2021/04/24

コロナ考


 1年以上こんな生活をしていたら色んなことを考え、色んなことが見えてきた。
思いつくままに書きあげてみる。
1.ワクチンの開発は日本が遅れている。
  これは仕方がない。今の日本のやり方ではワクチンは出てこない。
2.病院の運営方法がヨーロッパとは違う。
  結局のところ、この辺りの基礎になる考え方が1と理由に通じるところがあると思う。
      今の日本はコアの部分は「私企業」なんですね。私企業の追求し、獲得した利益の総和が国の利益。したがって私企業はいつ流行るか分からないインフルエンザのワクチンなんか開発していたら、流行らなかったら倒産するから絶対にやらない。
2の病院の経営もベースは民間の私企業(利益を追求する民間の医院)が日本の医療を支えている。このような状況でコロナ患者を受け入れることも経営的に成り立つかどうかを考えざるを得ない。もちろん医者としての使命感から見殺しにはされていないと思うけれど、赤字垂れ流しには出来ない。したがって受け入れには経営の立場からネガティブになって当然。
今回の「コロナ」は「私」の発想をベースとしている国家にはかなり扱いにくい事象だと思うことが多い。
コロナだけに関していえば、中国やロシアのような独裁国家の方が対応が早いのは確か。ただ国民が失っているものは多いけれど。
      
3.店に行くやつが悪い?のであって、開いている店は悪くない
  私権に手を出すのをタブーとしているお上のいびつな考えが出た悪い見本

4.サプライチェーンに対するリスク管理が必要
5.やはり自給自足できないと
6.電気は輸入できない??
7.原発はやはりいるか?
8.周りは海ばっかりだから風力発電には向いている(台風は難儀)
9.政府のやり方(緊急事態宣言、まん防)に批判的な論者に有名人がいる。なるべく読んでいるけれど、ではマスクもせず、今まで通りでいいのと自問自答したらそういう生活をするのは正直怖いですね。
統計的には、我慢していたら収束するからそう怖がらなくてもいいという学者さんの考えが多く、そうかもしれないけれど、統計の話ではなく、自分がかからないようにするにはどうしたらいいかを言ってよ!と思うことが多い。
ヨーロッパ、アメリカより死者数の割合が少ないからと言って、俺がかからんという保証はまったくないわけで、そのあたり無責任な記事をマスコミも載せているといつも思っている。
この1年でマスコミ不信にますますなっている。
まず、政府のやっていることに批判的な意見を数多く取り上げる。そうでないと視聴率が悪いのかな。冷静に考えたらそれほどチョンボはないと思います。代替策があるわけでもない。
自分の国は自分たちで守ることが出来るのかなと思うようになってきた。もっとしたたかな国になっていかないとあかんのとちゃうやろか?

ただ、国力では劣っている?はずのイギリスがワクチンを開発出来て日本はなぜ出来ない??
イギリスの方が軍隊の規模が大きいはず。要は軍隊にお金をもっと使っているはず。
なんか今回のコロナ禍で日本国家の体制のありように疑問が生じております。
右とか左のイデオロギー対立なんかでなく、もっと別の思想を構築すべき時代に来ていると思う。

アップしたのは、スペイン風邪の時の新聞記事、同じようなことを書いてある。
「大清潔法」「口蔽器(マスク)使用の訓令」???すごいですね。ひょっとしたら、出てくるかも。この漢字も凄い「口蔽器」、雰囲気出てますね。口を遮蔽する機器・・なるほど。
この新聞の見出しだけ見ていても、そう防御策は変わらない。進化したのは感染した人の亡くなる割合が少ないのかも。防御はマスクと隔離(集まらない)。



0 件のコメント:

コメントを投稿