2019/05/10

THE ZOMBIES & THE MOODY BLUES

リバプールサウンド全盛時に出てきたバンド。
ゾンビーズは1964年に「シーズ・ノット・ゼア」という曲がアメリカのキャッシュボックス誌で1位になってその後もスマッシュヒットを出す。ムーディ・ブルースは「ゴー・ナウ」というヒットで一躍スターダムに。
この2つのグループは結構好きだったので気にかけていた。
まず、ムーディ・ブルースはブルースといいながら、にわかにプログレ路線(今のジャンル分けやったらシンフォニック・ロック?)に舵を取り「サテンの夜」という名作を出す。ビートルズのサージャントと同じ頃なので、両方とも「トータルコンセプトのアルバム」としてよく話題になったけれど、サテンの夜は初めからコンセプトを決めて作ったらしい。
どうもビートルズの方は偶然コンセプトがあるような出来になっちゃいました・・というのが本当らしい。
ゾンビーズのこの「オデッセイ&オラクル」もサージャントバージョンみたいな紹介のされ方をされている記事を見かけるが、これはコンセプトアルバムでないと思うし、時期もちょっと後というか、この時期のゾンビーズはもう鳴かず飛ばずで、音楽を止めて就職しようか??というメンバーもいた時期で、もう最後やと思って作ったアルバムです。
ところがこのアルバムに入っている「ふたりのシーズン」という曲が超大化けして、にわかにメンバー再結成してコンサートやるとかそんな話があった記憶がある。この「ふたりのシーズン」という曲は日本でもテレビのコマーシャルに何回も使われていて、僕はキャノンのコピー機だったかな不思議の国のアリスに出てくるようなウサギが出てくるシーンを今でも思い出す。
出だしの「溜息」が印象深く、イギリス版青江三奈??と僕のあほ友達は言っとりました。
ただ、生き残ったか?という意味ではムーディ・ブルースは見事に次の時代へ・・、ゾンビーズはメンバーのロッド・アージェントは個人的に生き延びた感じがするけど。グループとしてはこのレコードを出して終わったような気がしてる。ただ、「ふたりのシーズン」という誰でもが知っているメガヒット曲があるので懐かしのコンサートで食えているような気がしてます。






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