2022/04/27

ロシアについて考える(その1)

「カチンの森」について知ったのは、何を隠そう・・「ゴルゴ13」を読んで!!!
僕の頭の中のKGBとかCIAとかの怪しいマル秘話はほとんどゴルゴ13からだというのが真相で、そこからちゃんとした活字の本(最近はネット)にいった。ただネットは出元が怪しいかどうかわからないから信頼性がないこともある。この本はなんといっても「みすず書房」だから信頼できるだろう。ただ高価な本が多いのが玉に瑕というか買う人が少ないはずだから仕方がないか。
長い間無関係だと主張してきたソ連が一点認めたのはゴルバチョフになってからだった。ずっとナチスの仕業だと主張していた。なんか今の状況と似ている。発想が同じなんでしょうね。
スターリンとプーチンが同じような発想の人物なら今回のウクライナの大量虐殺も知らぬ存ぜぬを一方的に繰り返すのみだと想像するのは難くない。
今のロシアの主張は、過去に前科がいっぱいあるから信用できない。もう完全なオオカミ少年国家になっているから。

フェイスブックで友達になっている人がいて、ほとんどがロック愛好家なんですが、友達の友達になると「この人大丈夫かなあ」と思う人が混じってくる。まあ傍観するのみで友達申請しませんけど。
ウクライナに関する西側の報道は全部嘘だとおっしゃる。プーチンが正しい。こうなってくると僕には理解不能。でも根底にはアメリカが「大嫌い」というのがあって、この戦争で儲けているのは「アメリカ」だという構図。自分たちは戦争せず、ウクライナ人に武器を売りつけ戦わせている。
そういうロジックで行くとプーチンをそそのかしたのはアメリカ???ちょっと無理があるのでは???

それと厄介なのは「戦争反対」だけを主張するひと。
これはこれで自己完結するから本人は楽なんでしょうが話がすすまない。
日本史も世界史もある意味戦争の歴史ですからね。




ロシアについて

昔、この本を読んだのを思い出して探すが見つからない。5年くらい前に思い切って整理した時に捨ててしまったのかも。どうしても読みたいので再購入する羽目に。
表紙が変わっているけど、前のが好きだったので昔読んだカバーをアップ。
大抵の方は知っていると思うけど、大黒屋光太夫の話。
気がつけば、前読んだ時はスラーと流した感じの「序章」が面白い。
光太夫以前にロシアの歴史に名前が出て来る日本人
デンベエ
サニマ
ソウザ、ゴンザ
竹内徳兵衛一行
5人?目が光太夫・・・・但し、光太夫までは誰も日本に帰って来ていない

さらに面白いのは、上記の4人(本当はもっと多い)が日本語の先生になって、なんと日露辞典を作っているという点(全員がそうかは詳しく読まないと不明)、さらにロシアの名前に変えてほとんどシベリアで亡くなっている。
さらにさらに面白いのは、例えばデンベエの辞書について研究している人がいることが実に楽しい。

さらに、この本は映画化されていて、当時のソ連?でロケが行われていて、現地の協力で完成されている。実在のエカチェリーナ二世に扮するのは、なんとマリナ・ブラディで実に懐かしい。というのは悪友が「女王蜂」という映画が封切られた時に大騒ぎをしていたから記憶に残っていた。その後ずいぶん経ってから再会ということになる。
それで、マリナ・ブラディのエカチェリーナ二世を見てみたいと思いアマゾンのプライムビデオにあったから見てみる。
もともとマリナ・ブラディはロシア人の血筋が混じっているので全く違和感なく光太夫が日本に帰りたいと嘆願して帰国を許してやるシーンは国際親善の始まりという感じ。
それを考えたら、プーチンという一人に日本とロシアの友好関係はズタズタにされたという気がするね。まあそんな単純なものではないことは分かっているけれど、光太夫の人生を考えたら、何とも言えない複雑な気がした日である。

2022/04/12

思考回路の整理

ウクライナで色んな人のコメントを見ていたら何が何だか分からんようになってきたので整理をしておきたい。

訳が分からんようになる原因
1.ウクライナにも非があるという主張
2.ウクライナ・西側のニュースはフェイクだという主張

1のウクライナの非の論者はほとんどがウクライナがNATOに加入しようとしてロシアの不安を煽ったというもの。スウェーデンやフィンランドが忖度して加入していなのに・・・というのが多い。
ロシアの顔色を伺いながら自国の政策を決めるという実に歪んだことが行われているのでしょうか。でもこれが実体みたい。
でもバルト三国は上手くやったということ。
でもやはり、ウクライナは独立国家であるのでどこに加盟しても自由だということで話を切ってしまわないといけない。
どんなことがあっても、ロシアはウクライナに攻め込む権利はないわけです。
ロシアは悪いけれどウクライナも・・・こうなるとおかしい話になっていくみたい。
それと、停戦の話をロシアの大臣とか報道官とかが述べてますよね。もう僕にはどの面下げて・・・と思うのですけど。ロシアの答弁見てたらこっちの頭がおかしくなってくる。

それで、世界史を振り返れば、国際的な警察はいない(今もいない)わけで、例えばフィンランドも冬戦争でソ連にカレリア地方を奪われているというような事実を知るにつけ、日本はというか日本人は世間知らずだということを痛感する。
ロシアはある意味従来のやり方で領土拡大を目指し、「勝てば官軍」だと思っているのだと思う。
ただ、世の中がちょっと変わってきている。ヨーロッパ各国がこのような反応をするとは思っていなかったのだと思う。

やはり痛感するのは、結局国家に必要なものとは??兵力と外交力と・・・総合力
正義は「この陣地の取り合い」にはないことがよくわかった。

2.フェイクだという主張
どの面下げて・・・と言ってしまえばそれで終わりなんですが。
相手の言うことを全て嘘と言い放ち、証拠も「それも嘘」と言い張れば、平行線で会話が成立しない。

*************************************

日本海でロシアがミサイルの実験
何というか、日本の「地上げ屋」と同じ発想ですよね。
北方領土なんか絶対返してくれないですよ。相手がまともでない。

戦後77年、日本は夢みたいな戦争のない時代を過ごしたけれど、これからは現実的に考えざるを得ない時代に入ってきた気がする。

**************************************

追加
フィンランドとスウェーデンがNATOに加盟する話が出ていて、ロシアはそんなことしたらえらい目に合わせる云々のコメントを出している。
ウクライナがロシアの国境を越えて攻めたら仕返しをすると言っている。
しかも、国を代表する立派な肩書を有する人の発言である。呆れてしまう。

どう考えても「頭がおかしい」理論の組み立てで、「きちがいに刃物」の状況である。
なだめることも出来そうもないし、ほんまに「ゴルゴ13」はいないのか。




 

2022/04/10

休憩


 この2年間、全くでもないけれど「ほとんど」働いていない。当然収入もどんどん減っていく。今のところ過去のつながりで何とか食えている。その過去のつながりも相手が亡くなる、廃業等々で消えていきつつある。
気がついてみれば、今の状況でも収入のことを考えなければ全く困らない。何が??
つまり、毎日家にいても退屈しない。どちらかと言えば、今の方が楽しい。仕事が嫌いというわけでもないけれど、最低限食えたら、毎日満員電車で出勤とか、くだらない人間関係で神経をすり減らすとか・・・・そういう不毛の作業をしなくていい今の方が圧倒的に快適である。
家にいるのがつらいという人もいるのは知っている(周りにいるから)けど、そういう人には今の状況は「しんどい」だろうなと思うけれど、僕には意外と天国に近い。但し、収入があればの世界。
ただ、さすがに2年間も無職に近い状況ではまずいので、ちょっとだけ「仕事」をしようかなと思っている。週1日だけ「人に会う」・・・正直、それも怖いんですが、2年間ほぼ無菌状態にいるから。
よく考えたら、もともと人に会うのは好きでなかったのかも知れないなあ・・と思うことが最近よくある。今の方が本来の自分の姿なのでは???と。
外では「会話が上手い」と言われたことが多いけれど。仮の姿??だったのかも。まあこういう特殊なこと(コロナ)でもないと家にじっとしている環境ってないですからね。
考えてみれば、人と会わないで暮らせる人ってほぼ皆無ですから。
結局、小学校、中学校、高校、大学、社会人・・とずっと無理して喋って来たのではあるまいか???と最近思ってしまう。
無理して生きて来たから疲れてしまった???でもそれって全ての人に当てはまりそう。


2022/04/09

ちょっと疲れた

この一か月、ウクライナで疲れて来た。現地の人はそんなこと言ってられないのは分かるけれど。日本のテレビなんか見てたら、「戦争なんかどこ吹く風」っぽい番組もいっぱいで実に複雑。
アップしたのは、知り合いのピンクフロイドコピーバンドで「狂気」を完全コピーして、本人はギルモアになり切ってます。
ずっと練習してきて先日初公開(おめでとう)。
世の中、悩んでも毎日が過ぎていく。最近は昔のヘビメタとリンダ・ロンシュタットをよく聞く。初期のジューダス・プリーストとアイアンメイデン。さすがにディープパープルは聞かない。
支離滅裂な文になりました。ピンクフロイドのカバー楽しんでください。

2022/04/05

ウクライナ大虐殺事件


 
ウクライナ侵攻でロシアがキーウから去って行ったら悲惨な光景が報告された。
大虐殺、ジェノサイド、女性・子供を含めて多数の死者が報告されている。
何時も書いているように、懲らしめることが出来ないのが腹立たしいというか、無力感に打ちひしがれるというか、絶望感に・・・・。
もう、停戦という選択肢はないのではないかと思う。

今もってフェイクだとロシアは言っている。言わざるを得ない。言い張るところがロシアらしい。と思う僕が残念ながらロシアってそういう国だと思ってしまっている。

「カチンの森」とか「シベリア抑留」とかロシアに対しては「いい感じ」を持てない事件が多い。
ただ、それもプロパガンダだという人もいて、何が正しいのか分からんと言えばそうなんだろうけど、カチンの森なんか長い間のらりくらりと知らぬ存ぜぬで、ゴルバチョフの時代になってようやく認めて謝罪(謝罪したのはプーチンだったはず)ということから考えたら、我々に与えられている情報はそこそこ正しいのだろうと思う。
Twitterとか暇に任せて見ていたら、「アメリカもイランを日本も南京をとか大虐殺をしているよ」という書き込みも結構ある。但しそのあと書いていない書き込みがほとんど。これって何が言いたいのか分からない。
日本もアメリカもロシアも同罪だから偉そうなこと言うな・・・ということ。
あとの結論が書かれていないのがほとんどで書かんとする意図の判断に苦しむものが多い。

あと、どうしてもソ連の味方する人がまだいらっしゃっるようで、僕には全く理解不能なんですけど、共産主義の亡霊から解き放たれていないお方が残っていらっしゃるみたい。もうそんな人の大半は既に亡くなっていると思うのですが。
昔、大学の経済学で「マルクス主義経済学」が威勢を誇っていた頃、資本論持ち込み可で、資本論を写したら「優」という先生がいたけれど。正直、どこまで偉いのか全く分からんかった。「マルクスはこう書いている」のオンパレード。ただ「歴史的必然」「桎梏」「止揚」・・・・何とも言えない雰囲気がいい言葉が並ぶ・・・ええ感じやんと当時は思ったことがあります。
ただ、段々うさん臭さを感じるようになった。ほんまにこの先生大丈夫なんかな???とね。

昔、社会主義経済は。「能力に応じて働き、働きに応じてもらえる。」
共産主義経済は、「能力に応じて働き、必要に応じてもらえる。」 そういう社会だと教わった記憶がある。正義感に燃えている若い頃は「そうだ」と思いますよね。
ところが世の中そう簡単なものではなかった。ますますややこしくなってきている。

脱線したけど、いまだにソ連(共産主義)が大事だと思っている人がまだいるということがTwitter見てたら分かる。なんか不思議ですけどね。ことごとく失敗に失敗を重ねてきてるのに。
今回のウクライナ侵略とジェノサイドで本当にまともな人は誰も信用しない国になってしまった。

経済活動は思想を越えると思っていたけど今回はそうでないかもしれない。
今回のロシアの行いはあまりにもひどすぎます。




2022/04/02

1974.04.01


 4月1日は日本のほとんどの企業では入社式である。
それで思い出した。いつやったかな??
1974年の4月1日に広島の自動車会社に勤め始めた。もう当時は今みたいな就職難ではなく、五体満足なら誰でもいいという荒っぽい売り手市場の時代だったので、エントリーシートなんかなく、一回面接して終わり。当時は5月1日(前年の)に解禁で、第一志望に行って合格なら、その日に内定の電話が来た(就職活動1日で終わり。夢みたいな話である。そんな奴がいっぱいいた)。僕は日本で一番大きい自動車会社の内定をもらえなかった(作戦失敗)ので、ホンダかマツダか悩んで広島にした。
そしたら1973年の夏にオイルショックが起こり、ガソリンの価格が上がって、燃費の悪いマツダのロータリーエンジンに逆風は吹き、正直、翌年の1974年の4月には「事務系なんか本当はいらない人材」だった(はず)。
まあ、そういう事情とはいえ、社会的責任もある広島の大企業だから、入社式もやってもらい、社員教育(1か月くらい)もちゃんと行われ(その辺は立派だと後で思った)、無事に社会人として羽ばたくことが出来た。
教育期間の一か月ほどは、教室があって、一日中授業や集団ミーティングなどがあって楽しかったですね。理科系の会社なんでもう博士号を持っている奴ら(修士号は当然)と話をすると歳の差もあるし、なんか向こうが偉いように思えて、知らん間に文科系の僕らは敬語使ってたりしていて面白かった。予備校の時に二浪の奴に敬語使ったのを思い出した。「何処を受けられたんですか??」という感じ・・・。
48年前ですね。あの時はオイルショックでこれから世の中どうなるんやろと思ってたけれど、今みたいな深刻さはなかったですね。
車会社は日本にはトヨタと日産しかいらん時代が来るとかは言われてたけどそうはなっていないしね。
ただ、1974年はマツダの車は売れなかった。研修が終わって、営業職で全国に羽ばたいて行った連中がたまに本社に帰って来て、寮で話をよくしたけれど、当時は訪問販売だったので、雨の日は辛い、犬に追いかけられた、水をかけられた・・・等々、厳しい現実に直面していた。僕は経理だったので、営業職の連中に比べたら天国みたいなものだった(のだろう)。