2020/11/16

EMMYLOU HARRIS & THE BYRDS



 


カントリーミュージックにはほとんど縁がない。
多分その理由は、昔ロック系の理論の主柱だった評論家の「中村とうよう」さんがカントリーはダメだというお墨付きを与えたせいで、僕はカントリーを聞かないようになった…というわけでもないけど、もともと聞く路線でなかったようにも思える。
でもよく考えたら、小坂一也さんなんかはカウボーイの格好して歌ってたからカントリー系の歌も初めは聞いていたように思う。
でも今の音楽雑誌にはほとんど純粋のカントリーミュージックの専門誌は少ないように思います(探せばあるのでしょうけど)。一般の書店ではジャズとかブルースとかヘビメタのは見かけますけど。若いアイドルとカントリーが結びついていることはあっても、それはヒット曲としての扱いで、僕にはテイラー・スイフトやキャリー・アンダーウッドがカントリーだとは思えない。
僕にとってのカントリーミュージックの歌手となるとハンク・ウィリアムズとかになってしまう。でも調べたらもう色んな音楽が混ざってきてるようです。ヒップホップ系のカントリーもあるみたいです。どんな音??
一応僕がまあ聞いてきた中にはカントリーロックというジャンルがあって(あるのかな?)、まあ8ビートに乗ってカントリーらしい雰囲気が出ているもの?を指す。
エミルー・ハリスというものすごく有名な歌手がおられますが、この方がどこのジャンルに収まるお方なのかは僕は分からないけど僕の情報網には時々絡んでくる。調べてみたら純粋のカントリーミュージックの中に入っていないことが多い。
僕には、U2のダニエル・ラノアがらみで、1番上のCDを買った。気に入りました。そしてさらに人脈を調べたら、なんとあの「ロデオの恋人」のグラム・パーソンズが出て来た。ここで出てくるとは。
僕はバーズは5枚目までしか真面目に聞いていなくって、あの「ロデオの恋人」がまるでカントリーと当時のレコード評にあってもので全く無視の態度で50年以上過ごしてきた。
「ロデオの恋人」って、グラム・パーソンズの作品といっていいようなもので、なんでバーズがカントリー??って思っていたから。
もともとバーズって、ボブ・ディランのグループサウンズ版みたいなところがあってそれが売りだった。オリジナルは大丈夫??というころがあって一番才能があったジーン・クラークがすぐやめているし、あのミスター・タンブリンマンもスタジオミュージシャンの演奏でロジャー・マッギンの歌だけが本物?で演奏力はダメらしいとか、結構グループとしては怪しいバンドのように思っていたけれど、5枚目まではそれなりに面白い作品が多く、苦戦しながらなんとかやってますなあ・・という僕の評価だった。
「霧のマイル」とか「マイ・バック・ペイジズ」とか良いです。今でも聞きます。
5枚目までは、お買い得セットがでていて3段目の写真です。
4段目が一応6~10作目?(ライブがないですね)で評価が分かれるところ。
よく考えたら、リーダーだったロジャー・マッギンがよくもろカントリー路線に鞍替えしたもんだと思ってしまう。よっぽどグラム・パーソンズの熱意が強かった??のだろう。
それで、ついに2段目の「ロデオの恋人」を購入しました。
もう聞くことはないと思ってましたが、やっぱり食わず嫌いはあかんと思い、これも僕の精神上の終活の一つ。先入観から聞かずにおいたままの音をきいてみよう・・という昨今ですわ。
それで聞いた。やっぱり僕の趣味ではないなあ。このサウンドが好きな人には多分いいんでしょうね。でもここからイーグルスは連想しにくい。僕はイーグルスにはそれほどカントリーの音源を感じない。
ビートルズにはいろんなジャンルの音が混じるので、カントリー的サウンド(例えばアクトナチュナリーとか)も聞けるのですが、こう連続でいくとしんどいです。
というわけで、長年の聞かずじまいだったバーズの名作の出会いでした。
もうちょっとバックに流してみます。
今の時期こういう音を聴けば、トランプ、白人、田舎、銃を思い起こしてしまう。
「イージーライダー」を思い出す。
アメリカの映画では、映画を作る人は総じてリベラル派が多いから、大体、映画ではアメリカの田舎の超保守的白人はカントリーミュージックを聞いているようなシチュエーションになっている。
ひょっとしたら僕らがアメリカ映画に洗脳されているのかもしれないですけどね。
















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