この間の中国の馬軍団をパスしたら、多分この人が一番速かったのではないかといわれているルーマニアのサボー選手。(写真の左・・髪の毛が逆立ってます)日本にも何回か来ております。金髪のきれいな美人選手で人気がありましたが、なんというか時々見せる内に秘められている「キツさ」が、「絶対!このお姉さんほんまはこわいねんやわ」という確信を抱かせるほどその瞬発力は見事なものでした。
珍しく男性の写真です。走り高跳びってみんなこの「背面跳び」で跳びますが、昔はこんな跳び方はなかった。ベリーロールとかいう正面から跳ぶ方法ばかりだった。ところが突然この「フォズベリー」という当時大学生だったアメリカ人がこの背中から跳ぶ跳躍方法を考案して、メキシコオリンピック(1968)に出てくる。このフォズベリーだけが背面跳びであとは正面から跳ぶ方法である。結果はフォズベリーが金メダル。1972のミュンヘンではほとんどの選手ががフォズベリーの背面跳びになっていた。
先ほど世界陸上ベルリン大会が終わりました。やり投げで日本人がメダルを取るなんて想像もしたことのない快挙が起こった。
この人はsanthi soundarajanさんといって2006年の第15回アジア大会(ドーハ)で女子800m競争で銀メダルを獲得したはずだったお方である。ところが例の性別チェックで女性ではない(では男か?という断定はされていないみたい)ということで銀メダルを剥奪された可哀想な人である。
ドレクスラーの東ドイツの時代の写真。白黒なのがかえって時代をしのばせる。一番に気がつくのが「わきの毛」(というか最近はむだ毛?)である。昔、共産主義国家のスポーツアスリートの女性はわきの毛を剃っているのは「資本主義」に汚染されているからであるとかなんとかの理由で自然のままでおられて、勝利の後は堂々ともろ手を上げて万歳をしていたように思う。ところが最近ではこんな姿は記憶になくなってしまった。全ての国が資本主義に汚染されてしまったのである。
前述のヤルミラ・クラトフビロバの一番有名な写真はこれらしい。もうこれがドーピングの証拠だと言っている人も大勢いる。ジョイナーと双璧だと言われればまあそうだと思ってしまうような立派なお体です。 日本の陸上ファンの目に留まることが可能だったのはモスクワ五輪の400mで銀メダルを獲得しております。金メダルはあのマリタ・コッホ(今も世界記録を持っている)です。多分この時しかテレビでお顔を見れなかったかも・・・と思って調べてみたら、第1回の世界陸上で400mと800mで金メダルを獲得してます。1983年ですね。僕はこの時それほど一生懸命見ていなかったので悔やまれます。女子の槍投げのフィンランドの女の子(金メダル獲得)しか記憶に残ってません。これほどメジャーになるか当時は半信半疑だったですから。
この人はヤルミラ・クラトフビロバといってチェコスロバキアの中距離ランナーです。今も800メートルの世界記録を持っています。1983年樹立、以来26年間破られず。そんな記録が多いなあと思って、陸上の世界記録の樹立された年を調べたら、1980年台から95年あたりまでの記録が多く、アメリカのジョイナーを除いてソビエト、東欧共産圏、そして中国の選手が圧倒的でしかも女性が多い。
今ローマで世界水泳をやってます。2年に一度の開催になっているので、大抵のスーパースターはテレビで見ることが可能である。昔はオリンピックだけだったので、一度も見ることがない幻のスーパースイマーがいたように思う。今回アップしたのは「shirley babashoff」さんといって決して幻のスイマーでないけれど、ドーピングやりまくりの東ドイツ勢のために銀メダルばかり集めてしまった有名なアメリカのトップ・スイマーです。ミュンヘン(1972)とモントリオール(1976)の時代です。