たはず。
その頃のビートルズはもう解散騒ぎでぎくしゃくしている頂点だったようで(レット・イット・ビーの映画も暗い感じですもんね)、すんなりと発売まで行かなかった。そして不思議なことに「アビーロード」の制作に突入。
ぎくしゃくした状態であのレコードが作れるというのも化け物の証拠ですけど。
結局、ゲットバック(後で改題してレット・イット・ビー)が発売されないまま、アビーロードから世に出ることになる。
アビーロードが出てから、ゲットバックの音源を先日コロナでしかも獄中で亡くなったあのフィル・スペクターが編集して「レット・イット・ビー」として世の中に出てくることに。要は最後の仕上げにビートルズは参加していない。
ただ、マークルイソンの「全記録」によれば1970年の1月に4人が一堂に会することはなかったけれど手を加えていったみたい。やっぱり契約の関係なんでしょうね。この辺りが「もや~」とした気持ちが残っていて本当にビートルズが出したかったものなのという気持ちがある人もいる。
さらに、どうでもいいけど、最後のビートルズのアルバムは「アビーロード」か「レット・イット・ビー」かという論争にもつながる。
とはいえ一応、発売の順番としてはビートルズのラストのレコード。
その時、ブックレット付の特別版がでて確か5000円くらいだったと思う。欲しかったけれど当時は買えなかった。
レット・イット・ビーは、まずフィル・スペクターが編集したものが出て、それが気に入らなかったポール・マッカートニーのネイキッド・バージョンがでて、今回はもともと依頼されていたグリン・ジョンズのバージョン(全曲ではない)もついている。個人的には一番聞きたい代物。
音については詳しい方は色々と書かれてますが、僕にはそれほど差が分からないので、フィル・スペクターのもいいなあと思っている。
グリン・ジョンズってビートルズとはあまり縁がないお方ですがあのツエッペリンの一枚目のエンジニア(詳しくは分からない)さんで大物を手掛けている有名人です。どちらかと言えばフィル・スペクターの対局にいる方のようで、要はあんまり手を加えない「素のまま(元の音源)」を大事にする考え方みたい。裏方さんで音が変わるというのも、こんな騒ぎが起こらないと全く知らない世界でした。
まあ、秋の夜長を堪能しながら聞き比べてみます。
例のディズニー・チャンネルに入っていたら映画「GET BACK」が見れます。追加料金がいるのだと思うけれど。僕は後日ゆっくりDVDになってから見ます。


2021/10/11

教えてください。JOHN&YOKO&?(WHO)


 200頁の写真に掲載されている写真の中にもう一つ写真があって、ジョンレノンとオノヨーコともう1人写っている。このもう1人が誰なのか今もって分からない。
どなたか詳しい方教えてください。
といっても誰もみてないか?
200頁の写真を載せたらいいと思うけど、多分違反なんだろうね。

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