2022/04/27

ロシアについて

昔、この本を読んだのを思い出して探すが見つからない。5年くらい前に思い切って整理した時に捨ててしまったのかも。どうしても読みたいので再購入する羽目に。
表紙が変わっているけど、前のが好きだったので昔読んだカバーをアップ。
大抵の方は知っていると思うけど、大黒屋光太夫の話。
気がつけば、前読んだ時はスラーと流した感じの「序章」が面白い。
光太夫以前にロシアの歴史に名前が出て来る日本人
デンベエ
サニマ
ソウザ、ゴンザ
竹内徳兵衛一行
5人?目が光太夫・・・・但し、光太夫までは誰も日本に帰って来ていない

さらに面白いのは、上記の4人(本当はもっと多い)が日本語の先生になって、なんと日露辞典を作っているという点(全員がそうかは詳しく読まないと不明)、さらにロシアの名前に変えてほとんどシベリアで亡くなっている。
さらにさらに面白いのは、例えばデンベエの辞書について研究している人がいることが実に楽しい。

さらに、この本は映画化されていて、当時のソ連?でロケが行われていて、現地の協力で完成されている。実在のエカチェリーナ二世に扮するのは、なんとマリナ・ブラディで実に懐かしい。というのは悪友が「女王蜂」という映画が封切られた時に大騒ぎをしていたから記憶に残っていた。その後ずいぶん経ってから再会ということになる。
それで、マリナ・ブラディのエカチェリーナ二世を見てみたいと思いアマゾンのプライムビデオにあったから見てみる。
もともとマリナ・ブラディはロシア人の血筋が混じっているので全く違和感なく光太夫が日本に帰りたいと嘆願して帰国を許してやるシーンは国際親善の始まりという感じ。
それを考えたら、プーチンという一人に日本とロシアの友好関係はズタズタにされたという気がするね。まあそんな単純なものではないことは分かっているけれど、光太夫の人生を考えたら、何とも言えない複雑な気がした日である。

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