2020/12/31

2020総括


 2020年ももうすぐ終わる。

今年の初めにネズミのレコードジャケットをアップをしなかったので、大みそかにアップします。ハンブルパイの「ストリートラッツ」です。いい出来でした。何故かビートルズの曲が入っている。もうアレンジが大胆ですぐには気が付かない。スティーブ・マリオットのしゃがれた声が懐かしいです。

2020年は何と言ってもコロナ禍で、個人的には初めての入院でした。
仕事は元々減ってきていたのですが、コロナのお陰で、人と会うのが怖くなって、営業もしなくなったので、ほぼ定年退職者と同じ状況になった。わずかに年金はもらっているけどそれは家のローンを丸々払う仕組みにしたので、全く収入がない状態と同じ。でも金は天下の周りものらしく今年は何とか食えました。
オリンピックが延びたので、アメリカの大統領選が今年の第一の目玉で、この時いろんなことを考えた、民主党のバイデンが勝ったけれど僅差の勝ち、半分近くはトランプに投票した人がいるわけです。

僕の目からしたら滅茶苦茶なトランプを指示する人がアメリカに7000万人以上もいるわけです。
支持者は昔繫栄していた職種の人たちで今は衰退しているオールドエコノミーに属する人が多いように僕には思えた。その他はどんどん移民に押しやられている昔ながらの保守的キリスト教の元ヨーロッパ人の子孫。
その時に思った。日本もそうなるリスクがいっぱいであるとね。
例えば、今や世の中はハイブリッド自動車の時代を抜かして「電気自動車」へまっしぐらになってきた。日本は正直今のところ二の足を踏んでいる。日本の技術では無理なのか???そうではない!!
日本の自動車会社は電気自動車は作ることなんて確実に出来る。日本の自動車業界が悩んでいるのは、電気自動車時代になれば今の自動車業界からは失業者がいっぱい出る。だから悩んでいる。電気自動車は部品が圧倒的に少なくなるはず。さらに要らなくなる技術がいっぱい出てくる。内燃機関の技術者なんか難しい技術やけどいらない。
しかし、そこで躊躇しているとアメリカと同じになる。既に「いらなくなった技術」しか知らない人々に無理やり「いらなくなった技術」で出来る仕事を与えて国が衰退していく。(トランプの政策は長く続くと国自体が弱体化していくと思う)

民主党のオバマの保険制度を共和党支持者は社会主義だという。自由競争で負けて貧乏で病院に行けないものは仕方がない。助ける必要がないという考えみたい。その考えと既にいらなくなった技術の(技術力では同じでもコストで中国に負けているから)ビジネスを助けろという考えには矛盾があります。
そういう意味では、日本の「GOTOトラベル」は社会主義そのもののように思える。
このような「みんなで旅行しましょう」というキャンペーンをコロナ中に実施した国が他にあったのだろうか?

資本主義、自由競争とはいったいどんなものなのか?
昔から日本を社会主義国家だという人がかなりいる。
日本では年寄りから2割の医療費を負担してもらうのにも反対する議員がいる。
僕は若い人と同じ3割でいいと思っている。

世界って、僕が若い頃に教わった、「資本主義VS共産主義」の構図が当てはまった時期はわずかであって、本当はもっと複雑な状況で動いているように思える。
数年後には中国が完全に経済ではトップになることが確実視され、その次はインドが世界最大の人口になるらしい。そうすれば経済大国は中国の次はインドになりそう。中国の人口増加抑制政策がここで裏目に出て来た。これほど経済が発展するとは自分たちも考えていなかったに違いない。
中国が世界トップの経済大国でもあのような言論の自由がない国には住みたいとは思わない人が日本には多いと思う。僕も嫌です。

民主主義、言論の自由は「経済の繁栄」をもたらす。
日本の戦時中の体制は負けるべくして負けた・・・「言論の自由を抑圧する国には天罰が下る」と思い込んでました。
戦後の日本は明るく自由で楽しく、経済も「ジャパン・アズ・NO.1」と言われるくらい伸びた。
上記のことは一過性の姿だったのかな?

これからは、抑圧され管理された言論の自由のない可哀そうな国民の上に立つ支配者が世界一の経済国を作って世界を牛耳る??のか?

アメリカが再び世界のリーダーになることはなかなか難しいと考えられ、どのような世界が訪れるのは想像もつかない。

段々、歳をとるにつれ、かなり保守的になってきて、インバウンドもそれ程好ましいと思わないし(正直、京都には来んといてほしい)、移民政策に対しても出来るなら推進せんといてと思っている。難民受け入れも堪忍してと思ってしまうし、こんなことを書いて読み直すと、世界のリベラリストのトレンドからかなり離れているなと思ってしまう。

経済・経済と言わず、もう少し日本人による日本国の貧乏運営路線でいいのかなと思ったり。かなり支離滅裂になりました。
日本国家のフェイドアウトのすすめ。100年後日本にはどのような人が住んでいるか??










2020/12/26

LESLIE WEST


 
あの巨漢のギタリスト「レスリー・ウエスト」が亡くなった。
パパラルディが発掘したことで有名で、その後「マウンテン」として大活躍。
僕は「ナンタケット・スレイライド」のライブバージョンが一番の好みで何回聞いたか分からない。後半盛り上がってくるところ、実に単純な歌と仕掛けですが、これぞロックという感じです。なぜかツエッペリンの「天国への階段」をペアでよく聞いた思い出がある。両方聞いたらそこそこの時間になってました。
どうしてもフェリックス・パパラルディを同時に思い浮かべてしまいます。
奥さんに射殺されたこととか。マウンテンの特徴のあるレコードジャケットは奥さんの絵だったですから、なかなかややこしい話です。

下は、クリームのジャック・ブルースとコーキー・レイングと組んだ「ホワイ・ドンチャ」もなかなか良かったです。「ホワイ・ドンチャ」ってどういう意味?
でもこのジャケットはひどい。もうちょっとなんとかならんかったのか?
レコード屋で見た時、買う意欲が失せたもんね。これでよくヒットしたもんです。
まずジャケ買いはあり得ないですから。

よく考えたら、パパラルディだから、クリームも親戚みたいなものか。その頃はあんまり思わなかった。そういう意味では日本のクリエイションもですね。

「想像されたウエスタンのテーマ」なんか、泣きまくるギターオンパレードでレスリーウエストにピッタシの曲だといつも思っている。ジャック・ブルースの最高の作品。
でも歌詞は何のことかよくわからん。


でも、あのデカい体で長生きした方かな。冥福を祈ります。合掌。






コロナ考 その2


 こんなこと書くと不謹慎な話になるかもしれませんが、コロナのお陰でコロナがなければ倒産したであろう企業が助かっている。本来なら絶対に出ない融資が簡単に「コロナ」の看板の元に大金が出てくる。僕の身の回りで実際に起こっているから本当の話・・・。
そんなことを思っていたら日経に同じような記事が出て来た。
もともと観光事業は経営破綻するべき運命の企業が多いらしい。まずはデジタル化の遅れでネット予約が自前で出来ない、ネット上に情報発信が弱いところが多いらしい。老朽化した古い旅館も多く時代は終焉を迎えるべき時が来つつある。そういうところも助かってしまう。コロナのお陰でどういう訳か生きながらえてしまった。
資本主義経済は死ぬべき企業は死ぬべきなんですよね。
厳しい言い方ですが。
倒産して社員が路頭に迷うようなことは考えていない。
消えていく企業は消えて、伸びる企業が延びないといけない。倒産した企業の社員は次の伸びるところで働けばいい・・という構図のはず。
そうはうまく現実はいかない。

国家はどこまで面倒をみる責任があるのか??
なんか、補償、補償という声を聴くとそんなことを考えてしまう。

ない袖は振れんで・・・それで済まないけど、「ない袖は振れない」のも事実。





2020/12/22

コロナ考


 コロナが収まらない。
菅さんの支持率、ダダ下がり。
分からないことをまとめてみた。

1.どう考えても緊急事態宣言を出した時より状況が悪いのに、なぜ発出しない?
2.どうして飲食と観光産業ばかり支援する?
3.出したり、ひっこめたり、事務コスト分かっているの?

2については、支援するなら完全に休業させて、大人しくしてもらう支援金を出すべきで、日本中うろつかせて、集まって飲み食いさせて、コロナ蔓延を促進している。
野党が「人災」と言っているけど、あながち間違いでない。

それに、僕の人生で勤めていた業種が危ない時が二回あったけれど、国は全く助けなかった。
僕の人生経験からしたら今回のは異常な支援方法。

もっと考えたら、行く方も行く方です。

アップしたのはカルメン・マキの「閉ざされた町」、こういうシチュエーションにふさわしいのか分かりませんが。同志社大学のコンサートを思い出した。
「頭脳警察」と「カルメン・マキとOZ」だった。1977年10月の話。

2020/12/11

ロックは進化するか?


 昔、ロック進化論??という本もあったくらい、ある時期のロックは「進化」しているように思えた。
個人的にはプレスリーからビートルズを経てクリーム、ジミ・ヘン、ジャニスのニューロックの時代までかな。
僕にとっては、パンクでその思いは完全に崩れて、流行歌はそういうものではないと改めて自覚したように思う。
レコード、CD、ネット配信・・媒体は変わっても、音楽自体は存在する。
ただ聞く人が変わっていく。

プレスリーに夢中になった人のほとんどはビートルズを聞かなかっただろうし(もちろん例外もいらっしゃる)、僕の知り合いにもビートルズに夢中で、さらにパンクに夢中だった人もいらっしゃる。流行歌と聞き手との関係を見ていかないと全容は分からない。

結論から言うとこの手の分野の音は進化しないと思う。進化の定義にもよりますけどね。

ミュージシャンの内面、技術力そしてその時の聞き手の置かれた社会状況等々の組み合わせの産物のように思える。それが概して進化と捉えられることが出来る瞬間が時にはあるかもしれないということかなと思う。

僕が夢中になったビートルズからニューロックの時代までは定点観測が出来た世代が多いので「進化している」と思えるのだと思う。ビートルズを14歳くらいで聞き始めて20歳以上まで聞ける音をビートルズだけでなくその周りにいた数多くのミュージシャンたちが提供してくれたから。普通は数年で次の世代へと演奏家と聞き手が変わっていったのだと思う。

アップしたのは1990年代に一時代を築いたグランジロックを代表するニルバーナのアルバム。あまりにも評価が高いので買って聞きましたが、正直僕にはわからない。(セックスピストルズを聞いた時よりましでしたけど)
その頃になるとこっちは齢40にもなっているので無理して聞きこもうとはしない。僕の感性では無理と思い、もう聞かないだろうと思うCDが入っているケースに今も置かれたまま。

それで、この間、コールドケースのシーズン5のエピソード1を見た。
このドラマ、僕のような音楽好きには手間がかかって、見た後、使われた曲を調べたりしたらそこそこの時間がかかる。まあ楽しいひと時ですが。
シーズン5のエピソード1、全曲ニルバーナ、時代設定は1993年だったかな、普通は1つのエピソードに色んなアーティストの曲が散りばめられているのですが、たまにこういう構成のものがある。大抵ドラマも秀作が多い。ストーンズのみとかピンクフロイドのみとか。

こういう時代のシチュエーションで見ていたら、実に音が時代に合っていたように思う。

40過ぎてサラリーマンをしている日本人が「グランジ」に共感できるはずはない。

頑張ってアメリカのヒットチャートとロック音楽を追いかけて、いつまでテンションが続いたのだろう?
1980年代は無理だったように思う。1970年代の中頃くらいまでか??

カート・コバイン自殺、そういえばイアン・カーティスも自殺だった。加藤和彦も・・。

今よく聞く音楽。キース・ジャレット、チック・コリア、藤圭子、平山みき、どいう訳か最近になってボブ・ディラン、ロジャー・マッギン、ジーン・クラーク・・そうそうリンダ・ロンシュタット。変わるもんです。
クリムゾン、イエスは聞かない。ピンク・フロイドも最近はかけない。

仕事をしながら古い映画音楽をよくかける。そうそう山口百恵のロンドン録音のもよく聞く。
人間の感性って本当に不思議です。

キース・ジャレットのボブ・ディランの「マイ・バック・ペイジズ」をリピートでずっと聞いているときがある。

話は変わるけど、GO TOは完全に止めないと、コロナは収まらないと思う。コロナに関しては安倍さんより菅さんは質が悪いかも。





2020/12/06

夢が現実に


 
僕が小学生の頃、アップした「科学大観」という雑誌があって、毎月一冊だったかな?、配達してくれた。本屋にはなかったように思う。
その時代(昭和30年代初期)、宇宙旅行は夢であり、ロボットも夢だった。映画の世界。
それが、ほぼ現実のものとなってきている。
もうすぐしたら「はやぶさ2号」から、リュウグウからの贈物?が届く。
えらい時代です。こう考えたら、コロナもゆくゆくは克服するのだろうと思ってしまう。

こういう進化に比べたら、我々人間はある意味、進化していないようにも思えます。
アメリカの大統領選挙を見ていても、この雑誌が出ていたころに比べて、あの時代の方がまだ民主主義がなりたっていたような気がする。
昔から、自然科学は進化するけど人間はなあ・・・とよく言われていたから。そういう生物なのかもしれない。




2020/11/27

Roger McGuinn




最近、どういう訳かバーズの周りにいる人々を思い出したり、調べなおしたりすることが多くなってます。
昔を思い出せば、1964年のビートルズを中心とするイギリス旋風のあと、1965年になると「今年は○○」というキャッチフレーズで「フォークロック」というものが言われだした。その代表格がこの「バーズ」と「ソニーとシェール」だった。(今のシェールから思いもつかない)
フォークロックの底辺には、ボブ・ディランがエレキギターをもって歌う時代になったというボブ・ディランの変節(それまでのフォークソングファンに対する裏切り)がよく言われていて、このバーズはなんとそのボブ・ディランの「ミスター・タンブリンマン」をエレキギターで演奏してチャートインしてきた。見事1位。
何といってもリードボーカルのロジャー・マッギンの声がボブ・ディランをちょっと(かなり?)聞きやすくしたような感じで受け入れやすかったのと、一番下の写真の右端のように格好良かった。
さらに当時は、ジョン・レノンを意識したかのようなサングラスをいつもかけており、さらにさらにギターはジョンと同じリッケンバッカーだった。その後リッケンバッカーの12弦を多用。
というわけで、実質的なリーダーだったのですが、なぜ、6枚目で「ロデオの恋人」になっちゃたんだろう??
なんか雑誌を読んでいたら、当初の6枚目のロジャー・マッギンの構想はアメリカ音楽の発展史みたいなものいだったらしい、メンバーがほとんどやめちゃったので楽器できるやつを片っ端から入れたら、カントリーマニアのグラム・パーソンズが入ってきた。
そこでコロッと路線変更???にわかに信じがたい話です。50年以上前の話です。

 

2020/11/23

意味が分からないロジック


 コロナにもかかわらず人がいっぱい出て、これからの1週間くらい戦々恐々とする医療関係者の心中を察する。
人間の動きって本当によくわからない。コロナにかからないためには、マスクと手洗いしていればいいというものではなくって、どうももっと大事なのは、人ごみに出ない、人としゃべらない、人にあわない・・・この半年くらいの実績からある程度防ぎ方が分かってきているのに、やらない。なぜ???
家の中にこもっていたらマスクもいらない。

テレビでインタビューをみていたら、「じっとしていても始まらないから出てきました」云々で、結局外出してます・・・という若い人のコメントが、一人だけでなく数人、目についた。

「じっとしていても始まらないから出てきました」??????

意味が分からない。
何が始まらない????
じっとしてなかったら(動き回ったら) コロナが蔓延するのを知らない??

「じっとしているのがいい」のですよ。自分の身のため、国のため。

じっとせんと動くから感染者が増えているのであって、なんでじっとしとかない??

「若いお前らがじっとしないから、しゃべるから、コロナが蔓延しとるんや。」
マスクと手洗いしとればええというもんでない。
マスクと手洗いをして、そして動かないのが一番。

僕は、マスクと手洗いより「動かない、人と会わない」方が効果があるように思えてきた。
命と経済、どちらが大事かという命題は自分で決めることです。

GO TO ○○○で国民を扇動するのは、本当に優秀な国家なんだろうかとずっと思っている。国家はどこまで国民の生活の面倒を見なければならないのか???

国家は、コロナの危険を冒して「あの店にいったってくれ」と頼んでるわけです。
ただし自己責任でね。マスクと手洗いしてたら大丈夫やから(多分)・・・
結構無責任な話です。

GO TO ○○○より、引きこもり手当出した方がましだと思うけれど。
すべてテイクアウトか自炊。町には人が出ていない。この状況で6か月くらいでどうでしょうか。

僕はコロナが収束するまで引きこもろうと思ってます。まったく苦にならない。いい機会だと思ってます。

アップしたのは「意味不明」で検索したら出て来た絵、意外と気に入ってます。


2020/11/21

THE HOLLIES




 バーズのことを思い浮かべていたら、イギリスのホリーズのことを思い出した。バーズのデビッド・クロスビーとホリーズのグレアム・ナッシュが其々抜けて一緒にバンドを結成するという話が雑誌に載って、しかも3人組、もう一人はバッファロー・スプリングフィールドのステファン・スティルス。
バッファロー・スプリングフィールドは正直、僕にとってはあの1曲のヒット曲だけ(もう忘れている)知っているだけで、詳しくは知らなかった。
ただ、日本のタイガーズがレコードのジャケットを真似たりしているのを知って、まあ彼らが憧れるバンドなんだと勝手に思っていたくらい。
ステファン・スティルスについては、スーパーセッションという当時でも有名なレコードにメインで参加していたのでかなりの腕達者とは思ってました。
出来上がったのがCS&N(クロスビー・スティルス・アンド・ナッシュ)
2枚目のレコードでは1人増えてCSN&Y(なんとニール・ヤングが加わった)

今になって考えたら、グレアム・ナッシュを除いたらカントリー系ロックの指向の方々なの?
でも、ニール・ヤングってそう単純なサウンドメーカーでないしなあ・・・と思いつつ悩んでました。僕はニール・ヤングの本質はロッカーだと思ってる

ホリーズは何と言っても「バス・ストップ」が最高で、ようこの歌を年とっても歌えるなあと思いながらも(まさしくティーンエイジャーの相合傘の歌ですもんね)。
さらに初期の「ジャスト・ワン・ルック」もお気に入り、これも会ったとたんに一目ぼれという超単純な歌・・こういうのが好きだったのかな??
この「ジャスト・ワン・ルック」はリンダ・ロンシュタットのヒット曲でもあり、リンダ・ロンシュタットはエミルー・ハリスとも一緒に歌っているし、何かこの辺り線引きは出来ない世界みたい。

ホリーズの唯一の全米1位のヒット曲は「黒い喪服の女」で、歌詞にCIAとかが出てきたりで、バス・ストップ路線とはかなり違います。
アラン・クラークとグレアム・ナッシュの2人のハモりは実に素晴らしく、当時のマージービートシーンではピカ一だったと確信してます。
彼らの音のルーツが、基本的にポップ的で、ビートルズの路線と似ている。ビートルズの弟分と言われていたこともあるくらいですから。
「ジャスト・ワン・ルック」は元はドリス・トロイの1963年のヒットで即イギリスでカバーしている。
よく分からないけれど当時はそういう構図が出来上がっていたのかも、アメリカのスマッシュヒット(しかもイギリスでヒットしてないもの)をカバーする図式。そういう見方をすれば結構出てきそう。
リバプールサウンドというのも、別の見方をすれば、アメリカの過去のヒット曲をイギリス勢がルネッサンス的に復興させたということも言えるかも。


2020/11/16

EMMYLOU HARRIS & THE BYRDS



 


カントリーミュージックにはほとんど縁がない。
多分その理由は、昔ロック系の理論の主柱だった評論家の「中村とうよう」さんがカントリーはダメだというお墨付きを与えたせいで、僕はカントリーを聞かないようになった…というわけでもないけど、もともと聞く路線でなかったようにも思える。
でもよく考えたら、小坂一也さんなんかはカウボーイの格好して歌ってたからカントリー系の歌も初めは聞いていたように思う。
でも今の音楽雑誌にはほとんど純粋のカントリーミュージックの専門誌は少ないように思います(探せばあるのでしょうけど)。一般の書店ではジャズとかブルースとかヘビメタのは見かけますけど。若いアイドルとカントリーが結びついていることはあっても、それはヒット曲としての扱いで、僕にはテイラー・スイフトやキャリー・アンダーウッドがカントリーだとは思えない。
僕にとってのカントリーミュージックの歌手となるとハンク・ウィリアムズとかになってしまう。でも調べたらもう色んな音楽が混ざってきてるようです。ヒップホップ系のカントリーもあるみたいです。どんな音??
一応僕がまあ聞いてきた中にはカントリーロックというジャンルがあって(あるのかな?)、まあ8ビートに乗ってカントリーらしい雰囲気が出ているもの?を指す。
エミルー・ハリスというものすごく有名な歌手がおられますが、この方がどこのジャンルに収まるお方なのかは僕は分からないけど僕の情報網には時々絡んでくる。調べてみたら純粋のカントリーミュージックの中に入っていないことが多い。
僕には、U2のダニエル・ラノアがらみで、1番上のCDを買った。気に入りました。そしてさらに人脈を調べたら、なんとあの「ロデオの恋人」のグラム・パーソンズが出て来た。ここで出てくるとは。
僕はバーズは5枚目までしか真面目に聞いていなくって、あの「ロデオの恋人」がまるでカントリーと当時のレコード評にあってもので全く無視の態度で50年以上過ごしてきた。
「ロデオの恋人」って、グラム・パーソンズの作品といっていいようなもので、なんでバーズがカントリー??って思っていたから。
もともとバーズって、ボブ・ディランのグループサウンズ版みたいなところがあってそれが売りだった。オリジナルは大丈夫??というころがあって一番才能があったジーン・クラークがすぐやめているし、あのミスター・タンブリンマンもスタジオミュージシャンの演奏でロジャー・マッギンの歌だけが本物?で演奏力はダメらしいとか、結構グループとしては怪しいバンドのように思っていたけれど、5枚目まではそれなりに面白い作品が多く、苦戦しながらなんとかやってますなあ・・という僕の評価だった。
「霧のマイル」とか「マイ・バック・ペイジズ」とか良いです。今でも聞きます。
5枚目までは、お買い得セットがでていて3段目の写真です。
4段目が一応6~10作目?(ライブがないですね)で評価が分かれるところ。
よく考えたら、リーダーだったロジャー・マッギンがよくもろカントリー路線に鞍替えしたもんだと思ってしまう。よっぽどグラム・パーソンズの熱意が強かった??のだろう。
それで、ついに2段目の「ロデオの恋人」を購入しました。
もう聞くことはないと思ってましたが、やっぱり食わず嫌いはあかんと思い、これも僕の精神上の終活の一つ。先入観から聞かずにおいたままの音をきいてみよう・・という昨今ですわ。
それで聞いた。やっぱり僕の趣味ではないなあ。このサウンドが好きな人には多分いいんでしょうね。でもここからイーグルスは連想しにくい。僕はイーグルスにはそれほどカントリーの音源を感じない。
ビートルズにはいろんなジャンルの音が混じるので、カントリー的サウンド(例えばアクトナチュナリーとか)も聞けるのですが、こう連続でいくとしんどいです。
というわけで、長年の聞かずじまいだったバーズの名作の出会いでした。
もうちょっとバックに流してみます。
今の時期こういう音を聴けば、トランプ、白人、田舎、銃を思い起こしてしまう。
「イージーライダー」を思い出す。
アメリカの映画では、映画を作る人は総じてリベラル派が多いから、大体、映画ではアメリカの田舎の超保守的白人はカントリーミュージックを聞いているようなシチュエーションになっている。
ひょっとしたら僕らがアメリカ映画に洗脳されているのかもしれないですけどね。
















2020/11/09

雑感


 コロナに始まってアメリカ大統領選挙や大阪都構想やら、なんかすっきりしないことばかり続く年になった。
コロナはこれからどうなるのやら??オリンピックはどう考えてもやらない方がいいと思うのですけど。ましな部類に入っている日本で考えるより外国はひどい状況です。
アメリカのトランプ支持派って、要は宗教とかよりも「年寄+金持ちの白人+貧乏な白人労働者(鉄鋼・自動車・・製造業)」に代表されるということが僕の頭の中では浮き彫りになって来て、このこと自体どうしようもないと僕は思っている。どんな産業にも成長があれば衰退がある。
結局、日本も同じ、人種の部分は抜けるけれど、「年寄+製造業の衰退」は同じロジック。
アメリカは、今後このままいけば民主党の支持者が増え続けることになる。共和党もどこかで路線変更するのでしょうが。
日本はどうなるのだろう。アメリカみたいな人種の対立はないけれど年齢間の対立は当分続く。これはこれで危険だと思ってますけどね。
ハードディスクのモーター専門企業だった日本電産が超大企業になりそうな気配になってきた。「回るもんならなんでも」というキャッチフレーズだった企業がこれからの主流になりそう。
でも、既に1兆円企業なんですね。僕が若いころは200億くらいの企業でしたけど。
バイデンさんの脱カーボンでますます加速しそう。
水素が過熱。もう原発がだめなら水素しかないと思い始めてます。腹をくくって邁進しますか??
水素による燃料の開発って国家事業でないと無理なような。三菱も飛行機よりこっちの方がよかったかも。こういう世界ってやはりイメージ的に三菱重工業だと思うのですが(僕の勝手な思い込みですけど)。研究開発はやっているのかな。
調べたらかなりの企業が考えているようですが、インフラのコストが大変みたい。ガソリンスタンドみたいな網の目サービスが必要です。



2020/11/07

アメリカ大統領選挙


僕がアメリカの大統領の記憶があるのはアイゼンハワーからだ。その後ケネディ、その後はある程度記憶がある。ただそれが共和党か民主党かはあんまり覚えていないし、その区別もそれ程気にしていなかった。
それが今回揉めに揉めているから、主義主張を調べてみた。調べだしたらかなり複雑で奥が深いし、主義主張も時代と共に変わってきている。

で、今は金持ちから税金を沢山とって社会保障とかに有効に活用しようという大きな政府的な発想が民主党、小さな政府で個人の自由を重視、どちらかと言えば肉食系で稼ぐ奴が稼ぐ、貧乏人は病院にも行けない・・という路線が共和党かな?(こう分類すると僕はどちらかと言えば共和党的発想なんですけど・・・)
それにあちらは宗教(特に福音派が難儀)が絡むからもっとやっかい。

そういう意味では日本は民主党に近い政策が多い。健康保険制度なんか世界に誇れる超優良制度。でも日本の首相が仲良くなっているのはどういうわけか共和党の大統領が多い。
2つの政党の政策を調べていくとそう簡単でない。僕個人として支持する政策を考えてみても、片方の党ばかりの政策を支持できないような気がする。例えば不法移民を締め出すトランプの政策は僕は賛成だと思っていたけれど、そう単純な問題でないことが分かる。不法移民が前提でアメリカの経済は成り立っている。日本はやはり特殊な国(よく考えたらアメリカもかなり特殊ですけど)で日本の物差しで測るとおかしなことになるような気がする。

色々問題はありそうですが、そういう政策面での違いとは別に、トランプ氏自身の資質に問題がある。もう今の混迷は、トランプ自身の滅茶苦茶さが大きな要因で、共和党でなんとかしないと後世に禍根を残すと思う。
トランプ一家の中にの自浄機能を期待しても無理そうでまともな人はいない感じ。
選挙制度を根底から遵守しようとしていない。もうめちゃくちゃ。
もう子供が駄々をこねるのと同じで、だれも諫めることをしない。
今や世界中の笑いものだと思う。
自分が大統領の時に認めている投票制度(不正が可能な制度なのか?)を信用しなかったら国が成り立たない。この人の言うことをきく国民(トランプ支持派)もかなりおかしい。

アメリカ大統領の選出制度も複雑で、今の段階でまだトランプの目も残っているというのが本当に複雑怪奇。今までの歴史から色々と工夫されてきた結果だろうと思いますが・・。

ここにきて、デモクラシーというのは、このような事態に陥るということを既に書かれている書籍が読まれているみたい。僕なんか考えたこともなかった。
色々と勉強になります。

そうこうしているうちにバイデンさんの勝利が決まった(今からどうなるかはわかりませんが)。
何よりもいいことは、まともな会話が出来る人だということが一番。
政策云々(トランプさんは、全体的には経済をよくしたとは思えないし、データからもそうなっている。一部の人に仕事があったかな。これも難しい話ですけど。アメリカでこれから製造業が成り立つのだろうか?関税の掛け合いも効果はないと思う。)よりも、まずまともな会話が成立する人物であることで世界中が一安心していると思う。

トランプを選んだ共和党の責任は重いと思う。





2020/11/03

SEAN CONNERY 3 GERT FRÖBE



今日は久しぶりに史上最大の作戦を見てしまった。ほぼ3時間。何回も見てますが面白い(こういう表現が相応しいかは疑問ですが)。よくできた映画です。テンポがいいし、意外と複雑な作戦がよくわかる。まあドイツ軍を攻めて上陸するという単純な構造ですから。
見だしたら、即初めに真ん中のドイツ軍のコーヒーを届ける兵隊さんのシーンがある。ゴールドフィンガーのGERT FRÖBEさん。以前から知ってましたが、今回007のショーン・コネリーを思い出して、一緒に出てたのね(多分この映画では会ってないと思うけど)。
一番上がゴールドフィンガーのワンシーン。
 

2020/11/02

SEAN CONNERY 2 NORMAN ROSSINGTON




ショーン・コネリーが007で有名になって、まわりの映画通がショーン・コネリーは当時の大ヒット映画「史上最大の作戦」にも出ていると教えてくれた。「史上最大の作戦」に出ていると言われても当時の大スターがわんさか出ているので見つけられないと思っていたら、007がどんどん有名になるから一番上の写真が雑誌にもよく乗った。イギリス軍の兵士の役柄。映画の中でバグパイプを吹きながら行進した部隊の記憶がありますがあれとは違うのかな。多分違うのでしょうね。ショーン・コネリーは海岸から上陸するシーンだったと思う。
それで一番上の写真のショーン・コネリーの左に映っているのがノーマン・ロッシントンといって、なんとビートルズの「ヤア・ヤア・ヤア」のマネージャー役。
テトラパックの牛乳(こう言っても分かる人はほとんどいないかも)がなかなか開けれなくって牛乳を捨てるシーンが印象的。
蛇足ながら、このノーマン・ロッシントンさん、プレスリーの「ダブル・トラブル」という映画にも出ている(一番下)。そこそこの役柄で最後まで活躍されてます。
でもこういう経歴の人は少ないでしょうね。(少ないというかオンリーワンでしょう)
「007」と「ビートルズ」と「エルビス・プレスリー」と共演ですよ。

 

2020/11/01

SEAN CONNERY


あの007のション・コネリーが亡くなった。昨日マーガレット・ノーランの追悼コメントを書いたところで不思議な因縁を感じる。
僕の人生にビートルズと東京オリンピックが大きな影響を及ぼした云々と書いたことがあるけど、負けず劣らず007の影響も大きい。具体的にどんな?って聞かれても困るけど、別にスパイになりたいとも思わなかったけど(なれるか!)、米ソの対立なんかはここから仕入れたように思う。
007といってももうショーン・コネリーがダントツで・、他の俳優さんは僕にとってはまあ付録みたいなもんです。
当時はハヤカワと東京創元社の本を全部揃えていた。

下のはシリーズ最高の名作「ロシアより愛をこめて」(初めの邦題は「007は危機一発」だった)の代表的なシーン。もうダニエラ・ビアンキが実に美しい。
ダニエラ・ビアンキはこの後スター街道まっしぐらと思ったけれど、ご本人が英語が苦手だったようでハリウッドには行かなかったみたいです。(本人はイタリアの女優さん)

「007は二度死ぬ」の日本のロケ地、鹿児島県の坊津の近くの秋目にも大学生になってから行ったことがある。今は記念碑があるみたいですが、当時はなくって、現地のおばあさんに聞いてロケをした民家を教えてもらった。

007を撮らなくなってからも、沢山の映画に出ていていい作品が多い。個人的には「ザ・ロック」と「薔薇の名前」がお気に入り。1964年は007を撮りながらもヒッチコックの「マーニー」とか、あのアルレーの「わらの女」(ジーナ・ロロブリジータと共演)も撮っていたし、当時は実によく働いていた(超売れっ子)印象が残っている。

「マティーニ」というお酒(カクテル?)(シェイクで、ステアしない・・当時意味が分からなかった)を知ったのも007ですし、アストンマーチンという高級車を知ったのも007だった。
いい夢を見させていただきました。

ご冥福をお祈りします。合掌。




 

2020/10/31

Margaret Nolan



昨日から打って変わって、柔らかい話に。
もともとこのブログは、僕の知っている俳優さん、ミュージシャンの訃報が段々多くなってきたので、その思い出を書くのが一番の目的だったように思うのですが脱線ばかり。
そんで、今日はマーガレット・ノーランさん。
気が付いたのが今日。10月に亡くなった方々という欄で発見。
イギリスの当時のお色気路線女優さん。
初めて知ったのはビートルズの「ヤア・ヤア・ヤア」に、あのややこしいポールの爺さんが、ギャンブルをしにカジノに行った時に出てくる(一番上の写真)。
次は007のゴールドフィンガーの前半のところに(真ん中の写真)。それで後で知ることになりますが、ゴールドフィンガーのオープニングの金粉の女性がマーガレット・ノーランだと知ってびっくり。
それと写真を見つけられませんでしたが、ビートルズの弟分ジェリーとペースメーカーズの映画「マージー河のフェリーボート」(日本では非公開)にも出ている。
曲はアメリカでもヒットしましたが映画はユーチューブで分断されながらも見ることが出来る(ただし英語のみ)。
1964年に集中してお目にかかっている(もちろん銀幕上で)。
ご冥福をお祈りします。楽しませていただきました。
 

2020/10/30

日本学術会議 考


 突然、降ってわいたような騒ぎになった。
菅さんの総裁に関しては、実に具体的な指示を出すので、本来なら大臣の仕事では?と思うようなことですけど、総理が言うとさすがに動きが速く好感してますが、この日本学術会議の問題に関しては、実に唐突感が否めず、ずっと前から思ってたんだろうなと推察してます。
なんでこれにこだわったのか??
日本学術会議に関して、にわかに、問題があるとか、おかしいとか、民営化しろとかいう書き込みが出てきましたが、もともと大人しい組織なんで、やっぱり違和感がある。

今日の菅さんの国会での答弁も、後付けの言い訳丸出しで、要は、安倍時代に批判的な発言・態度だったということが外した理由だと思うんですけど・・・。これは総理としては言ってはいけない理由みたい。堂々と言った方が面白いと思うのですが。

それと担当役人が、人事に関することなんで言えませんという答弁も、そこに逃げたら何でもありになるからやめるべきですよね。

推薦しろよ と言っておいて、採用しないのなら、理由を推薦した人には伝えるのはエチケット(常識)の範疇なのでは??

野党ももっとしっかりと突っ込んでほしいなあ。
与党も総合的・俯瞰的???もうちょっといい言葉なかったの?

野党はやっぱり相変わらず頼りない。

学者が何と言おうと、結果的に好きなようにするくせに、気にするほどのことなのかなと思ってしまう。お抱え学者連中の集まりを作っても、別の意味で日本の品位を落とすことになるから。
それと、旧帝大ばかりというコメントがありましたが、旧帝大に行く連中はやはり賢いです。頭の賢い連中の集まりなんだから仕方がないですよ。

この案件は菅さんの勇み足っぽい。
やめとけばよかったのでは。よっぽど思うことがあったのでしょうか??





2020/10/28

混ざってしまう。


 
コロナ禍で時間があるから海外ドラマばかり見ていたら、出てくる人が混ざってしまう。
ブラックリストとエレメンタリーを見て、次にスニーキーピートを見ていたらこの2人が出て来た。「Jennifer Ferrin」と「Desmond Harrington」の2人。僕がもっと若く記憶力があれば、多分もっと沢山の俳優さんについて気付くのだろうけれど、この2人は印象に残っているというか2人とも主役(レディントンとホームズ)の対抗馬(悪役?)の位置でしたから当然か?

2020/10/27

いい国家とは

昔々学生の頃に「財政学」という科目を学んだことがある。その時の先生(日本でも有名な先生だった)が一番理想的な国家とは村の長老みたいな人が一人で国全体のことを理解していて(酸いも甘いも知り尽くしていて)方針を決めることが出来れば最高な国家であるとおっしゃっていたのを思い出した。その次に有効なのが「投票制度」、この制度は一見有効そうだけれど数々の欠点がある云々。
最終的に財政学が民主主義の投票制度の話になったののを思い出した。
国民からお金を集めて「公園」を造る。アップしたのは有名なニューヨークのセントラルパーク。この維持費はニューヨーク市民が負担している??

公園のことを考えるだけでも色々と勉強になる。

「財政学」の講義のイントロで講演の話が出ることが多いらしい。

むかし財政学を学んでいた頃を思い出していたら、ふと「ふるさと納税」のことを考えてしまった。財政の収入のおおもとは税金で安定的に税収がある方が国家は安定した政策を立てられる。税制そのものは意外と(失礼)ちゃんとしたものが多く、中立・公平・公正なものである。それがちょっとずつ歪められていく、誰が歪める、ほとんどが政治家さん達で、自分の得票につながるアイデアが税制を歪めていく。その最近の見本みたいなものが「ふるさと納税」だと思う。(このふるさと納税の張本人は菅総理さんで、いいことをしたと思っているから始末が悪い)
先日の消費税の軽減税率も同じ。あんなもの導入しない方が国としては効率もよく、ひいては国民も得するはずなんですが、目先の2%を訴えるからおかしなことになる。

さらに泉大津の例みたいに、本来ならば市役所で起こさないような事業?(どれだけふるさと納税を集めるか)に奔走するようなおかしな事態を引き起こして、さらに裁判沙汰に。

コロナで時間があるから色々と考えていたら、今の世の中、決していい方向に進んでいないように思える。単純なコロナがということでなく。実に複雑な難しい局面に世界中がなっている。
まずはワクチン。






2020/10/24

大阪都構想から考えること


 僕は大阪市民でないから直接関係ないのですが、一応大阪市に事務所を構えているから関係がないこともないか。
成立したらどう違っていくのかはっきり見えてこない。
ただ、最近選挙がある都度思うことは、年寄りが圧倒的に多くなってきて、投票に行くのは年寄りが多く、若者はあんまり投票に行かない。立候補する人間はおのずから年寄り受けする政策をあげる。
僕も年寄りに属するようになったけれど、この構図はかなり歪んだ世界を作り出しているように思える。
先日、NHKのニュースを見ていたら大阪都構想のことを取り上げていて平野区の住民に意見を聞いていた。反対派ばかり。要は変化が嫌。今のままでいい。年寄りに対するサービスの低下が懸念される云々。見ていて嫌になった。我が身の可愛さオンリー。
判断の基準が今のサービスが低下するか否か?のみとように思えた。
誰も次世代のことを考えていない。よく考えてみたら政令都市の弊害って結構あるんですよね。横浜とか神戸も大阪と同じでないけれど違う構想を模索している。県と市の鬩ぎあいが住民にとって無駄であることは確か。
僕は正直大阪の都構想についてはよく理解していない。ただテレビを見ていて、あの老人の意見が都構想に対しての意見だったのかどうかが甚だ疑問だった。
「もう自分たちが死ぬまではここまましといて」という態度にとれた。
民主主義・投票制度の欠陥が如実に表れていると思う。
ただ、この傾向が20年くらい続いたら、経済も技術も様々な分野で世界のトップにはついていけない国家になってしまっていると思う。
子供には投票権がないように、年寄りにもないようにしたらどうだろう。例えば85歳以上とか。免許も投票権もなくしてもいいように思う。

人口構成のばらつきに対する補正処置を考えないと、若者は日本から出ていく。特に優秀な人材から出ていくような気がしてきた。年寄りばかり乗ったお神輿を担ぐのに疲れてくると思う。(すでに疲れている?)






2020/10/19

近藤等則


 近藤等則さんが亡くなった。
この辺りの音楽はあんまり詳しくはないけれど、昔行きつけの立ち飲みバーのマスター(この人もなかなかの粋な生き方の人でした)から貸してもらったというか強力に薦められて聞いていたことがあった。
1989年ぐらいの話。京都大学出身でJAZZミュージシャン。しかもその後成功されている。日本からアムステルダムへ。生き方が恰好よかった。
その時聞いた音楽はどのCDだったのかは分からない、カセットテープを貸してくれたから。でも、すごいエネルギーを感じた記憶がある。
まだ若いのに残念です。

ご冥福をお祈り申し上げます。

2020/10/10

不思議なつながり




 レコードコレクターズに連載のビートルズが来日した時の記事を書いている宮永正隆さん。この人、ビートルズが来たときまだ小さいのによく調べてはりますといつも思ってました。
歳を重ねるごとに益々詳しくというか奥行が深くなってきて「ビートルズ学」という領域を形成しつつあります。
で、この人っていったい何者と思って調べたらちびまる子ちゃんのさくらももこさんの元旦那さん。
どういうこと??
編集者出身のお方だったんですね。
つぎ、佐野洋子さん、子供が小さかったころ、「おじさんのかさ」という童話をよく読んでやった。「あめがふったら ポンポロロン あめがふったら ピッチャンチャン」懐かしい。
つながりは?さくらももこさんと佐野洋子さんは小学校が同じ、関係がちょっと薄いか??
関係ないけど佐野洋子さんは「鉄腕アトム」の谷川俊太郎さんの元奥さんらしい。
谷川俊太郎さんといえば「鉄腕アトム」しか思い浮かばない僕の頭が実に貧弱ですけど。
それと佐野洋子さんの代表作には「百万回生きた猫」という超ベストセラー童話があります。

2020/10/09

ビートルズ研究???


 コロナのおかげで時間があるので積んである本を読んでいる。
この本は、ビートルズが何時日本に紹介されだしたかを実にまめに調べてあるので、それで中古ですがプレミアがついていたにもかかわらず購入。
イギリスでのデビューが1962年の秋
イギリスで爆発的人気が1963年、この時(1963年の暮れぐらいから)にちょっとずつ記事が書かれているが、所詮イギリスのヒットチャートの1位で、日本ではそれほどインパクトにならず。「イギリスで凄い人気云々」の記事くらい。
1964年の1月に「抱きしめたい」がアメリカで1位、ここから火が付く。2月のエドサリバンショーで視聴率が70%を超え、4月にビルボードの1~5位までを独占という快挙を成し遂げ、あっという間に世界中で知られるようになる。1964年と65年には映画も公開。

1966年の6月に日本にやってくる。この時のコンサートの感想を三島由紀夫、大佛次郎、北杜夫、遠藤周作、野坂昭如・・・という大御所が書いているというか書かされている。自らチケットを買って行ったとは思えない。
感想の記事面白いですよ(全く見当違いな評論が多い)。ファンでもないのに聞きに行かされて(他に聞きたい人がいっぱいいたのに)彼らにとって騒音としか思えないのに訳の分からん文章を書いて、本人の立場を思ったらくだらん仕事だったんだろうとかえって可哀そうに思える。

武道館を使わせるのはけしからん。使わせないように圧力がかかる・・・という面白い記事もある。本気で考えていたみたい。コンサートに行くのを禁止する学校も出てくる。
確か、大阪の高校の女の子は亡くなったような記憶がある。
でもチケット2000円くらいなんですよ。今から考えたら安い。この時期のLPレコード1800円でしたから。
日本にはビートルズの方から来たいということだったようでギャラも破格だったみたい。

当時のことを思い出していたら、ビートルズって別格だっということを改めてを感じた。もうすっかり忘れてしまっていたけれど。僕らにとって鬱陶しかった大人を追い払ってくれた。「お前らはもう古いんや」と思い知らせてくれたように思う。時代を僕らの世代にしてくれた。今ではヒットパレードの記録や売上の記録だけが残ってますが、今もってこれだけのマニア(信者)がいるのは音楽だけでない部分があったのだと思う。こういうのはあとはプレスリーだけのように思う。


2020/10/07

加藤陽子さん


僕がよく読んでいる本の著者(学者)の名前が突然マスコミで取り上げられて驚いている。まあ東大の先生ですから有名といえば有名なんですが、でも主張ははっきりされてますがどちらかといえば地味な存在ではないかなと思ってます。

要は日本学術会議のメンバーに推挙されたのに菅さんが拒否した6人のおひとり。
昨日の菅さんの説明では拒否の理由は全く説明されていないと思う。

はっきりいえば菅さんにとって煙たい人がこの6人なのかな?

菅さんの首相に反対はしないけれど、僕はふるさと納税に関して無意味だと思っているので反対した役人を更迭したという話を昔聞いて、菅さんにあわない人は遠ざける指向の人のように思えるし、どうもマスコミにちらちら書かれているのを見るとそうらしい。

「嫌われたらおられない」・・・あ~こわ。

田中角栄は、昨日の敵は今日の友になりうる路線だった。

なんか墓穴を掘るような気がしないでもない。なんでこんなことにこだわったのか?
今日の役人の答弁をみていてもかなり苦しい答弁だった。

僕は西尾幹二さんの本も結構好きで読みますが、もう今や左右の時代でもなくなっている。今回の人選は菅さんのスタンスと合わない人を外したということは誰でも分かるので、いかに上手に説明できるかが役人と自民党の手腕だと思う。ただ、今こんなことですったもんだすることはなかったと思いますがどうでしょうか。



 

2020/10/06

BLACKLISTの挿入歌



海外ドラマを見ていたら、いろんな曲がちりばめられていてほとんどわからないことが多いけれど、先日から見ているブラックリストのシーズン4で立て続けに懐かしい曲が流れて驚いた。
エピソード5ではなんとストーンポニーズ時代の「悲しきロックビート」がかかってびっくりした。誰のこと??リンダ・ロンシュタットです。
この後ソロになって、アメリカの1970年代の歌姫に、バックに引き連れていたのが、その後のイーグルス。

エピソード6では終わりのところで「ワン」がかかった。スリードッグナイトの歌でなく、オリジナルのニルソンの歌だった。ニルソンは人の歌でナンバー1になって、自分の作った歌は他のアーティストが歌ってナンバー1。何のこと??
「ワン」はニルソンが作ってスリードッグナイトが歌ったものが1位。
ニルソンはバッドフィンガーの「ウイズアウトユー」を歌って1位に。
ブラックリストではニルソンの「ワン」が使われてました。
真夜中のカウボーイも他人の作品です。不思議です。

ニルソンは既にわかくして亡くなっており、リンダ・ロンシュタットも闘病生活です。
リンダの方は、ラテン系のCDとかジャズのCDにもいいものが多く、歌姫時代が終わってからの活動も捨てがたいものがあります。