2021/12/31

さらば「牛」くん


 牛の年が最終コーナーを回った。あと6時間あまり。
干支の話で、牛がのろいから早めに出かけて、それに便乗していたのが「ネズミ」で、ゴール手前でネズミが飛び出た。子丑寅・・、本命は虎である(僕の干支)
今年の総括
1.コロナ収束(終息)せず。
2.東京オリンピック(成功だった?)
3.世界中で混乱、民主主義国家の存亡危うし、まともな国が減ってきている
4.サプライチェーン大混乱、半導体だけにあらず
5.日本経済の将来、見通し光明見えず。

1は、収まってきたと思ったら「オミクロン」で来年も同じような生活を強いられる可能性が高くなってきた。もう3年目に突入。マスク騒動はおさまり、日常として定着して・・ただどうなるんだろう???
2オリンピックは正直、1964年の感動からは程遠かった。まあ当たり前です。こっちは年いって来てるし。
あと、運動会の国際版という感じがしなくなった。ショービジネスの一環。
何というのかな、「俺より速い人間がいるらしい、一度勝負してみたい」というシチュエーションでなくなっている。
3は経済政策、主義主張が関係なく、力を持った独裁っぽい国家が増えて、しかも力を持ってきた。中国、ロシアを筆頭に、ミャンマーなんかは軍隊が力を持ちたいだけでしょう。あれだけ国民が反抗しているのに認められるわけがない。
4サプライチェーン・・・これを上手に構築できなかった日本は苦境に陥っていたが、世界中が苦境に陥っている。
これはコロナとも密接に関係しているようにみえる。世界中の健康状態が影響するということ。日本だけが健康でも必要なものが入って来ない。
「オミクロン株」の問題でも、元はアフリカのワクチン接種率が低いことが原因の一つに考えられている。
昔から言われる「南北問題」と同じような観点で考えると同じ問題点が浮き上がってくる。
5の日本経済、浮き上がることが可能なのか?
新しい資本主義???なんかビジョンが見えてこない。
こんな苦しかったら、韓国・中国より低い価格で注文とったらどうなんだろう。
ブラック企業でもよろしいやん。会社(国が)がつぶれるよりはまし。
仕事とらないと技術も上がらない。もう台湾に完全に半導体は負けている。どうして何故?



2021/12/25

不思議の国のアリス


 
昔、我が家でレーザーディスクを買った時に、一番初めに買ったディスクは「不思議の国のアリス」と「クマのプーさん」だった。
大人の観点から面白いのは圧倒的に「不思議の国のアリス」で、1951年のディズニーの作品で、当時の大学生に人気だったというのもうなずけます。
このアニメに「いかれ帽子屋さん」というのが出てきて、これが実に面白いキャラクターで、まあ他のキャラクターも十分面白いですけど(セイウチ、牡蠣くん、大工さん・・)。
それで、残念ながらレーザーディスクの時代は終わって、DVDの時代に、でもさすがに見すぎたのか即DVDを買ってまで見る気がしなかった。それで久しぶりに見たくなっていざDVDを買おうかという段になって、調べだすと。なかなか複雑な状況になっているようです。
ディズニーのDVDって全て今もディズニーが権利を押さえていると思っていたのですが、そうではないのですね。このアリスは既に版権が終わっていて、他人が手を加えることが出来るみたい。それで翻訳のところとか日本語のところが、僕がレーザーディスクで見た・聞いたものとは微妙に違っていて、はっきり言って、「質が落ちる」らしい。
質が落ちる?画像はきれいになっているけども「質」が落ちる???
どういうこと???端的には昔の「アリス」がいい。今のはダメということ。
詳しい書き込みが親切にもかなりあって、上の2つめにアップしているDVDなら大丈夫?だということらしい。
上のDVDが今売られているものですが、これはやめておいた方がいいです。何で?
新しい方は「いかれ帽子屋さん」が「マッドハッター」になっている。これでは分からん。「いかれ帽子屋さん」でないとあかんのです。「いかれ」てないと話がわからん。「マッドハッター」???いったいなんのこと?
要はキングクリムゾンの世界と同じ??差別用語だから??
日本語を英語に買えても本質は変わらないと思うのですが、。
それと「なんでもない日万歳・・・」の歌は名曲です。和訳がすばらしい。和訳というより創作ですね。こういうのを英語で聞かせて、字幕を付けるってどういう感性をしているのか??というよりこれも権利関係の話なのかな?
とにかく、質の高い作品が他の要因により低下させられるのは残念で仕方がない。






2021/12/19

最近の雑感


1.最近は変な事件が多い。西梅田の事件。痛ましい。患者だった人が犯人?不可解。それと列が出来るくらい患者が多かった。僕には驚きで、心療内科って採算がとれるの?って思っていたから。世の中が病んでいるということ。
2.僕の住んでいる地域の自治会で「活動自重派」と「活動推進派」がもめている。自重派の根拠はもちろん「コロナ」ですが、根底には自治会に対する考えかの差かなと思っている。もともと僕らは先住民さんが所有されていた土地にマンションが建って移民してきた地域で、まあよくあるパターン。マンションの住民は個人生活に非干渉派、対して昔から住んでいる人はいわゆる農耕民族で集団で助け合って地域を維持してきた「古からのしきたりがあるし維持すべきだ派」、助け合うことで生活が維持できていた。
僕は昔書いたことがあるけど、日本から「PTA」と「自治会」がなくなったら、これほど素晴らしいことはないと考えている人間だから、ここは住みにくい。
3.最近はフィンランドの評価が高く世界でも有数の「いい国家」に出てくる。ところがフィンランドの実態はなかなか分かりにくく書籍も少ない。堀内都喜子さんという方が書かれている「フィンランド豊かさのメソッド」という本を昔買って読んだので再読。僕はどうもこの国に生まれた方が住みやすかったかなと思うことが多かった。
4.NHKのクローズアップ現代で家を失った女性の特集。家賃が払えなくなったので野宿。今のところ原因はコロナが多いですが。本質は女性の収入が男性に比べて圧倒的に低いということ。平均の家賃が7.5万くらいで、収入が12万としたら、半分以上になる。
昔、需要と供給曲線って習ったですよね。払える家賃のところで交差する。払えないから家を失う。
僕の頭がこんがらがるのは、生活保護の支給額以下の求人があることとか。
今の大学生はアルバイトで約200万くらい稼いでそれで生活している(要は親の仕送りだけでは成り立たない)。
統計的に、なんかおかしいと思うことが増えてきている。


 

2021/12/16

認諾


 
「認諾」という言葉を知っている人が何人いる?法学部出たら全員知っている??
僕は村木厚子さんの事件で、どうもよく事件の内容が分からず、上の本を買って読んで、(個人的には正直なところ、どうしてこれがそれほど大きな事件なのか??と思ったくらいの事件)、村木さんは無罪を勝ち取って、今度は取り調べを担当した検察官を訴えた訴訟で「認諾」で逃げられた・・・。
意味が解からなかったです。
村木さんは勝ったことになるけれど、事件の概要は明らかなされない。
「負けました」(しかしこれ以上なんも言わんといて・・・)という感じ。
これを読んだ時、国家がそんな卑怯なことをするんか???と思った記憶が残ってました。
そしたら今日、また「認諾」。
例の森友事件で改竄を苦にして自殺された赤木さんの奥さんが訴えた事件。
なんか襟を正してまともな裁判になりそうと思っていたら、「認諾」無条件降伏!!
(しかしこれ以上なんも言わんといて・・・)
村木さんの時は「架装隠蔽及び改竄」、赤木さんの時は「改竄」・・両方とも国家が国民に嘘をついていることになる。
大丈夫なんでしょうかね。日本国家は。なんか不安ですわ。
中国とかロシアとかミャンマーとか北朝鮮という国家に感じる不安とは全く別の不安を感じる。
なんか、「国も失敗した時は正直に謝る」ということをやりたくないという潜在的な意識を感じる。
もみ消すときに「認諾」で口止め料を国家が払う感じですね。
これってほんまにまともな制度????
もう一段レベルの高い国家になるべきだと思うのですが。

2021/12/14

日本の半導体の凋落


 かって半導体の企業に勤めていた身にとっては今の日本の現状は惨憺たる状況で正直信じられない。
僕は結果的に一番ピークの時に転職してこの業界から去っているので猶更である。もう当時は圧倒的なシェアで、アメリカがごちゃごちゃいちゃもんをつけて来た時代。
その時から今まで、アメリカがごちゃごちゃ言ってきて鬱陶しいから自粛している間に韓国のサムソンにメモリーで抜かれ、そこから凋落が始まったとばかり思っていたけれど先日の日経の記事ではそれだけではなかった。
「金融敗戦」という表現がなされている。どうも経済学を勉強した割に金融が苦手な身にとって「????」という感じである。
要は、当時の日本は株高で新株発行したらファイナンスコストが割安で、そこを利用してお金を集め設備投資をして成長させてきたというもの。対してアメリカは当時は借り入れが主でコストが割高だった。そこでアメリカは企業も国もこのエクィティファイナンスに文句をつけて、まあ妨害しようとしてきたらしい。
僕のつたない経験でも、ちょっと日本の業績が良かったらアメリカが文句を言ってくるという経験をしている(初めは自動車産業、次は半導体)。こういう海千山千の駆け引きは圧倒的に向こうが上手のように思う。
そういうわけで、交渉力、戦略・・・で今の半導体の現状がある。なんか太平洋戦争を思い出してしまう。
「いいものを作ったら黙ってても買ってくれる」・・・この考え、日本人好きですね。
「品質第一主義」・・・間違いではないけれど、他にも第一にせんとあかんものがありそう。
今度台湾のTSMCの日本への誘致でも時代遅れのものを作るのだそうです。ようわからんのですけど。時代遅れでも日本にとっては新しい???そんな状況。


2021/12/13

僕が注目する大阪の女性


 
最近、新聞とかよく読むので色々と考えることが多い。

今、気になっている女性がこの2人。上は先日の選挙で国会議員にえらばれた「れいわ新選組」の「大石あきこ」さん。下が今の大阪の生野区長の「山口照美」さん。
大石さんは大阪府庁の職員時代に橋下知事に嚙みついた女性として有名で、退職後何をされるのかと思っていたら、「れいわ新選組」より立候補ということで驚く。ユーチューブに街頭演説をアップされているので、大阪弁の街頭演説でしかも場所が十三近辺が多く、実に親しみが湧いてきて、主義主張は僕の考えと大分違いますが注目はしてます。

消費税は廃止したらダメです。僕は信念をもってそう考えてます。

下の方は、大石さんが噛みついた維新の会の橋下知事の時代の校長公募制度で学習塾の先生から校長になって、その後生野区長さんになっている「山口照美」さん。
この人は校長さんになる前から偶然ネット上(セミナーの講師の紹介)で知っていたのですが、生野区長の任期が終わっても、次期も大阪市の区長(現時点では何処になるかは分からない)を務められるようで今にもまして新風を吹き込んでほしいと思ってます。
正直、山口さんのされていることに共感しているかと問われれば、分からないことが多いのです。僕の周りは純?日本人ばかりの田舎ですし、鶴橋界隈に行くとしたら身構えて行かないと恐ろしい気がするし・・、でも自分の時代は終わっていくのは確実なんで、若い人でしかも女性に託すというのが正しい選択のような気がしている。

大石さんに関しては、今から議員として色々と学んでいただき、弱いものの味方をするには「パイを大きくする」ことの必要性を実感していただき、この収入が増えない日本経済の「パイを大きくする」には何が足りないかを考えて欲しいと思ってます。
今のところ「ばら撒け」ばかりの主張なんで、ばら撒いたら経済が回復るのかどうかは、僕は確信が持てないですね。どのように主義主張が変わっていかれるのかに注目してます。
それと今のところ、維新の会への反発とか対決姿勢が強く表れておられますが、僕はその辺はなるべく早く通り越して、これからの社会、どうすれば平和に幸せに生きていけるのかを考えていただける能力を持っていると思うから注目してます。

2021/12/11

ビートルズが来日した時

今から考えたら、ビートルズの最後のコンサートは1966年8月29日のサンフランシスコだから、日本の公演の2か月後に彼らの演奏家としての活動に終止符を打って、次の時代に突入。
もう日本に来た時にはライブは近々終わるつもりだったのでしょうね。
アップしたのは、その時本屋では買えなかった写真集で、後に有名になる浅井慎平さんが撮ったもの。僕は偶然雑誌で目に留まって、申し込んでおいたら送って来た。ペラペラの小冊子でプレミアが付くとは思わなかったですね。今でもありますけど・・・それほど価値があるものなの?と思ってます。
来日時にいっぱい特集が出たので一応ほとんど買って持っているけれど、売れないしね。
どうも読売新聞が主催者だったのかな。



でも、ほとんど小遣いを使い果たしたのでしょうね。
周りには東京まで行った者はいなかったです。

2021/12/08

磯井俊男さん


 昔勤めていた時の会社の直属の上司だった人が亡くなったということで奥さんから喪中の葉書が来た(最近は非常に多い。年賀状の管理が大変。)。確か風の便りでは沖縄の久米島にほとんど行っているような噂を聞いていて、ちょっと会社にいた時のイメージとかけ離れているのでピン来なかった。
それで、同様に喪中葉書をもらった連中のやり取りからアップした書籍を出されていることが分かった。「着る、琉球」???何???
どう考えても「結びつかない」組み合わせ。織物????全く想像できない。几帳面一本の経理マンだったですぞ。
書き込みとかを見ていくと、実家が染物屋さんだった?京都には多いからあり得る話やけど、聞いてなかったなあ・・・。
とまあ、不思議な気持ちでネット検索、「久米島をこよなく愛した」と書かれてます。
お互いに、その会社を去って、ほぼ30年以上、一回りくらい年上だったので、其々次の人生を繰り広げたということですね。
僕の方は、その会社を辞めてから、一念発起して税理士の登録した挨拶を出したら「お祝い」(金一封)をいただいた。
御礼の電話をしたらものすごく喜んでもらった。赤の他人さんからこんなに喜んでいただいて不思議な気がした。
まあ、実りの多い寿命を全うされたと思います。 合掌。
蛇足ながら、徹夜の好きな仕事熱心な上司で困りました。

2021/12/06

福岡マラソン

 



福岡で毎年開催されていた国際マラソンが今回で終わるということで久しぶりに見た。もう博多が大都市になってしまって僕の記憶の面影はほとんどない。
記憶では東京オリンピックが終わってから国際マラソンの冠がついたような記憶が(定かではありません)。
一番の思い出は1967年のオーストラリアのデレク・クレイトンが世界最高記録を出した時、ワクワクして見ていたのを思い出します。佐々木精一郎選手が食い下がりましたが、一番下の写真のように一周くらい遅れました。
この時の記録が2時間10分を切る初めての記録でいわゆる「サブテン」時代の幕開けでした。佐々木選手も11分台で日本最高だっと思います。
このクレイトン選手、オリンピックには2回(メキシコとミュンヘン)出ましたがメダルには届いてません。
確か、その後も8分台の世界最高記録を出して、オリンピックの都度期待して見てましたが・・・。
あと、福岡マラソンに関しては覚えているのはショーター、ドレイトンかな。
日本人の活躍が段々目立たなくなって、次第に見る意欲が失せていったように思います。
今日は久しぶりに最後まで見ました。

2021/12/04

1968.12-1969.01


 
ディズニーチャンネルのゲットバックを見た。3部作長い。
正直、楽しいという映画ではないですね。そりゃそうです。解散間近で不和の真っ最中。
1970年に見たときは、ポール以外はやりたくないライブを一生懸命まとめているように見えた映画でしたけど。オノヨーコに会ったのが最悪だったと思って帰ったのを思い出した。
今回見てもそうかなと思ったけれど、こうやってほぼ10時間くらい見ていたら、其々の感情の起伏とか、ぶつかり合いとか・・・正直楽しく見たわけではないですが、彼らに出会ってもうすぐ60年(嫁さんより長い)の4人で、些細なことにも入り込んでしまう場面の連続。色んな謎が解き明かされて行くという感じもする。
周りにいる人間(まあ今となれば有名人、マル・エバンスとか)がウロウロするから尚楽しい。アラン・パーソンズなんかもチラッと出てくる。クリス・トーマスは出て来たかな?
悪徳マネージャーのアラン・クラインの話もジョンがしていてすごく生々しい。
上にアップしたのはローリング・ストーンズのロックンロール・サーカスのDVDのジャケット。
ロックンロール・サーカスは1968年の12月に放送された番組で、ここにジョン・レノンがクラプトンと出ている。この番組で「次に登場するのはローリング・ストーンズです」とジョン・レノンが紹介する(多分手話もやっている)。この「次に登場するのはローリングストーンズです」をジョンが下のゲットバックで何度もおふざけでやるわけ。
しかも、この時にジョンはアラン・クラインに会っている。
なんか違和感を感じたんですがよく考えたら、そうなんですよ。1968年の12月に出て、そのあと1か月も経っていない時の映像なんですね。タイムマシーンで50年以上前に戻っているのを忘れてしまう。
関係ないけれどロックンロール・サーカスにジェスロ・タルが出ていてこの時のギターはなんとトニー・アイオミ(ブラック・サバス)です。
グリン・ジョンズの音もこの間買ったボックスセットに入っていたからよく聞いている。ミキシングでこうも違ってくるものかと驚いている。
正直なところLP一枚に出来るまではいってなかった曲が多い。(本来なら没)
ただ、こうやって10時間弱見続けたらもう覚えてしまって、その後、グリン・ジョンズ・バージョン、ネイキッド、フィル・スペクター・バージョンと交互に聞いている。聞き比べるのではなく、もう自然と適当にかけている。